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いつだって子どもはママが大好き!受け止めたいサインと愛の伝え方

いつだって子どもはママが大好き!受け止めたいサインと愛の伝え方

愛情不足の子どもが発するサインとは

指しゃぶりや爪を噛む癖

指しゃぶりや爪を噛む行為には「退屈なときに手持ち無沙汰でする癖」という理由と「イライラや緊張、寂しいという不安感を払拭しようとしている」という理由があるといいます。

このような行為が見られるようであれば、まずは子どもをよく観察してみましょう。例えば、「ひどく叱った後に爪を噛んでいる」「下の子が産まれてから指をしゃぶるようになった」など、その行為をする前に「何があったのか」が分かると、ストレスや寂しさの原因と背景が見えてくるかもしれません。

思い当たる原因があるならば「叱った後にしっかり抱きしめてフォローをする」「上の子を優先する日を作る」など、緊張をほぐしたり、ストレスや寂しさを解消したりする方法が見つかるかもしれませんよ。

寝ている間の歯ぎしりやおねしょ

愛情不足のサインが、歯ぎしりやおねしょという形で就寝中に現れる場合もあります。「おむつが取れてしばらく経つのにおねしょが復活した」「就寝中に口元からギリギリという音が聞こえる」ということはないでしょうか。

続くようであれば、指しゃぶりや爪噛みと同じように、背景や原因を探り、フォローする必要があるでしょう。歯ぎしりが続くと、歯のすり減りや歯並びにも影響があるので要注意ですよ。ただし、噛み合わせの調整や生え変わりのむず痒さが原因な場合もあります。

友人ママからは「幼稚園に入園してからしばらく続いたが、慣れたころに治まった」「ひどく叱った日にする傾向があるので、どんなに叱っても寝る前に抱きしめるようにしている」という声がありましたよ。

親の顔色をうかがい、ほかの大人に甘える

前述のとおり、子どもは信頼しているからこそわがままを言います。本来、自分の感情に素直で、それを率直に言動に表すのが子どもの姿です。

ですが、親に受け止めてもらえずに育つと「こんなことを言ったらママに怒られる」「困らせるから我慢しよう」という気持ちが先行し、常に顔色をうかがい、自分を押し殺す癖がついてしまうといいます。保育士や専門家の話によると「愛情不足の子どもは、喜怒哀楽が少ない」そうです。

また、幼稚園や保育園の先生、祖父母にはよく甘えるのに、ママにはそこまで甘えてこない場合は愛情不足の表れかもしれません。「ママには甘えられないけれど、甘えたい気持ちをほかの人で満たしている」という状況です。

愛情不足のまま大人になってしまうと

親離れができないため自立が難しくなる

「大人になっても自立ができない」と聞くと「親が過保護になり過ぎたことで、自分で何もできない」という背景を想像するかもしれませんね。ですが、実は愛情不足も自立できない原因の一つだといわれています。

親離れは「親元から巣立っても自分を見守ってくれている」という、親の愛情を確信できてこそできるものです。ところが、愛情不足のまま大人になってしまうと、自己信頼感が極端に低いため「親から離れることで、自分は何もできなくなるのではないか」と不安に陥り、親に依存し自立ができなくなる傾向があるというのです。

いずれ訪れるであろう反抗期。親にとっては手を焼くこともありますが、実は反抗期は精神的な成長であり、親離れの一歩なのですね。

自分に自信が持てなくなる

「アダルトチルドレン」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「アダルトチルドレン」とは、子どものころに家庭内トラウマ(心的外傷)を負い、その傷を抱え続けたまま大人になった人のことを指します。

具体的には、心理的、物理的な暴力を受け、子どもらしく振る舞えずに親の顔色を見てばかりいたという経験です。愛情不足の子どもは「認められる」「褒められる」経験が少ないがために、自己承認ができずに、大人になっても自分に自信が持てない傾向が強いといいます。

「自分はだめなんだ」「周囲の期待どおりにしないと見捨てられる」という感情から、「嫌だと言えない」「自分の気持ちを抑え込んでしまう」というストレスを抱えてしまうのです。

人を信じられず交友関係が広がらない

愛情不足のまま育った人には「人間関係がうまくいかない」という問題を抱えている人も多いようです。

人からの評価を気にしたり、嫌われたくないと思ったりすることから「必要以上に気を遣い、気疲れする」「自分を否定的に見ていたり、少しでも合わないと感じたりすると極端に距離を取ってしまう」など、人との距離感が掴めないというものです。

ほかにも「裏切られるんじゃないか」「見捨てられるんじゃないか」という不安から、相手を試すようなことを繰り返したり、過剰に依存してしまったりする結果、相手が離れて行ってしまうというケースもあります。

学生時代の友人関係、社会人になってからの同僚や上司との関係、恋人や結婚相手との関係すべてに影響してしまうといいますよ。

愛情を伝えるにはスキンシップが効果的

愛を全身で感じられる一日8秒のハグ

生物学的に「人間は触れ合うことで愛情を伝え合う」といいます。リラックスした気持ちで肌が触れ合うことによって、別名を愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」という脳内物質が双方に分泌されます。オキシトシンは記憶力の向上やストレス耐性を強め、情緒を安定させる効果があるといいます。

そこでおすすめなのが「一日8秒のハグ」です。8秒とは、子どもが「充分に愛情を感じられる最短時間」だそうですよ。

中学1年生までママとの「8秒ハグ」を続けていたという子どもに話を聞くと「とにかく気持ちがよくて、すごく安心できた」と言っているそうです。ママにも癒やし効果がありますよ。仕事や家事で忙しくても、下の子にかかりっきりでも、一日たった8秒ならば実践できそうですよね。

体のどこかに触れられるだけでも安心できる

前述のとおり、子どもは本能的にママが大好きです。そして、肌と肌との触れ合いは、情緒を安定させる効果があります。

ちょっとした瞬間でも大好きなママに触れられるということは、子どもにとってとても嬉しく、安心できるものです。例えば、「寝るときに手をつなぐ」「頭を撫でながら褒める」など、ふとした瞬間にも子どもに触れる機会を増やすよう心がけてみませんか。体の一部に触れると、言葉だけよりも倍以上の効果が見られるといいますよ。

常に抱っこで移動している赤ちゃん時期。そこから年齢が大きくなるに連れて、抱っこする機会も減っていきますよね。つまり、スキンシップの時間も少なくなっています。その分、積極的に触れる機会を増やすよう心がけてみましょう。

一緒に過ごす時間が少ないときは手紙を書く

字が読める子どもであれば、手紙で愛情を伝えるのもスキンシップの一つの方法です。特に、仕事をしていたり兄弟が多かったりして、子どもとゆっくり向き合う時間が取りづらいというママにおすすめですよ。

「◯◯ちゃん大好きだよ」「◯◯してくれてありがとう」とたった1行でも、メモ紙への走り書きでも充分です。手元に残る手紙には、言葉や肌の触れ合いとはまた違う効果がありますよ。

4歳の子どもを持つ友人ママは子どもに手紙を渡したところ、大切そうに宝物入れにしまってくれていて、たまに「ママがくれた手紙」と言いながら読み返していると話していました。手元に残しておける手紙は、子どもが自信をなくしたときや寂しいときのお守り代わりにもなりますね。
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