幼児期の自然体験が大切な理由。自然体験の効果や親子で楽しむ方法
みなさんは、子どもの遊びに「自然体験」を取り入れていますか?自然の中で遊ぶことはテレビやゲームなどでは味わえない、生きた経験をすることができるものです。今回は「自然体験」から得られる効果や親子で楽しむ方法などをご紹介したいと思います。ぜひ親子で自然体験をしてみましょう。
知ってほしい!自然体験のねらいや効果
現代の子どもたちは自然体験が不足している
ではなぜ自然体験が不足してきているのでしょうか。原因の一つとして、室内遊びが昔より充実しているということが挙げられます。近年ではテレビやゲームなど、外へ出なくても子どもの興味をひく遊びが数多くあります。そのため、わざわざ外で遊びたいと思わなくなってしまっている可能性が考えられるのです。
最近では虫を触ったり泥んこになって遊んだり、自然を実体験する機会そのものが減っているといえるでしょう。
子どもたちの生きる力を育むことがねらい
このように自然体験は、心や体を鍛えるためにほどよい負担や刺激を与え、「生きる力」の基礎を育むことができるものといえるでしょう。
また実際に五感を使って体験することは、脳の活性化によい影響をおよぼします。さらに幼児期に直接体験して得た感動は、子どもの感情を作る基礎となり情緒豊かにしてくれるのです。
幼児期の自然体験はこんな効果がある!
たとえば、
- 様々な生き物と実際に触れ合うことで、命の大切さを学べる
- 身体能力の向上
- 行動力、創造力が身につく
- 自然を身近に感じ大切に思う心を育てる
- 危機管理能力が身につく
自然に触れ、命などを感じる機会を持ってみてください。言葉では理解が難しいことであっても、きっと子どもは自然と触れ合う中で、数多くの学びを得ていることでしょう。
親子で楽しめるおすすめの自然体験を紹介!
遠出しなくてもOK!虫取りをしてみよう
近くの街路樹や、公園の草むらに目を凝らしてみましょう。蝶やバッタなど見つけられるかもしれません。また石の下を覗いてみれば、ダンゴムシなどを発見するかもしれません。きっと子どもはダンゴムシやアリだって、立派な虫として興味を持ってくれることでしょう。どんなに小さな虫にも命があり、一生懸命生きていることを感じてくれるとよいですね。
虫が苦手なママは、リアクションに気をつけましょう。ママが極端に嫌がってしまうと、子どもも苦手になってしまうことがありますよ。
食べ物を収穫できる!農業体験
農業体験の方法は様々です。ツアー会社から「体験プラン」として農業体験ツアーが出ていたり、「レンタル農園」などで、野菜を育てる畑を貸し出ししているところがあったり。また一から農業体験をするか、収穫だけ体験するかなども選べます。
最近では、お出かけサイトなどで農業体験特集が組まれるほど人気が出てきているようです。気になる方は、一度チェックしてみてくださいね。
たくさんの自然体験が味わえるキャンプ
またキャンプは自分でテントを張り、食事を作る必要があります。作業を大人だけで進めてしまわず、子どもと一緒に行ってみましょう。自分たちが生きるために必要な「住む場所」「食事」を作ることの大変さや、できたときの達成感は、子どもをたくましくしてくれるものです。
キャンプは自然の中で行うので、自己管理が大切になります。安全には十分気をつけて楽しみましょう。