産後ママに薬膳メンテナンスのすすめ。体と心を癒す「食」のコツ
激しい陣痛を経て、痛い思いをして、やっと会えたかわいい赤ちゃん。かわいくてずっと抱っこしていたいけれど、現実はなかなか大変!今回はそんなママに贈りたい、今話題の「薬膳」の考え方から選ぶ、産後ママにピッタリの、心と体を癒してくれる食材や使いまわしもできる簡単レシピをご紹介します。
ママに起こった産後の不調を薬膳で解消へ!
出血や母乳育児で貧血になりやすい
目に見える出血ではなくても、ママの血液は失われていきます。
中医薬膳学では、このような状態を血虚(けっきょ)の状態と言い、文字通り、血液が不足している(=貧血)の状態を表しています。
血液を増やす働きがある食材には、下記のようなものがあります。
→黒豆、アーモンド、カシューナッツ、黒ゴマなど
・野菜・果物類
→枝豆・きくらげ・金針奈・小松菜・しめじ・にんじん・ほうれんそう・よもぎなど
・魚介・海藻類
→あさり・いか・鯵・いわし・牡蠣・かつお・しじみ・たこ・ひじき・ぶり・
まぐろ・ムール貝など
・肉類
→あいがも・牛肉など
さらに、母乳として出ていく水分も補給しなければいけませんが、飲み物には、甘いジュースやカフェインが含まれるコーヒー、紅茶ではなく、温かいほうじ茶や常温のミネラルウォーターがおすすめです。
- 貧血に効く薬膳レシピ「あさりとひじき、黒豆のご飯」
体力を消耗して疲れやストレスを感じている
「気」を補い、体力を回復するためには、下記のような食品が効果的です。
→赤米・うるち米・玄米・もち米・さつまいも・じゃがいも・やまいもなど
・豆類
→大豆・枝豆・そら豆など
・野菜・果物類
→アスパラガス・えんどう・カボチャ・とうもろこし・マイタケ
さくらんぼ・桃・ぶどうなど
・魚介・海藻類
→あなご・いわし・うなぎ・えび・かつお・鮭・サバ・たこ・鱈
ひらめ・ぶり・まぐろなど
・肉類
→牛肉・鶏肉など
鶏手羽と野菜の煮込み
冷え性ママは要注意!体を温めよう
赤ちゃんが泣き止まない理由が、ママの冷たい手だったということもあります。体を温めてくれる食材を多めに、冷やす食材は少なめに取ることを心がけましょう。
→鶏肉・ラム肉(羊)・えび・いわしなどの青魚・大葉・かぼちゃ
しょうが(じっくりと加熱したもの)・ねぎ・よもぎ・など
・体を冷やす食材
→小豆・きゅうり、トマトなどの夏野菜・アサリ・昆布・わかめなど