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気になる海外の出産方法を知ろう!各国の出産事情や出産法とは

気になる海外の出産方法を知ろう!各国の出産事情や出産法とは

ヨガや瞑想を取り入れた「ソフロロジー式」

ソフロロジーとは体と心の安定と調和をいかにして得るかを追求する学問で、その考え方を取り入れたのがソフロロジー式分娩です。ヨーロッパを中心に少しずつ広まってきています。

こちらも妊娠中からの準備が必要で、イメージトレーニングにより母親になる自分、そのために起こるすべてをありのままに受け入れる心の準備を整えます。人は怖いと思うと体が緊張し、痛みが大きくなるものですが、トレーニングによって陣痛は赤ちゃんにもうすぐ会うためのポジティブなエネルギーだととらえ、恐怖や不安が意識から遠ざかることによって体がリラックスし、より穏やかな出産ができます。

呼吸法がポイントで、鼻からゆっくり息を吸い、口を少し開けてゆっくりと吐き出す腹式呼吸を身につけることが大切です。

中国の気功を取り入れた「気功式出産法」

リーブ式ともいわれるこの出産方法は、中国の気功をもとに、その要素を取り入れ日本で生まれました。ゆっくりとした腹式呼吸とイメージトレーニングによって、妊娠中から出産までお腹の赤ちゃんに意識を集中させ、心と体がリラックスした状態を大切にします。
前向きなイメージを持ってのぞんだ出産を深い呼吸がさらに後押しし、分娩時間が短くなるといわれています。

リーブ式での呼吸は逆腹式で、息を吸ったときにお腹をへこませ、吐くときにふくらませます。また陣痛中には”ソーン”と声を出しながら息を吐く方法によって、心を落ち着けながら赤ちゃんまで充分に酸素を行き渡らせます。

気功の効果で肩こりや頭痛、便秘などを緩和・解消してくれるので、妊娠中のママの健康維持にも役立ちますよ。

ママが海外で出産する場合の注意点

健診から出産までの流れを理解する

パパの海外赴任に伴って海外で暮らしていたり、国際結婚で夫の母国で出産をしたりするママもいることでしょう。海外で出産する場合、日本とは状況が違ってくるので早めに確認することが大切です。

出産する国によっても健診から出産までの流れは変わってくるので、妊娠が発覚したらしっかりと確認するようにしましょう。国によって、妊娠中の健診時期やその回数、エコグラフィの頻度なども違います。

たとえばパリでは、妊娠が発覚したらなるべく早く産院を選び登録することが必要です。のんびりと構えていると、希望していた病院での出産はもちろん健診すら断られることがあります。

エコグラフィも健診時に産院でするのではなく、個別にエコグラフィ専用の医師にかかる必要があります。

どこまでが保険でカバーされるのかを知る

パパの転勤に伴い海外生活をしているというママの場合、日本の健康保険に入っているケースも多いことでしょう。この場合、海外で出産した場合でも日本国内と同様の範囲内で、日本の健康保険から払い戻しを受けることが可能です。

海外で妊娠中の検診や出産をする場合、どこまでが適用範囲なのかを事前に確認しておくと安心ですね。

赴任ではなく、家族で海外に移住しているもしくは相手が現地の人である場合は、その国の保険に入っているママが多いことでしょう。この場合、健診や出産に関する費用は全額カバーされるのか、緊急帝王切開になったときは費用はどうなるのかなど事前に確認しておくようにしましょう。

急な出費に驚かないためにも、保険について知っておきたいですね。

出産に便利なグッズを揃えておく

日本には出産に便利なグッズが色々揃っていますが、必ずしも海外で同じものが見つけられるとは限りません。

たとえば日本では出産後の定番グッズの一つでもある、テープで股部分を開閉することができる産褥ショーツはフランスでは見つけることができません。その代り、フランスではネットタイプの使い捨て産褥パンツがあるのですが、少し動いただけでナプキンがずれて不快だという話もあります。

ほかにも、普通分娩の後に便利なドーナツ型クッションも、海外では普通の実店舗で見つけるのは難しく、ネット通販でやっと手に入ったという話も聞きます。

このように日本では当たり前の便利グッズも海外では手に入りにくいことが予想されるので、必要なものは日本で揃えるようにしたいですね。

まとめ

あまり知る機会のない海外の出産事情ですが、こうして比べるといろいろな面でずいぶん違うことに気づきます。日本でもアクティブバースという言葉が浸透してきたことからも見えてくるように、自然で自分らしい出産をしようとするママがどんどん増えてきています。

どんな方法で赤ちゃんを迎えることができるのか、自分のスタイルにあった出産を探すヒントにしてみてはいかがでしょうか。国によって事情は異なっても、世界中のママたちが無事に出産し、赤ちゃんたちが元気に生まれてきてくれるとよいですね!
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