夫婦でも価値観の押し付けはNG!仲よく暮らすためのコツや心がけ
パパとの価値観の違いを感じ、イライラしているママがいるかもしれません。そこで今回は、夫婦で価値観の違いを感じるポイントや価値観の押し付け合いによって起こる夫婦の不仲、価値観が違っても仲よく暮らすためのコツなどについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
夫婦で価値観の違いを感じるポイントとは
日々の暮らしの中でのささいなできごと
たとえばママは「少しぐらいホコリが溜まっても病気にはならない」と考えていて、日々の家事の中で掃除の優先順位が下がってしまい、気が付けば部屋の隅にホコリが溜まっていたということもあるでしょう。
パパがきれい好きの場合、「どうしてホコリが溜まっていても平気なんだろう」とママの価値観に対して疑問を感じてしまいます。しかしママにしてみれば、育児や家事に忙しく、家事の中でも優先順位の低いものは後回しにしないと家の中がまわらないこともあります。
このようなささいなできごとによってお互いの物の考え方の違いを感じ、夫婦間に溝ができることもあります。
しつけや育て方など子育てに関すること
たとえば、ママが「小さいうちから歯磨きの習慣を身に付けさせることが大事」と考えているのに対し、パパは「乳歯なんだから、そんなに神経質に歯磨きしなくても大丈夫だよ」と発言することもあるかもしれません。
もしくは、ママは子どもの生活リズムを整えたいのに、パパが寝る前の子どもと遊び始めてしまい、子どもの寝る時間が遅くなるということもあるでしょう。寝る時間が遅くなると子どもが朝なかなか起きず、ママはパパに対してイライラしてしまいますよね。
教育費や住宅の購入など金銭に関わること
教育費の場合、ママは子どもが小さいうちから学習塾などに入れ、私立校に進学させて子どもの将来を安定したものにしたいと考えるのに対し、パパは子どもは費用の安い公立校でよいと考えるケースもあります。
住宅の購入の場合、パパの通勤に便利な場所にするのか、子どもの教育環境によい場所にするのかで悩むこともあるでしょう。さらに戸建てとマンションどちらにするのか、中古か新築かなどでもパパと意見が対立するかもしれません。
教育費や住宅の購入などについては、重要なテーマであるだけにママもパパもお互いに譲りたくないと感じ、溝が深まることも多いです。
価値観の押し付け合いが夫婦の不仲をまねく
「こうあるべき」を押し付けるのはやめよう
たとえば、「うちは共働きなのだから、パパも家事と育児を半分分担するべき」とママが考えていると、もともと家事が苦手なパパにとっては苦痛に感じることもあるでしょう。
ママにとっては簡単な家事でも、パパにとっては難しいこともあります。たとえばパパに買い出しと食事の支度をお願いしても、食材を買いすぎて無駄にしてしまったり、必要以上にキッチンを汚してしまったりなどして、ママのストレスが増えることもありますね。
パパがママと同じように物事ができるとは限りません。自分の物差しを押し付けないようにしたいですね。
相手を変えようとするのはやめよう
しかし価値観が違うからといって、相手を変えようとするのはやめた方がよいでしょう。パパ自身がママの価値観に心から賛成して変わりたいと願わない限り、簡単には変われないからです。
ママ自身もパパと同じ価値観には変えられないと思います。それと同じです。夫婦だからといって、必ずしも同じ価値観をもつ必要はありません。
互いの価値観の違いを受け入れ、「そんな見方もあるのか」といえるぐらいの余裕を身に付けたいものですね。
お互いが歩み寄って意見をすり合わせよう
離婚という事態を避けるためにも、お互いが歩み寄って意見をすり合わせることも大切ですよ。まず、ママの方から少しパパに歩み寄ってみましょう。
ママの考え方をパパに押し付けず、パパの話を聞くようにしてみるのもよいですね。パパの考え方を否定することなく尊重し、ママとの価値観の違いを楽しむように努力してみましょう。
ママが歩み寄る姿勢を見せると、パパも同じように努力してくれるかもしれません。いずれにしても、どちらかが歩み寄る姿勢を見せない限り、2人の仲は平行線を保ったままになってしまうので、最初の一歩をママから踏み出してみましょう。