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冬の乾燥はいつまで続く?冬の乾燥の原因と子どもを守る対策方法とは

冬の乾燥はいつまで続く?冬の乾燥の原因と子どもを守る対策方法とは

冬は肌の乾燥が気になる季節ですね。ママだけでなく、赤ちゃんの肌もカサカサが気になりはじめ、肌荒れ対策も必要になってきます。冬だけの乾燥と思われがちですが、実際はいつまでケアをし続ければよいのでしょうか。冬に気になる乾燥の原因と子どもの肌を守るケア方法をご紹介します。

冬の乾燥はいつまで?乾燥の原因と影響とは

冬は空気中の水分量が少ないため乾燥する

冬に乾燥することはなんとなく分かっていても、その理由については深く考えることは少ないかもしれませんね。冬に天気予報をみていると「西高東低の気圧配置」という言葉をよく聞きます。

気圧の高低の幅が大きいほど風が強く吹き、西高東低は西から東に風が吹くことを示しています。日本の西側にあるシベリアの冷たい風は大雪を降らせるため、日本海側から太平洋側に吹くころには非常に乾燥しています。

また、気温が低いと空気中に含むことができる水分量が少なくなるため乾燥しがちです。そのまま気温を上げても空気中の水分量は変わらないため、さらに乾燥することになります。

室内で暖房を使うときは、空気中に水分を補給しながら温度を上げられるかがさらなる乾燥を避けるポイントです。

冬が終わっても春先まで乾燥した気候が続く

冬の乾燥といっても、実際はいつまで続くものなのでしょうか。一般的に冬というと12月から3月までの期間くらいを想像する方も多いようで、シベリアから来る乾燥した風の影響は確かに3月ごろには終息をむかえます。

しかし、次に来る「揚子江気団」が暖かくなっても空気を乾燥させてしまいます。3月に入っても寒さが続けばエアコンの暖房を使うことも多く、家の中の乾燥も続きます。

春の訪れを告げるといわれる強い風「春一番」は肌表面から水分を奪っていきますので、肌のカサカサも継続。さらに紫外線も増えてくるので、肌へのダメージからの乾燥にも注意が必要です。

このように冬が終わっても乾燥した気候が続きますので、乾燥対策として肌を守る保湿ケアが必要です。

冬の乾燥が肌荒れや体調不良の原因に

乾燥が肌に与える影響はとても大きく、カサカサするだけでなく女性の大敵であるシミやシワ、たるみなど老化を早める根源にもなっていきます。肌の乾燥は肌のバリア機能も低下させるので、肌荒れなどのトラブルも多くなりがちです。

また、冬に多くなる風邪やインフルエンザなどのウイルス感染も空気の乾燥が関係しています。これらのウイルスは乾燥した空気の中では浮遊しやすく、インフルエンザウイルスは湿度が低いほど生き残る確率が高くなります。

ウイルスの侵入を防ぐ鼻や喉の粘膜も、空気が乾燥していると渇いてきます。粘膜が十分に機能しないと免疫力が下がるため、ウイルスの侵入を許し風邪をひくなどの体調不良を引き起こしてしまうんですね。

冬の乾燥を乗り切るための室内環境の整え方

室内では加湿器を使い適度な湿度を保つ

冬の乾燥を防ぐためには加湿をしっかり行うことが大事です。外出中には難しいですが、家の中では加湿器を使って適度な湿度を保ちましょう。

冬に湿度が低いといわれるとき、湿度は大体20~30%ほどになっています。人にとって最適といわれる湿度が50~60%ですので、いかに低いかが分かりますね。

最適な湿度は、インフルエンザなどのウイルス対策としても有効です。ただ、湿度が60%を超えてしまうと今度はジメジメ、空気の循環が悪いところに湿気がたまるためカビの繁殖が進んでしまいます。

加湿器の性能や使い方によっては湿度が高くなりすぎる場合がありますので、こまめに湿度をチェックして最適な湿度をキープするように心がけましょう。

加湿器がない場合は洗濯物の部屋干しが有効

加湿器がない場合は洗濯物の部屋干しを推奨します。雨の日の部屋干しと違って、乾燥したところに干すので意外としっかり乾きますし、乾かす間に部屋の加湿ができるので一石二鳥です。

エアコン暖房を使っている場合は、その風が当たるところに干すことでエアコンの乾いた風を加湿することができ洗濯物の乾きも早くなります。洗濯物が乾いてしまうと加湿効果はなくなりますので、こまめに洗濯をしたり、濡らしたバスタオルをいつも干したりしておくとよいですね。

水蒸気も空気に水分を与えますので、鍋料理やスープを作ったり、やかんでお湯を沸かしたりするだけでも湿度は一気に上がります。室内温度も上がり身体も温まりますので、これも一石二鳥の方法ですね。

空気を乾燥させない暖房器具を選ぶ方法も

エアコンの暖房を使って、喉がイガイガした経験はないでしょうか。暖房器具の中でも、エアコンは部屋の空気を乾燥させやすい特徴があります。

最近では加湿暖房ができるエアコンもありますが、物が燃えるときには水蒸気が発生することから石油ストーブやガスストーブの方が空気が乾燥しないといわれています。ですが、火が出たりやけどの可能性があったりする暖房器具は赤ちゃんや子どもがいる家庭では注意が必要ですね。

そこでいま人気があるのがオイルヒーターです。電気でオイルを温めて循環させることで部屋を暖めるので、空気を乾燥させることもなく、子どもが素手で触ってもすぐにやけどをするような熱さにはなりません。

就寝時や子ども部屋で使うのに最適ですね。

冬の乾燥から子どもを守るための対策とは

肌着の生地は綿素材を選び肌荒れを予防する

子どもの肌は乾燥に弱く、カサカサしだすとかゆみが出るため我慢できずにかきむしってしまうなど大人以上に肌荒れが進んでしまうことがあります。そのとき、肌に刺激があるとかゆみも増すため、肌着や下着は綿100%素材のものを選ぶようにしましょう。

綿素材は肌に優しく、吸湿効果もあるため、汗をかいても肌がベタベタせず、汗によるかゆみやあせもなどの湿疹も防ぐことができます。ただ、肌に汗の成分が長時間残っているのはよくないので、汗をかいたらこまめにふく、着替えるなども忘れずにしましょう。

また、敏感肌の子どもの中には洗濯で使っている洗剤や柔軟剤などの成分に刺激を受けて肌荒れをする場合もあるので、素材だけでなく洗い方にも注意してみましょう。
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