赤ちゃんの髪の毛が立つ理由は?髪の生え方や静電気に関係あり
赤ちゃんの髪質や量には個人差がありますが、生まれてからしばらくすると髪の毛が立つ赤ちゃんがいます。何度直してもふわっと立つので、理由が分からず不思議に思うママもいるようです。髪の毛の生え方や静電気が関係しているといわれますが、実際はどうなのかを見てみましょう。
赤ちゃんの髪の毛が立つ理由は髪質と静電気
髪の生え方や髪質、静電気が関係している
その理由の一つとして、髪の毛の生え方やつむじの位置が関係しているといわれています。髪の毛の生え方は生まれながらに決まっていて、髪の毛が上に向かって生えている赤ちゃんは立っているように見えやすいのです。
また、生まれてくる赤ちゃんの胎毛とよばれる産毛も原因の一つです。赤ちゃんの産毛はとても柔らかく、水分量が少ないので乾燥気味です。そのため静電気が起こりやすく、髪の毛が立ってしまうのです。
どちらの場合も、ときが経つと落ち着いてくるので心配しなくてよいですよ。
母乳の影響だという噂もあるが根拠はない
赤ちゃんは母乳やミルク、または混合で育ちます。栄養を摂取する方法は様々ですが、いずれの方法にも髪の毛が立つ赤ちゃんと立たない赤ちゃんが存在します。
また、ある研究によると栄養状態がまったく違う地域に住むママたちの母乳を調べた結果、母乳の成分がほぼ同じであることがわかっています。このことから、母乳の質が赤ちゃんの髪の毛に影響しているとは考えにくいですね。
母乳育児を頑張っているママは、噂は関係ないので安心してくださいね。
髪の毛が立つ決定的な理由はわかっていない
さらに、赤ちゃんの頭が布団やママの衣類に触れる機会が多いので、静電気が起きやすくなることも原因のようです。
また遺伝的な要素があるのではないかともいわれています。ママやパパが赤ちゃんのころ、髪の毛が立っていなくても、おじいちゃんやおばあちゃんからの隔世遺伝かもしれません。
いずれの場合も髪の毛が伸びたり、生え変わったりするうちに少しずつ落ち着いてきますよ。
赤ちゃんの立った髪の毛を直す方法
ヘアバンドや帽子で優しく抑える
どうしても気になるママは、立っている髪の毛を優しく抑えるように、赤ちゃんにヘアバンドをつけたり、帽子をかぶせたりしてみると、一時的ですが赤ちゃんの髪の毛が落ち着きますよ。
また赤ちゃん用のヘアバンドや帽子もおしゃれなデザインが増えています。立った髪の毛を隠すだけではなく、赤ちゃんのおしゃれアイテムとしても楽しむことができますね。
ただ赤ちゃんの頭皮はデリケートなので、赤ちゃんの負担にならないように気をつけましょう。
潤い重視のシャンプーに変えてみる
髪の毛が乾燥すると、絡まりやすくなったり静電気が起きてパチパチと音がしたり、痛みを感じたりして赤ちゃんにストレスがかかります。保湿力があり、髪に潤いをあたえるベビーシャンプーや、シャンプー後のトリートメントなどを取り入れてみましょう。頭を洗った後の赤ちゃんの髪の毛がしっとりまとまるとよいですね。
また赤ちゃんの頭皮はデリケートで傷がつきやすいので、シャンプーのしすぎや、洗浄力が高い大人のシャンプーの使用は避け、低刺激シャンプーで優しく洗うようにしましょう。
ここぞというときに使いたいベビーオイル
ママが髪の毛を落ち着かせたいときに、ヘアオイルを使ったことはありませんか。赤ちゃんの場合はベビーオイルを使って、髪の毛を一時的に落ち着かせる方法があります。
少量を手に取り赤ちゃんの髪の毛につけると、しっとりと潤いオイルの重みで髪の毛が落ち着くでしょう。また静電気の予防にもなりますよ。
ただしオイルのつけすぎは、赤ちゃんの頭がベタベタになったり、オイルで光ったりして、見栄えがよくないので気をつけましょう。