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伊勢神宮へ子宝祈願に出かけよう!神社の特徴やアクセス方法の紹介

伊勢神宮へ子宝祈願に出かけよう!神社の特徴やアクセス方法の紹介

江戸時代の人々が一生に一度は行きたいとあこがれた「お伊勢参り」の伊勢神宮には、今でも多くの人々が訪れますよね。伊勢神宮の内宮にある子安神社では子宝祈願ができますよ。ここでは伊勢神宮の歴史や子安神社に奉納する鳥居について、主要都市からのアクセス方法などをご紹介します。参考になさってくださいね。

伊勢神宮へ行く前に基礎知識を知っておこう

「お伊勢さん」で知られる伊勢神宮の歴史

全国約80,000の神社の中でもっとも尊い神社が伊勢神宮だといわれます。2,000年以上昔、疫病で国が乱れたときに崇神天皇が宮中で祀っていた天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御霊を恐れ、五十鈴川の川上に宮を建ててうつしたのが伊勢神宮の始まりです。

しかしすぐに伊勢に宮が建てられたわけではなく、お祀りするためのふさわしい地を探し求めて数十年もの旅がありました。その旅の末に伊勢に来たときに天照大御神からのお告げがあり、ついにこの地に決まったといわれますよ。

また、後には御師(おんし)と呼ばれる人たちが伊勢神宮のありがたみを説いて全国を回ったために、お伊勢参りが大流行したのですね。御師は廃止されましたが、今でも全国からの参拝者が絶えません。

内宮と外宮では祀られている神様が違う

伊勢神宮とは内宮(ないくう)と外宮(げくう)を中心に敷地内や、周辺地域にある125の神社の総称です。内宮には天照大御神、下宮は天照大御神の食事を司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。

伊勢神宮が建てられてから約500年後に、雄略天皇が夢で天照大御神から「丹後の豊受大御神を呼ぶように」との啓示を受けたことが下宮の始まりだといわれます。豊受大御神は、衣食住や産業の守り神として崇められていますよ。

天照大御神が本来の力を発揮するには豊受大御神の力が必要なために、お守りも内宮と下宮両方で授かるとよいといわれます。伊勢神宮の社殿は弥生時代の高床式倉庫が発展した建築様式で、茅葺屋根やヒノキの白木造りには日本の原風景が感じられますよ。

伊勢神宮の基本的な参拝の作法とマナー

お参りの前には手水舎で体を清めます。手水舎では右手、左手の順で手をひしゃくの水で清めたら、左手に受けた水で口をすすぎます。その後に再度左手を洗い、ひしゃくを立てながら残った水を柄に伝わせて洗い、元の場所に戻しましょう。

神社のお参りは「二拝二拍手一拝」です。神社に立ったら2回深くお辞儀をし、両手を合わせて2回拍手した後に深く一礼して退出します。

伊勢神宮では、下宮から内宮という順序でお参りする習わしがあります。その理由は、昔「下宮から先に祀るように」との天照大御神の神託があったからともいわれますよ。

下宮と内宮はかなり離れていますが、それぞれ入り口付近のバス停から10~15分置きにバスが出ています。バスを使えば通常なら20分程度で行けますよ。

子宝祈願には内宮の子安神社!参拝の基本

子宝祈願にぴったりの子安神社とは

伊勢神宮の正宮(しょうぐう)では個人的な祈願はせずに神に日ごろの感謝をするために参拝しますが、内宮の中にある子安神社は個人的な祈願ができる神社の一つです。子安神社に祀られているのは木華咲耶姫神(このはなさくやひめのかみ)で、この神は火を放たれた産屋の中で無事に三柱の神を出産したといわれます。

このことから子安神社は、子授けのご利益があるとされますよ。内宮を参拝するには宇治橋を渡りますが、子安神社は橋を渡った左手の緩やかな坂を上ると見える小さく素朴な神社です。

並んで立っている大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)の神は木華咲耶姫神の父神で、親子並んで祀られていますよ。また、橋を渡って右手に行くと正宮をはじめ神楽殿や五十鈴川御手洗場などがあります。

神社へ奉納する鳥居の授かり場所や受付時間

両手で持てる小さなサイズの鳥居に願い事を書き、子安神社に奉納ができますよ。赤ちゃんを授かるようにと願いを込めて、鳥居を奉納するのもよいですね。

鳥居がいただける場所の一つは、宇治橋を渡って右手にある参集殿(さんしゅうでん)の売店で8時半~16時までが受付時間です。参集殿はお参りに来た人々の休憩所にもなっていますよ。

鳥居はおかげ横丁にある「宮忠」でもいただけます。営業時間は夏季は9時半~18時、冬期は17時までです。おかげ横丁はお伊勢参りでにぎわった江戸末期から明治初期の街並みが再現されていて、多くの参拝客が訪れる観光スポットですよ。

下宮の近くの「外宮せんぐう館前宮忠本店」でもいただけます。こちらは通年8時半~17時半の営業です。

奉納用の子安鳥居の書き方

奉納する鳥居に願い事を書くときの決まりはありませんが、以下のように書く場合が多いです。

1.奉納用の鳥居の上にある横柱の部分に「奉納」と書きます
2.縦2本ある鳥居の柱の左に「かわいい赤ちゃんを授かりますように」などと願い事を書きます
3.右の柱の上部にお参りの年月日、下部にパパ、もしくはパパママ両方の名前を書きます

赤ちゃんを授かったときのお礼参りで鳥居を奉納する場合は、「奉納」の部分を「御礼」と書きます。そして願い事の部分に、「かわいい赤ちゃんを授かることができました。ありがとうございました。」などとお礼の言葉を記しましょう。

書くものはマジックで大丈夫です。参集殿の売店でマジックを借りられるので、休憩所でゆっくりと書くのもよいですね。

主要都市から伊勢神宮へのアクセス方法

大阪からは近鉄電車を利用しよう

伊勢神宮の下宮と内宮では最寄り駅が異なります。下宮の最寄り駅は近鉄伊勢市駅で、そこから徒歩7分ほどです。

内宮の最寄り駅は近鉄五十鈴川駅ですが、そこからバスで「内宮前」まで15分、タクシーで10分程度かかります。バスは10分に1度ほどの割合で来ますよ。

大阪から伊勢神宮に行く場合、大阪上本町駅や鶴橋駅からが便利です。鶴橋駅から五十鈴川駅は近鉄大阪線特急で約1時間42分、伊勢市駅には近鉄大阪線特急で約1時間37分ですよ。料金は両方とも同じ往復6,340円です。

また、特急には「伊勢神宮参拝きっぷ」があり、鶴橋駅からは外宮から内宮へのバスに3日間乗り放題で往復6,800円とお得ですよ。運賃は変更される場合があるのでご確認くださいね。
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