栄養士と管理栄養士の資格とは?二つの違いやママがとるメリット
家族の健康を考えながら料理をしていると、食べ物にかかわる資格に興味がでてきたというママもいるかもしれませんね。とくに、資格取得が生活にも生かせそうな栄養士や管理栄養士について知りたいと思うママは多いでしょう。この記事では、栄養士と管理栄養士の違いや、資格をとるメリットについてお伝えしていきます。
ママにとって栄養士の資格のメリットとは
子どもの離乳食や家族が病気のときも役立つ
赤ちゃんが生まれたときも、栄養士の資格が役立つと思います。赤ちゃんが離乳食を食べる時期になると、月齢に合う食材を成長に合わせて調理することが大切ですが、栄養士になるときは離乳食の知識も必要になるので、イメージしながら作ることができるかもしれませんね。
家族に栄養士がいれば、病気になったときも心強いものです。病気のときに摂りたい栄養も、資格取得のときにすでに学んでいるので、体調に合った料理を作ることができるはずです。
再就職に有利になることも
病院や老人保健施設、特別養護老人ホームでも栄養士の求人募集があります。病気や年齢に合わせた食事作りに関わることができれば、やりがいも感じられそうですね。
栄養士のおもな仕事は、栄養指導や献立の提案、衛生面の管理などです。これらは、栄養士の資格がなければできない仕事なので求人も多くなっているのです。
私生活でも生かすことができる、食べ物関係の仕事で収入を得ることができれば、一石二鳥で嬉しいですね。
子育てしながらフリーランスでも活躍できる
毎日、給食を作るような仕事でなく、ある程度働く時間を自分で決められるなら、家の都合を優先することもできますね。子どもの行事や発熱時に融通がきくと嬉しいですね。
栄養士は女性の多い職場なので、結婚や出産で欠員が出ることもあります。また、産休や育休を取る期間だけ、代わりに働いてくれる人を探している企業もあるでしょう。
そのため勤務時間や期間は、相談できる場合も多いものです。栄養士は自分で働きやすい環境を探すことができるでしょう。
栄養士と管理栄養士の資格の違いとは
試験の必要がない栄養士
勉強しても資格がとれる保証がないので、将来的な見通しが立たず不安になってしまいますよね。
その点、栄養士は厚生労働大臣が指定する栄養士養成の施設を卒業すれば、資格が与えられるので安心です。試験を受けずに、卒業で資格がとれるのでよいですね。
試験なしで資格がもらえ、再就職にも強い、栄養士。献立を作ったり、食事提供したり、幅広い年齢の人の役に立てるので、ママにも人気の仕事になっていますよ。
国家試験のある管理栄養士
栄養士と管理栄養士で大きく違うところは、資格の取得方法です。栄養士は資格をとるための試験がありませんが、管理栄養士は国家試験をクリアしなければ資格を取得ができないのです。
試験が必要な管理栄養士は、栄養士よりも専門のことを学びより高い知識と技能を身につけています。病気やケガのトラブルを療養するための栄養指導や、健康を維持したり増進したりするための栄養指導、施設での給食管理などが、管理栄養士のおもな仕事になります。
管理栄養士は、個人や施設ごとの状況に合わせた栄養指導を行うための資格なのです。
資格によって職務内容が変わってくる
生きていく上で、どんな栄養がどれくらい必要か考えてメニューの作成をしています。また学校などへ栄養についての講演に行き、バランスのよい食生活の必要性を伝えることも仕事です。
一方、管理栄養士は、個人の症状や体調に合わせた栄養指導を行うのが仕事になります。食生活の管理だけでなく、相談相手を思いやるコミュニケーション能力も大切になる仕事です。
病気やケガで通常の食事ができない患者さんと、個人的に会って、会話の中からメニューを提案することもあります。そのため栄養士と管理栄養士は、担当する内容が違うので自分に合った資格をとるようにしましょう。
栄養士と管理栄養士の資格を取得するには
栄養士の養成課程のある学校に行く
栄養士になるためのコースは、4年生大学や短期大学、専門学校の中に設けられています。高校卒業後、栄養士育成コースのある学校へ進学し、無事に卒業できれば栄養士になる資格が与えられるというわけです。お住いの都道府県に申請すれば、免許が交付されることになっていますよ。
子どもが幼稚園や小学校に通いだすタイミングで資格取得を目指すのもよいですし、子どもが小さいうちに保育園の一時預かりやファミリーサポートを利用しながら、学校へ通い資格取得を目指すのも一つの方法ですね。