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いつだって子どもはママが大好き!受け止めたいサインと愛の伝え方

いつだって子どもはママが大好き!受け止めたいサインと愛の伝え方

「つい怒ってばかりで、自分は子どもに好かれているのか不安」「いつもママが大好きだと思っていてほしい」と、ママならば誰しもが思いますよね。この記事では「ママへの大好きサイン」「愛情不足のサイン」の特徴のほか、子どもの自己肯定感や親子の信頼関係を育む「愛情の伝え方」をご紹介します。

目次

子どもがママに発する大好きサインとは

一緒にいるだけで笑顔になる

23年の保育士経験を経て「こどもコンサルタント」として活躍中の原坂一郎さんによると「子どもの頭の中は半分以上がママのこと」だといいます。子どもは、本能的に母親が大好きな生き物なのです。

子どもには、大好きな人に対して発する「大好きサイン」があります。

一つ目は「一緒にいるだけで笑顔になること」。実は、子どもは普段あまり笑いません。「うちの子、よく笑うなぁ」と思うのは、ママであるあなたと一緒だからこそです。「大好きなママと一緒なら、何をしても何を見ても楽しい!」と自然と笑顔になるのです。

笑うことは、脳の発達につながるシナプスの増加やメンタル強化に効果があります。さらに、ママが笑顔を返すことで子どもの笑顔がより増え、相乗効果につながるといいますよ。

いつもママに見ていてほしがる

「見て見て!」と子どもがママに見てほしがるのも、実は「大好きサイン」の一つです。自分ができるようになったこと、嬉しかったこと、おもしろかったことを、ママだからこそ共有したいという気持ちの表れなのです。

余裕がないときには「面倒だなぁ」と思うこともあるかもしれませんね。また、料理中など、どうしても手が離せないときもありますよね。

前述の原坂さんは「そんなときでも2秒でいいので、見てあげてください」といいます。たった2秒であっても「大好きなママに見てほしい気持ち」に応えてもらえると、子どもの安心感が変わるというのです。それ以上が難しい場合には「ごめんね、今はゆっくり見られないから後で見せて」と優しく伝えるとよいでしょう。

いっぱい質問をしてくる

「見て!」と同様、ときにママが困ってしまうのが「なんで?」「これ何?」という質問攻め。実はこれも、ママへの「大好きサイン」なんです。

大好きだからこそ「コミュニケーションを取りたい」「ママの愛情を確かめたい」「認めて、褒めてもらいたい」と思う気持ちを満たすために「なんで?」「何?」と質問をして、一生懸命ママの気を引いているのですね。

ときには、回答に困る質問が飛び出すこともありますが、子どもにとって重要なのは、明確な回答よりもママとのコミュニケーションです。「ママにも分からないなぁ」という返事だけでも問題ありませんよ。

うんざりしてしまうこともあるかもしれませんが、無視をしたり「うるさい!」とあしらったりすることのないよう、心がけたいものですね。

ママを困らせる言動も愛情表現の一つ

「嫌い」はママの気持ちを試す言葉

子どもを叱ったときなどに「ママ嫌い!」と言われたことはありませんか。

そこには「ママの気を引きたい、見てもらいたい」という言葉とは真逆の心理や、自分の思うとおりにいかない苛立ちやうまく言葉にできないもどかしさが隠れているといいます。子どもは、嫌いと言われた大人たちが少なからず動揺することを知っているんですね。そして、感情的に「嫌い!」と発せられるのは「この人なら受け止めてくれるはずだ」と相手を信頼しているからこそなのです。

とはいえ、よい言葉ではありませんよね。「嫌い」と言われたときには「嫌いって言われると、ママ悲しいな」と伝えるとか、「ママ嫌い!じゃなくて、◯◯したくないよ』って言うようにしようか」と代弁するとよいでしょう。

叩くのはママに気持ちを分かってほしいから

「叩く」という行為も、「ママ嫌い」という発言と同じく「ママに分かってほしい」という気持ちを上手に言葉で伝えられないからだといわれています。語彙が増え、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってくると、徐々に減る可能性が高いでしょう。

叩かれたときは、叩かれると痛いことを伝え、何が嫌だったのかを聞いてみましょう。子どもの手を取り、目を見て、なるべく冷静に低い声で話すと伝わりやすくなりますよ。

癇癪を起こして話を聞いてくれないときには、子どもと少し離れてみるのも一つの手段です。避けたいのは「叩き返す」という「叩く行為を肯定すること」です。また、静かにさせたいがために安易に要求を飲むと「叩くことで要求が通る」と誤認してしまうため、気をつけましょう。

わがままを言うのは信頼しているから

「人前では優しくてよい子なのに、家ではわがままで…」というママの声をよく聞きます。大人も「外では周囲に調和して過ごし、家に帰ってやっと素になれる」という人も多いのではないでしょうか。子どもも子どもなりに「集団の中での自分」と「家での自分」を使い分けています。

社会性が身についているという成長の証であり「家は安心できる場所」「ママはありのまま自分を受け止めてくれる人」と感じている証拠です。親子関係が健全でこそ成り立つものなのですね。

ときには、わがままにイライラしてしまうかもしれませんが、無視をするのはNGです。「受け止めてもらえない」と感じ、家でも「よい子」を演じて自分を押し込めたり、外で発散しようと暴力的になったりする傾向があるといいますよ。

「ママ大好き」に隠されたメッセージ

嬉しいはずの言葉に不安を感じる

子どもからの「ママ大好き」という言葉が嬉しいはずなのに、わざわざ言葉に出して言われると不安に思ってしまうことはありませんか? 「寂しくて構ってほしいから言っているんじゃないか」「何か不安なことがあって気づいてほしくて言っているんじゃないか」などと思うママもいるようです。

子どものことを心配するのは親として当たり前のことでしょう。何か言いたいことがあるなら、不安にならずに伝えて欲しいですよね。しかし、ママと子どもの信頼関係があればそれ程気にする必要はないでしょう。

毎日子どもとしっかり向き合って過ごしているママなら言葉に関係なく、不安なことや悩んでいることがあればきっと分かるものではないでしょうか。

子どもによって伝えたいことは違う

ただ単にママが好きだから子どもは「ママ大好き」と言っているのでしょうか。不安や悩みなどがないとしても、言葉の裏にある何かのメッセージを汲み取ろうとして色々悩むママもいますよね。

確かに、ママを大好きな気持ちを伝えるために言っていることもあるでしょう。ただほかにも、「ママとたくさん遊べて嬉しいな」「今日も楽しいね」など、楽しい気持ちを伝えるために言っていることもあるかもしれませんよ。

また、ママが子どもに大好きと伝えるように、ママからよく言われる言葉を真似しているとも考えられます。子どもによって伝えたいことは違うと思いますので、表情や状況などをよく観察したり、直接子どもに聞いてみたりするのもよいでしょう。

「ママ大好き」はいつまで続くのか?

子どもから言われる「ママ大好き」も理由が分かれば安心ですね。ただ、いつまでも言われ過ぎると「それはそれで心配」「言われなくなったときがショック」など、様々な意見があると思います。

子どもが「ママ大好き」と言ってくれるのはいつまで続くのでしょうか。これも子どもによって違うようです。幼稚園に入園したとたんに言わなくなったという子もいれば、中学生になっても言ってくれるという子もいます。年齢が上がるにつれて恥ずかしさから言わなくなることも多いかもしれませんね。

また「ママ大好き」どころか「嫌い」と言われることもあるようです。とにかく成長すると言ってくれなくなることがほとんどなので、この短い期間を楽しみたいですね。
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