赤ちゃんの髪の毛を保存するには?加工の方法と様々な記念品アイデア
赤ちゃんの髪の毛を初めてカットするとき、その髪の毛を記念に保存したいと考えるママやパパは多いようです。ファーストカットの髪の毛で作る「赤ちゃん筆」はその代表的な例ですが、そのほかにも様々な形で記念に残す方法があります。今回は初めて切る髪の毛を記念に残したいときのカット方法や加工のアイデアを紹介します。
生まれて初めてのカットについて知ろう
初めてカットした髪の毛を保存する理由
髪の毛を筆に加工する習慣は、約300年くらい前に中国から渡ってきました。この筆は実際に使用するものではなく、赤ちゃんが「頭脳明晰」「健康長寿」「上手に字が書ける」ように成長することを願って作られる記念品です。
初めてカットした髪を使用する理由は、毛先が自然と細くなっているからです。きれいな筆を作るのに適していて、一度でもカットした髪の毛の毛先ではこの形になりません。
現在では筆以外にもたくさんの保存法があります。大切に飾ったりアクセサリーにして身につけたり専用の箱に入れて保管したりと様々なようです。
保存するための量と長さはどれくらい必要?
一般的な大きさの筆であれば、長さ5cm以上の髪の毛を束ねて直径8mm以上が必要です。筆より小さい小筆や紅筆を希望するなら、必要な量や長さは少なくなります。
癖毛で筆を作る場合も、同量でできれば5cm以上の長さが必要です。直毛にして仕上げてもらえますが、会社によっては癖毛のまま個性的な筆に仕上げてもらうこともできます。
筆以外では、カットした髪をケースに入れて保存したり、フレームに入れて飾ったり、アクセサリーに加工して持ち歩いたりするママもいるようです。この場合、量や長さに決まりがなく、短く少量でも作成できるものがほとんどです。
美容院で記念品を作ってもらえることも
記念品は、例えば初めてカットした一束の髪の毛をかわいいボックスに入れたものや、カット後の赤ちゃんの写真と髪の毛を専用の厚紙に張りつけたものなどです。お家に飾ったり保存したりすることができます。
またカットの最初の一切りをパパやママがさせてもらえたり、カットの様子をビデオで撮影できたりするお店もあります。記念品ではないですが、どちらも嬉しいサービスですね。
美容院や理容院で「赤ちゃん筆」の作成を依頼できるお店もあります。興味があればぜひ問い合わせてくださいね。
筆などの加工品を作るならプロにお任せ
赤ちゃん筆は種類も値段もさまざま
一つが自宅や美容院などでカットした髪の毛をママやパパが自ら専門店に郵送して作成してもらう方法。もう一つが、専門店と提携している美容院などに、カットから作成までをすべてお任せする方法です。
気になる相場は7,000~20,000円で、10,000円前後が最も売れ筋のようです。価格は筆の太さやデザイン、また箱などによって大きく変わります。
専門店はによっては様々なタイプの筆や、筆以外の記念品を作成してもらえます。「赤ちゃん筆」「胎毛筆」などで検索して、お気に入りの店を見つけてください。
ペンダントやストラップにしてお守りに
中世ヨーロッパの貴族の間で流行していたヘアジュエリーは、赤ちゃんの髪(ヘア)をペンダントなどのジュエリーに加工したものでした。大切にし、おしゃれに楽しんでいたようです。
最近では日本でもクリスタル(本水晶)に髪の毛を入れて、ペンダントやストラップに加工して持ち歩く人が増えつつあります。
もともと赤ちゃん筆には、お守りとしての意味合いが込められていました。髪の毛を入れたペンダントやストラップであれば、もっと身近にお守りとして持つことができますね。
お部屋に飾れるフレームもおすすめ
人気の商品は5,000円前後で、購入したフレームに名前や生年月日、出生時の体重などを刻印してもらえるサービスもあります。またプレートには写真を挟めるものもあり、気に入った赤ちゃんの笑顔と保存したい髪の毛を一緒に飾ることができますよ。
簡単な作りのフレームであれば2,000円程度から購入できます。あまりお金をかけたくないけど記念に髪の毛をとっておきたいママは簡単なフレーム、しっかり思い出に残したいママは刻印入りなど、用途によって選んでください。