たるんできた涙袋を引き締めたい!トラブルの原因を知り正しいケアを
ふと鏡をのぞいたときに、目の下がたるんできたように感じたことはありませんか?急に老けたような顔に感じられると、なんとかしたいと思いますよね。お化粧でごまかそうとしても、どうにもならないのが涙袋のたるみではないでしょうか。そこで、涙袋がたるむ原因や改善方法をご紹介します。
なぜ涙袋がたるんできたの?その原因とは
そもそも涙袋が大きい人はたるみやすい
そもそも涙袋とは、下まぶたに沿ってできる膨らみのことで、眼輪筋(がんりんきん)という目の周りの筋肉の一部です。「涙堂(るいどう)」とも呼ばれていて、眼輪筋が発達している人は涙袋が大きくなります。
目元の周りの皮膚はほかの部分よりも薄く、皮下脂肪や皮脂腺が少ないのでお肌の張りを保ちにくい部分です。水分を保つ力も弱いため、顔の中でも最も早く老化が始まるといわれています。
まばたきの回数が減り目の周りの筋力が低下
眼球の周りには脂肪があり、クッションのように眼球を守っています。眼輪筋は、目の周りにある脂肪が前に出てこないように抑える働きをしているのです。
眼輪筋が衰えてくれば、目の周りの脂肪が前に出てしまうのは当然でしょう。特に眼の下にある涙袋の皮膚は薄いので、眼輪筋の衰えが強く表れてたるみが目立ってしまいます。
眼輪筋の衰えは、まばたきと関係しているようです。スマートフォンやパソコンを使用する頻度が高いとまばたきの回数が減り、眼輪筋が衰えて涙袋がたるみやすくなります。便利なスマートフォンやパソコンですが、涙袋がたるむ要因となるので使い過ぎには気をつけたいですよね。
涙袋ではなく加齢によるたるみの可能性も
体全体のお肌と同じように、下まぶたの中にもコラーゲンやヒアルロン酸があります。年齢を重ねていくと、どうしてもコラーゲンやヒアルロン酸の量が少なくなってお肌の張りがなくなり、下まぶたがたるんでしまうのです。
また、眼球を支えている「じん帯」の力が衰えることで下まぶたのあたりがたるむこともあります。じん帯が衰えると眼球の重さが目の周りの脂肪に影響し、まるで涙袋のように下まぶたのあたりが膨らんでしまうのです。
実践してみよう!たるんだ涙袋の改善方法
お肌が乾燥しないように目元の保湿
目元を保湿する前に、お肌を清潔な状態にしておくことが大切です。クレンジングでメイクをしっかり落としてから、ていねいに洗顔します。
お肌が清潔な状態になったら、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が配合された美容液を使ってケアするとよいでしょう。目の周りのお肌はデリケートなので、美容液をのせる感覚で優しくお肌に馴染ませていくことがポイントです。
家事に育児に何かと忙しいママですが、毎日のケアが大切ですよ。
ケアにつながるような食生活を意識しよう
涙袋をたるませる食べ物には、揚げ物や炭酸飲料、お酒などが挙げられます。特に、砂糖や油が多く含まれている食べ物の摂取には気をつけた方がよいようです。
糖はタンパク質や脂質と結びつくと、老化を促す物質を作り出すことがわかっています。血糖値が上昇することで、コラーゲンも破壊されてしまうのです。
また、サラダ油やごま油などを摂りすぎると、お肌の乾燥を引き起こしてしまいます。ドレッシングを使うときには、オリーブオイルに変えると涙袋のたるみを予防できますよ。
日々におけるママの生活習慣も見直そう
紫外線や空気の乾燥は涙袋のたるみに関係しているので、外出するときにはUVカットのメガネを掛けたり目薬を利用したりするとよいでしょう。何気なく目をこする習慣のある人は、改善したいですね。
スマートフォンやパソコンを多く利用して目の疲れを感じたときには、ホットタオルで目の周りを温めると血流がよくなって眼輪筋の緊張が緩和されます。
疲労や寝不足が続くと、目の周りの血流が悪くなってしまいます。日ごろから十分な睡眠時間と質の良い眠りを確保できるように工夫したいですね。
忙しいママもできるたるみ解消エクササイズ
目の周りの筋肉を鍛えてみよう
まず、正面を向いて両目をしっかり開きます。次に8の字を描くようにゆっくりと眼球を動かしましょう。眼球の回転方向を変えて、それぞれ5回ずつ実施してくださいね。
入浴後の「眉毛を上げるエクササイズ」も効果が期待できます。正面を向いたままできる限り目を細め、眉毛を上に上げた状態で10秒キープするエクササイズです。
中指と人差し指を目頭と目尻に優しく置き、白目になるように眼球を上に移動する「ピースエクササイズ」も簡単にできます。目を細めた状態で、10秒キープしてくださいね。