4歳児の食べ方の特徴と悩みは?工夫して食事マナーを教えよう
保育園や幼稚園に行って、集団生活にも慣れてくる4歳児。家での食事の様子を見ていると、「給食やお弁当の時間は大丈夫かな?」と心配になることもありますね。4歳児の食べ方にはどんな特徴があって、どんなところに気を付けて食事マナーを教えたらよいか調べてみました。
4歳児の食べ方の特徴と食事の悩み
ひとりの力で食べられるようになってくる
小さな食べ物をこぼしたり、落としたりすることも多いですが、上手にスプーンやフォークを使って、食べ物を口に運ぶことができるようになります。ママも、子どもがいつも手づかみで食べるような形状の食事は卒業して、大人と同じような献立でも大丈夫になってくるのを感じているはずです。
まだ口が小さいので食べ物は小さめにカットしてあげるなどの工夫は必要です。好き嫌いもはっきり出てくる時期なので、ママは色々なものを食べてもらうのに苦労しますね。
まだお箸がうまく使えない
このころに子ども用のお箸を用意して、家でも練習してみると早く使えるようになるかもしれません。ただし、自分でやりたいという自我が強い時期でもあるので、ママが教えるお箸の使い方を素直に聞いてくれないこともあります。
最初は正しい持ち方にこだわらなくても、根気よく教えていくうちに直るものです。集団生活の中で、友だちや先生のお箸の使い方を見て自然と正しい使い方ができるようになる場合もあります。
使い始めは上手にお箸を使えなくて当然なので、毎日使うようにしてみましょう。
食べることよりテレビや遊びに興味がある
また、お腹がしっかり減っていないことでも食事に集中できず食べるのが遅かったり、食べこぼしたりする原因になります。テレビやほかの遊びに注意がそらされている場合もあるので、落ち着いて食べることに集中できる環境を用意しましょう。
静かすぎると落ち着かないという理由から、テレビをつけっぱなしにして食事をする家庭も少なくないようですが、その代わりにママが子どもに話しかけるなどして明るい雰囲気を作ってみてはいかがでしょうか。
4歳になって覚えたい食事のマナー
お箸の持ち方は毎日コツコツ練習する
大事なのは、まずママが正しくお箸を使っているかチェックすることです。「ママも練習しよう」と、子どもと一緒に取り組んでみましょう。
正しいお箸の持ち方を学んでも、実際に使えるようになるには時間がかかります。お箸を使う指先の動きは複雑で、力の入れ加減も微妙な変化が必要です。
お箸の練習、上達のためのゲームを行ってもよいですが、毎日の食事で使うのがやはり効果的ではないでしょうか。使い慣れないうちは食事の最初にお箸を使用して、疲れたらスプーンやフォークに持ち替えてもよいでしょう。
食事前後の手洗いや挨拶
食事前後に手を洗うことや「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶は当たり前のことのようですが、いざ自分に置き換えてみるとどうだったか、一度考えてみる必要がありますね。もちろん、ママだけでなくパパの行動も子どもはしっかり見ています。
家族みんなが一緒に「いただきます」「ごちそうさま」を言うためには、食事を自分のペースだけで進めず、家族の時間として大事にしていないとできません。簡単なようでなかなか難しい習慣ですが、子どものマナーは家庭で培われます。きちんと丁寧に食事の時間を過ごしましょう。
食べ物を口に入れたまま話さない
それが「くちゃくちゃ音を立てて食べる」「口に食べ物が入ったまましゃべる」というものです。4歳ぐらいの子どもは、楽しい話を思いつくと口に食べ物が入っていることなど気にせずしゃべりだしてしまうことがあります。
くちゃくちゃ音を立てて遊び食べをする場合もあります。口から食べ物がこぼれてもそれが楽しくて笑うなど、小さいうちは可愛いで済みますが、大きくなったら問題ですね。
「今はまだ子どもだから」と思わず、きちんと今から注意をしましょう。