赤ちゃん用のアルカリ性洗剤とは？特徴や選ぶポイントと注意する成分

2019,9,11 更新

アルミ製の鍋で煮洗いしない

アルカリ性洗剤の使用法に「煮洗い」があります。汚れがひどい衣類に効果的な方法で、とくに汚れた衣類を煮洗いしてから洗濯機で洗濯をするママもいるようです。

アルカリ性洗剤で煮洗いをするときに注意してほしいのが鍋の材質で、アルミ製はNGです。なんとアルカリ性洗剤を使ってアルミ製の鍋で煮洗いをすると、鍋が黒ずんだり穴があいたりしてしまいます。

これはアルミの成分であるアルミニウムが、アルカリ成分と化学反応を起こして腐食してしまうためです。もちろん煮洗いを始めてすぐにこのような反応が起こるわけではありませんが、アルミ製の鍋は使用しないほうが無難です。

煮洗いをするときはステンレスやホーローなどの鍋を使用するようにしましょう。

酸性洗剤などほかの洗剤と混ぜて使用しない

洗剤には様々な種類があります。主流の弱アルカリ性や中性の洗剤のほかに、酸性や塩素系の洗剤などもあります。また同じアルカリ性洗剤でも液体タイプや粉タイプ、また固形タイプなどもありますよ。

汚れのタイプにより洗剤を使い分けることで、汚れは落ちやすくなります。しかし、様々な洗剤を使うときには注意も必要です。

例えば弱アルカリ性と弱酸性の洗剤を同時に使うと中和作用を起こし、効果が減少します。また液体石けんにアルカリ剤(重曹など）を混ぜると、石けんがゲル状に固まってしまいます。

危険なのが、酸性洗剤に塩素系洗剤を混ぜることで、この二つを混ぜると有毒な塩素ガスが発生します。洗剤は混ぜることはせず、必ず注意事項を確認して正しく使うようにしましょう。

まとめ

アルカリ性洗剤は皮脂汚れなどに効果が高いため、赤ちゃん用の洗剤としておすすめです。ただし、溶け残りがあると赤ちゃんの皮膚にダメージを与える恐れがあるので、しっかり溶かすか、洗浄力は劣りますが液体洗剤を使うようにしましょう。

赤ちゃん用の洗剤選びでは、赤ちゃんの肌に刺激を与える成分を避けることも大切です。合成界面活性剤や蛍光漂白剤などができるだけ使用されていない洗剤を選ぶとよいですね。

アルカリ性洗剤を上手に使って汚れを落とし、赤ちゃんの衣類を清潔に保ちましょう。