子どもとハリネズミを飼育したい!準備することや飼育時の注意点とは
ハリネズミの糞から感染するサルモネラ菌症
ハリネズミが清潔そうに見えても、その糞に含まれていたサルモネラ菌がケージ内に付着し、散らばっている可能性があります。ハリネズミの体やケージに触れることにより、子どもの手にサルモネラ菌が付着して感染する可能性もあります。
健康な大人が感染した場合、1週間程度で自然回復しますが、乳幼児の場合、脱水症状を起こして重症化することもまれにあります。
大切なわが子を守るためにも、ハリネズミに触れた後はしっかりと手洗いをするように言い聞かせましょう。
寄生虫が原因のクリプトスポリジウム症
ハリネズミの消化器官内に寄生虫が入り、腸の粘膜を荒らしてしまうので、食欲不振や下痢といった症状を引き起こします。その結果、ハリネズミがげっそりと痩せてしまうこともあります。
この寄生虫はハリネズミの糞に混ざって排出され、知らぬ間に人がそれに触れ体内に入ってしまうと、感染する可能性があります。
これに人が感染すると、数日から数週間の間下痢が続き、やがて自然治癒するとされています。ちなみにクリプトスポリジウム症にハリネズミが感染すると完全治癒は難しいですが、適切な治療により改善させることは可能なので、きちんと治療してあげたいですね。
まとめ
愛らしい見た目が人気のハリネズミですが、家族に迎えるとなると事前にその生態について学び、きちんと準備をする必要があります。自宅近くにハリネズミを診てくれる動物病院があるかもチェックしたいですね。
ハリネズミの負担にならない範囲でふれあいを楽しみ、大切に育てていくようにしたいですね。