厄年に赤ちゃんが生まれるママへ。厄落としの意味や男女の違い
厄年はよくないことが起こりやすいといわれますよね。出産時期がママの厄年と重なると心配になることがありますが、厄年の出産は縁起がよいともいわれます。実際はどうなのでしょうか?大事な妊娠中、心穏やかなに過ごすために厄年の意味や出産に及ぼす影響、厄除けやお祓いなどについてもご紹介します。
女性にとって厄年とは何歳のこと?
女性の厄年は一生に4回訪れる
女性の厄年は数え年で19歳、33歳、37歳、61歳の4回です。数え年とはお腹にいるときから数える年齢のことで、生まれたときを1歳とします。満年齢で考えると厄年は18歳、32歳、36歳、60歳になりますよね。また、厄に入るのは誕生日からではなく厄年になる年の元旦からです。
神社に行くと厄年が掲示されていて、そこには前厄、本厄、後厄と厄年が3年連続しています。先ほどの4回を本厄と呼び、前厄は本厄に向けて厄災が起こりやすい時期、後厄は厄災がだんだんと弱まっていく時期として注意したい時期という意味があります。
数えで33歳の大厄は結婚や出産の適齢期
通常妊娠に適しているといわれる年齢は20~34歳で、30代後半になると妊娠しにくい傾向があります。大厄の33歳はその時期の一歩手前ですし、体が変化してくるときでもあります。そのような理由から結婚に慎重になった方がよいと考えたのかもしれませんね。
とはいえ、女性の平均結婚年齢は2020年に30歳を超えるという予測もあります。現代では30代前半は、結婚や出産の適齢期ともいえます。
厄年よりもお互いの気持ちを大切にして、この時期に結婚するカップルは多いです。厄年が気になる場合は家の新築や転職など、大きな変化は避けるとよいかもしれませんね。
女性の厄年は人生の転換期になりやすい年齢
還暦を過ぎた61歳は人生の先輩としての役目がある時期です。このように役目が多いという意味で、厄年は役年と言い換えられるともいわれます。
そしてちょうど厄年くらいの時期は、体や体調の変化が起こりやすいです。しかし30代は子育てや仕事で忙しく、自分のことに構っていられない場合も多いですよね。厄年を頭の片隅で意識することで、頑張り時でも無理をし過ぎないように注意することができますよ。
厄年の出産がおよぼす影響とは
厄年に赤ちゃんを産むと厄落としになる
その一つは出産することでママの厄が流されるという考え方です。また、出産には心身の労力が必要なため、大きなエネルギーを使うことで厄が落とされるのだともいわれます。「災い転じて福となす」ということかもしれませんね。
30代前半の3年が厄年なので、実際に厄年でもたくさんのママが出産します。しかし厄年だから難産などのトラブルが多いということはありません。ただ若いときよりも体調の変化は起こりやすいので、特に妊娠中は食生活や睡眠などに注意して無理をしない毎日を送りたいですね。
男の子の場合は厄が落ちて縁起がよい
前厄や後厄のときの出産も同じ効力があるのかは、地域で考え方が異なります。前厄や後厄は厄災とはあまり関係ないと考えられている地域もあるからです。しかし大厄でも本厄でも同じように厄落としになります。
妊娠中はいつも以上に心身に余裕が必要です。赤ちゃんの性別を問わず出産は幸運なことで男の子だとさらにラッキーかもしれないと、よい方向に考えられるとリラックスできますよね。
女の子の場合は赤ちゃんに厄が移るとも
これも科学的根拠はありません。実際、女の子の言い伝えを知らない人も多く、知らなければ「出産で厄が落ちてよかった」ということになりますよね。
あまり知られていませんが実は男女共通の小厄というものがあり、それは3年周期で訪れます。また、結婚している場合は相手が大厄だと自分も小厄になるともいわれます。
そうすると知らない間に厄年になっている場合があります。なにをどこまで信じるかという問題になるかもしれませんね。