スパウトで飲まずに遊ぶ赤ちゃん!ストロー飲みができるまでの対応策
離乳食が始まると、母乳意外の水分を摂る機会も増えますよね。まだストローで飲めない赤ちゃんに「スパウト」を使用することもあるでしょう。小さな赤ちゃんから使用できるものですが、なかには「遊ぶだけで全然飲んでくれない」「飲むのが難しい」というママの声もあります。今回はスパウトを上手に使う方法を紹介します。
スパウトとは?その特徴と使用期間
哺乳瓶と同じように上向きで吸うと飲める
鳥のくちばしのような突き出た吸い口をしていて、哺乳瓶などの乳首以外の飲み口に慣れるためのステップアップとして使用することができます。吸い口には小さな穴が開いていて、それをくわえて哺乳瓶と同じように上向きで吸うと飲み物が飲めるのが特徴です。
母乳や哺乳瓶でミルクを飲むとき、赤ちゃんは今まで上を向いて飲んでいました。コップやストローは下を向いて飲むので、いきなりだと上手に飲めないことがあります。そのため上向きで飲むスパウトは、小さな赤ちゃんでも飲みやすい形といえるのです。
離乳食期でストローの使い方を覚えるまで
使用年齢には特に決まりがあるわけではありません。早いと母乳意外の水分補給として、生後3カ月ごろから使い始めたというママもいます。一般的には、離乳食がスタートする5~6カ月ごろからチャレンジするママが多いようですよ。
ストローのは唇で挟みながら吸い込んで飲む必要があるため、赤ちゃんにとって複雑な動作になります。そのためスパウトを卒業してストローへ移行するタイミングは、食べ物をしっかり唇ではさめるようになった7~8カ月ごろが目安となるでしょう。
新しい感覚に慣れるまで時間がかかる場合も
赤ちゃんに初めてを経験してもらうときは、ママも一緒になって楽しく行ってみてください。はじめは飲みやすいようにママが持って赤ちゃんの口に当てたり、ママがスパウトを使って飲む姿を見せたりするのもよいですね。赤ちゃんと楽しみながら徐々に慣らしていきましょう。
もしもスパウトが上手に使えなくても、落ち込まなくて大丈夫です。いきなりストローで飲めたり、コップから直接飲めたりする子どももいますよ。そのため心配して焦る必要はありませんよ。
スパウト使用時に困ってしまったこと
飲まずに嚙んで遊んでしまう
たとえば「飲み物を飲まずに噛んで遊んでばかりで困っている」というママもいます。赤ちゃんにとって初めてのスパウトは、飲み物を飲む道具ではなく歯がためのように遊び道具に感じているのかもしれません。なかには噛んで吸い口部分がちぎれてしまい、つけ替えの吸い口を何度も購入したというママもいますよ。
また噛むだけでなく、マグ自体を振り回したり床にゴンゴン叩いたりして遊ぶこともあるかもしれません。カップ部分がプラスチック製とはいえ、割れると危ないのでママは目を離さず見守りましょうね。
感触が苦手で口にくわえてくれない
今までママのおっぱいから直接母乳を飲んでいた赤ちゃんにとっては、吸い口の感触が苦手に感じるのかもしれません。また哺乳瓶でシリコンやゴムの感触に慣れていたとしても、吸い口の形が違うので口に含んたときに違和感を感じることもあるでしょう。赤ちゃんが嫌がる場合は、吸い口の素材や形が違うものを一度試してみるとよいですよ。
ほかにも、吸ったときの飲み物の出かたやプラスチックの臭いなども、嫌がる理由として挙げることができます。なにが嫌なのか注意深く探してみましょう。
お出かけ時のもち運びで漏れてしまう
生後5~6カ月ごろは公園に出かけたりちょっと遠出をしてみたり、赤ちゃんとのお出かけが楽しくなる時期ですよね。お出かけにスパウトをもって行ったら、カバンのなかがびしょびしょになってしまったというママもいます。
キャップがしっかり閉まらないと、吸って飲むとはいえ吸い口の穴から中身がこぼれてくることもあります。毎回もち運ぶたびに漏れてくると、ママにとってストレスになりますよね。飲み物を入れるので漏れないことは重要です。赤ちゃんが気に入るだけでなく「漏れにくい」という点もチェックして選びましょう。