妊娠35週ごろの赤ちゃんの成長は？ママの体の変化と気をつけること

2019,11,7 更新

破水かもしれないと思ったら病院へ連絡を

妊娠35週ごろは「破水」にも気をつけましょう。破水とは、赤ちゃん包んでいる卵膜が破れて羊水が外に流れ出ることをいいます。通常は陣痛が来て子宮口が全開となったときに起きる「適時破水」や、陣痛は来ているものの子宮口が全開になる前に起きる「早期破水」が多く、赤ちゃんが十分に成長し正期産に入っていれば心配はいりません。

しかし、陣痛が来る前に破水が起きる「前期破水」は注意が必要です。前期破水が起きると膣から細菌が入り込み、ママや赤ちゃんが細菌感染をしてしまう恐れがあります。そのためできるだけ早く病院で適切な処置を受けることが肝心です。

破水は人によって尿漏れと区別がつきにくいものもあるので、判断に迷ったら病院に相談しましょう。

無理はせず適度な運動と入院準備をしよう

臨月に入ると赤ちゃんが下がって来て、ママは今よりもっと動きにくくなります。そのため、今のうちにお産に向けて準備を整えておきましょう。

お産は体力を必要とします。妊娠経過が順調でママも体調がよければ、適度な運動をしてお産に向けて体力作りをするのもよいですよ。ゆっくり近所を散歩したり、安産体操をしたりすると気分もリフレッシュできますね。運動中にお腹のはりなどを感じたら、無理せず体を休めましょう。

また37週以降はいつお産が始まってもおかしくありません。いざというときに慌てないためにも、入院準備もしておいてください。すぐ持ち出せるようにバッグにまとめて、パパにもわかるように取り出しやすいところに置いておきましょう。

まとめ

妊娠35週ごろになると、お腹の赤ちゃんもママの体も徐々に出産のときに向けて準備を整えてきます。今まで元気に妊娠生活を送ってきたママでも、妊娠35週ごろからお腹のはりや頻尿、貧血など様々な症状に悩まされてつらいという人もいるかもしれません。そんなときは無理せずパパや周囲に助けを求めて、ゆっくりと体を休めてくださいね。

またお腹の赤ちゃんの様子に耳を傾けるのも大切です。心配なときは迷わず病院に相談しましょう。赤ちゃんにもうすぐ会える楽しみを胸に、残りの妊娠生活を乗り切れるとよいですね。