新生児期は気温に注意?季節別にみる布団や服装でのコントロール方法
新生児期は健診などの予定がない限り、基本的には自宅で過ごすことになる赤ちゃんですが、どういう服装がよいのか悩みますよね。今回は、春夏秋冬それぞれの季節に適した服装や、快適に過ごせる部屋の温度、赤ちゃんに掛ける布団の種類などについて調べてみました。
春と秋は気温の変化が激しい時期
ベストな室温は20~25℃!
日中の室温はとくに注意する必要はありませんが、夜になると肌寒く感じるときもあります。昼間は太陽の光で室内が温められるので、夕方になったら窓を閉めるようにしておけば、夜も快適な室温で過ごすことができますよ。
暖かく感じる日でも、室温が20℃に満たないこともあります。そんなときは暖房器具や洋服などで調整してあげてくださいね。
服装は短肌着とドレスオールの重ね着がよい
肌寒い日は、赤ちゃんが起きている間【ベスト(短胴着)】などを重ねてあげてください。
通気性のよいガーゼ生地やフライスという伸縮性のある生地、肌ざわりが柔らかい綿生地でできたものがおすすめです。ドレスオールは赤ちゃんが2~3カ月になっても使えるので、秋の場合は、少し厚手のものを準備しておくと重宝しますよ。
掛け布団とタオルケットで温かく!
掛け布団は薄手で、綿でできたものがよいでしょう。綿は汗を吸ってくれますし、家で洗うこともできるので、清潔な状態のものを赤ちゃんに使うことができますね。
タオルケットは汗をかきにくく、大きくなってからもお昼寝用として使えます。大判のバスタオルを代用として使うことも可能です。同じ使い方ができるガーゼケットは肌ざわりが柔らかいですが、タオルケットと比べるとやや高価になってしまいます。
タオルケットの上に掛け布団を組み合わせる使い方もできますが、温めすぎには注意をしてくださいね。
夏は赤ちゃんの大敵!温度管理に注意が必要
夏の快適な室温は26~28℃
赤ちゃんは体温調節が上手にできないので、体内に熱がこもってしまうことがあります。暑さが原因で機嫌が悪くなったり、あせもができたり、脱水状態や熱中症になったりすることがあります。
節電を心がけている家庭でも、扇風機やエアコンなどの冷房器具を活用して室温に注意してあげましょう。また扇風機やエアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないように風向きにも注意が必要です。
赤ちゃんの様子を見ながら、こまめに室温調整をしましょう。室温を確認するときは、赤ちゃんの顔の横付近で確認するとよいですよ。
家の中なら肌着だけでOK!
新生児期は動き回ることもないので、室温が低すぎなければ肌着だけでも大丈夫です。とはいえ、肌着だけだとお腹が冷えてしまわないか心配なので、肌着の上から薄手のロンパースを着せていたというママもいました。
汗を吸ってくれる綿素材のものや、通気性のよいメッシュ生地のもの、触りごこちがさらりとしている天竺生地のものがおすすめです。汗をかいているようであれば、こまめに着替えさせてあげてくださいね。
バスタオルやタオルケットでお腹を保温
体全体にタオルケットを掛けた場合、新生児期の赤ちゃんでも、暑いと感じたら足に掛かっているタオルケットを蹴ることがあります。足が出ている状態だと、足は涼しく感じるので快適に過ごすことができます。また、手足から熱を出して体温調整をしているので、足にタオルケットが掛かっていると、熱が下がりにくくなります。
素材は通気性のよいガーゼ生地やパイル地のものがおすすめです。分厚いものは使用せず、薄手のものを使用するようにしましょうね。タオルケットがない場合、バスタオルやフェイスタオルを使用したというママもいましたよ。
冬は暖房器具を上手に使って温かく
20~23℃にして快適な環境づくりを
赤ちゃんは床に近い場所で日々過ごしています。低温やけどになる可能性があるので、床暖房やホットカーペットを暖房器具として使うときは注意が必要です。直接寝かせたり、長時間床の上で過ごすことは避けるようにしましょう。
石油ストーブやファンヒーターを使用するときは一酸化炭素中毒や脱水症状にならないように、室内に酸素を取り込むことが大切になります。1~2時間に1回5~10分窓を開けて換気をしたり、加湿器や湿らせたタオルを干したりして加湿もおこなってくださいね。40~60%の湿度が快適な環境の目安といわれていますよ。