赤ちゃんのイタズラに怒るのはよい?イタズラの意味や怒るときのコツ
小さくて動けなかった赤ちゃんが、いつの間にか手をのばしてコードを引っ張ったり本を破いたり、めいっぱい体を動かしてイタズラをしていたらママは怒ってよいのかわからないですよね。なぜイタズラをするのか、ママはどう対処するべきなのか、一緒に学んでみませんか?
赤ちゃんのイタズラについて知っておこう
イタズラで好奇心の強い子どもが育つ
ママの髪の毛をつかんだりパパの眼鏡をにぎってみたり、ときにはティッシュペーパーを引っ張り出してみたり、うちの子はなんてやんちゃなんだろう…なんて悩まなくても大丈夫です。
そのイタズラのどれもが赤ちゃんの好奇心ゆえに起きている行動です。そして、その好奇心は脳にとっても必要なのです。
手や足や口を使って「これはなんだろう…」とイタズラを実行しているのは脳を使っている証拠です。興味を持ち、触ってみたい好奇心がわく、この気持ちが赤ちゃんの成長につながります。
大人の気を引こうとしている
ママが家事に忙しくてなかなか赤ちゃんのほうを見てくれないとき、赤ちゃんはママが困ることをしたらママが来てくれる…そんなことを覚えていてイタズラを始めます。
赤ちゃんはイタズラの善悪はまだわかりません。ですがこれをやったらママが自分のところに来る、ということを理解しています。これも赤ちゃんがしっかりと頭で考え、少しずつ成長している証拠です。
ママが大好きだからいつもそばにいて欲しい、そんな赤ちゃんの気持ちがあふれた行動ですよね。
ママへの信頼を育てよう
なかには赤ちゃんにとって危険なイタズラをしてしまうこともでてきます。どんなにかわいい我が子でも、しっかりと叱らなければいけない状況になることもあるでしょう。
叱ることに臆病にならず、ママと赤ちゃんの絆を深めるために必要なものと考えて、まずは赤ちゃんとの信頼関係を築きましょう。
ママへの信頼の育て方はいたってシンプルなんです。赤ちゃんが泣いたらすぐにかけつける、抱っこをたくさんする、名前を呼ぶ、一緒に遊ぶなど、この当たり前の行動が赤ちゃんには必要なんです。毎日赤ちゃんと触れ合って信頼を育ててくださいね。
赤ちゃんのイタズラを怒るときの伝え方
叱るときは短い言葉で伝える
ですが、この叱り方だと赤ちゃんはびっくりするだけで、効果は少ないかもしれません。
赤ちゃんが危険なイタズラをしていたら、赤ちゃんの目を見ながら、少し低めの声のトーンで「触っちゃダメだよ」「口にいれたら危ないよ」と、何をしたらダメなのかを短い言葉で伝えてみてください。
このとき、だらだらと長い言葉で注意するのはNGです。赤ちゃんは小さいながらも、ママの声のトーンがいつもと違うことに気づくはずです。
イタズラでママが困っていると教える
そんなときは怒り方をかえて、変化をつけてみましょう。怒る言葉の中に、ママの気持ちを入れて伝えてみてはいかがでしょうか?
例えば赤ちゃんがコンセントで遊んでいるとき、「その遊びは危ないからいやだな、ママやめてほしいな」といった感じで、ママは困っているよ、という気持ちを伝えてみてください。ママの表情も、眉毛を下げて困っている顔を作ってくださいね。
赤ちゃんはママの困っている意味は理解できなくても、いつもと話し方が違うな、いつものママの顔じゃないな、ということを理解することはできます。
ストップをかけて抱っこして安心させる
おもしろいイタズラだと夢中になっている場合もあります。そんなときは口で注意するよりも、抱っこをしてあげることが大切です。
ママの抱っこってどんなときも最強じゃありませんか?抱っこされた瞬間から、赤ちゃんは安心しますし、落ち着きますよね。
また、抱っこをすることは今までしていたイタズラから気をそらす、という効果もあります。これって実は赤ちゃんに対して極力怒りたくない…なんてママにはぴったりなんです。赤ちゃんを常に安心感で包んであげることも大切ですよね。
赤ちゃんのイタズラで好奇心を満たすコツ
チャレンジしているときは褒める
いつもは口に入れたり投げたりしている積み木を、今度は重ねて置こうとしている…。こんなときは思いっきり褒めてあげてください。がんばれー!と応援してもよいですよね。赤ちゃんもママがそばで見ていてくれるから、笑顔で楽しむはずです。
そして積み木を食べたりしたら怒られるけど、乗せてみたらママが笑顔になってくれた!ということを理解していきます。
ポイントは、ダメなことはきちんと叱る、正しいことは全力で褒める、ということを明確にわけて行動にうつすことです。
好奇心を育てるためには、たくさんのイタズラにチャレンジしてほしいですよね。そのためにも家族みんなで赤ちゃんを見守ってあげたいですね。