
幼児期の積み木遊びはよいこといっぱい!年齢別積み木の選択と遊び方
年齢別に適した積み木を選ぶポイント

【赤ちゃん】口の中に入れても安心な素材
まず、手に届く範囲のものはなんでも手につかんで口に入れてしまう赤ちゃんには、天然由来の「お米の積み木」がおすすめ。以下のような、赤ちゃんの発達を促す効果が期待できますよ。
- 「かじる」「なめる」ことでものの形や質感、重さ、固さなどを知る
- 「たたいて音をたてる」「音の鳴る積み木をふって遊ぶ」「積み木同士をカチカチと打ちあわせる」ことで聴覚を刺激し、にぎる力を育てる
- 歯がためとして使える
【1~2歳】数が少なく大き目な積み木
最初のうちは6〜10ピースほどで「積み上げる」「並べる」「積み上げたものを崩す」といった、積み木遊びの基礎を学ぶとよいですよ。次第に、積み木の数を増やして高く積めるか挑戦したり、手先を器用に使いながら集中力やバランス感覚を育てる遊びへと発展させたりすることもできます。
見たて遊びを楽しめるのもこのころ。建物、橋、花、車、食べ物などに見たて、発想力や想像力を育てることができます。色つきの積み木より、天然木の白木の積み木のほうが想像力を豊かにふくらませられるようです。
【3~5歳】数を増やして想像力を育む
子どもの能力やレベルに合わせて100ピース、200ピースと増やすことを考えると、追加購入しやすい積み木を選ぶとよいでしょう。同じ基尺の直方体の積み木を買い足すと遊びの世界が広がりますよ。
親子で一緒に見たて遊びを楽しみながら子どもとイメージを共有し、その世界観をさらに広げたり、子どもの集中力を高めたり、数学的な発見を促したりしながら、子どもの成長に合わせてさまざまな遊び方をしていくとよいでしょう。
家族みんなで楽しめる積み木の遊び方

高さを競ってひたすら積み上げる
積み木をつかみ、積み、はなすという一連の動作をするには、手先を器用に使ってバランスよく積むことが大切ですよね。乳幼児健診で手先の運動をみるときにも積み木はよく用いられていますが、「いくつ積めるか」だけでなく、「三つ積んでみようか」ということばかけにどのように反応するか、積めたときの表情などもチェックしているのだとか。
健診のために、というわけではありませんが、積み木遊びに親しんでおくことは大切です。高く積み上げていくという単純な遊びを通して、家族で達成感やうれしい気持ちを共有し、親子関係の土台づくりをすることができますよ。
自分たちのお城や町を作る
最初はシンプルだった町に、お気に入りの人形や車、電車のおもちゃが登場したり、普段利用しているお店や公園が再現されたり。子どもはその町の中で車や電車を走らせることを楽しみ、パパやママがお城などの複雑な建物をつくるとさらに盛り上がってくれることでしょう。
すでに道路や町の絵がかかれたプレイマットなどとは違い、一から自分の創造力を駆使して作りだした町やお城には、子どものさまざまなな世界観がこめられていることでしょう。親子で町づくりをすることで、そのイメージを共有して広げる楽しさを味わうことができますよ。
ことばを覚えながら遊ぶ
- 色→赤、青、緑など
- 形→三角、四角、丸など
- 数(かず)→積み上げたときに一緒に数を数える
- 直線、カーブ、円→ドミノたおしでまっすぐに並べる、カーブをつける、円になるよう並べる
また、ひらがなを覚えてほしいときにおすすめしたいのが「ひらがな積み木」です。ひらがなやものの名前、数字、色などを、積み木で遊んでいるうちに自然と勉強することができますよ。
まとめ
シンプルなおもちゃではありますが、そこに子どもの自由な発想力が加われば遊びの世界は無限大です。お子さんの一人遊びも可能ですが、親子で遊べばさらにその魅力に取りつかれるでしょう。
ここで紹介したものを参考に、お子さんと一緒に積み木遊びを楽しんでくださいね。