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幼児期の放任主義で子どもはどう育つ?正しい知識や関わりのポイント

幼児期の放任主義で子どもはどう育つ?正しい知識や関わりのポイント

どんな感じ?放任主義で育った子どもの特徴

好奇心旺盛で自発的な性格

放任主義とは反対に「勉強しなさい」「遊んではいけません」と、親からの干渉を受けて育った子どもは、成長すると「ルールには従うけれど、指示がないと動けない大人」になりがちだといわれています。

一方、放任主義で育った子どもは命令や強制を受けず自主性を尊重されて育つので、自分で考えて自分で行動する能力が育ちます。

また、反社会的なことや命に危険がない範囲であれば行動の制限を受けることもないので、さまざまな方面に興味を持ち、試してみようという好奇心旺盛で積極的な性格になるといわれています。

失敗したときも「自分で選んだことだから」「自分の責任だから」と考え、後悔するのではなく前向きに対処法を考えることができますよ。

自由で気まま、マイペースな性格

放任主義で育った子どもは、放任主義ではない家庭で育った子どもに比べると自由で気ままな性格、マイペースな性格になることが多いといわれています。

旅に出たいと感じたらすぐにチケットを手配する、音楽に興味を持ったらすぐにギターを購入する、映画を観たいと思ったら1人でも映画館に行くなど、自分の時間を自由に使うことにためらいがありません。

しかし、ルールを守ることを強いられずに育つため、ルーズな性格になりがちな傾向があります。例えば、「早めにやって欲しい」といわれている仕事を、締めきりギリギリになるまで手を付けないということもありがちです。

放任主義で育てるときは、自主性と同時に責任感も育てていきたいですね。

愛情不足で寂しく感じることがある

放任主義ではない家庭では、ママやパパが子どもに対して「早く寝なさい」「野菜を食べなさい」など、さまざまな行動に口を出して干渉します。

しかし、放任主義の家庭では親が子どもの行動に干渉しないため、子どもは「どうしてほかのパパやママのようにいってくれないのだろう」と疑問を感じます。

子どもにとって親の干渉は「うるさい」と感じる一方、「健康のため」「成長のため」を思っての干渉は一つの「愛情」です。

放任主義を選ぶパパやママは子どもへ愛情が少ないということではありません。しかし、干渉されないことで子どもが寂しさを感じてしまうことがありますので、ルールを破ったときは諭す、子どもの話に耳を傾けるなど、しっかり愛情表現をしてくださいね。

まとめ

放任主義の子育ては、方法を間違えると「育児放棄」に繋がりやすいほか、愛情不足だと感じた子どもが寂しさを抱えてしまったり、問題行動を起こしてしまったりする可能性もあります。

しかし、自主性を尊重することで自立心や自発的な性格、旺盛な好奇心や行動力を育てることもできますよ。

責任感やルールを守ることの大切さをしっかり伝えることができれば、放任主義のプラス面を引き出すことができますので、よい面を上手に取り入れることができるとよいですね。
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