車内で赤ちゃんが泣くのはなぜ?乗車前の対処法や落ち着くアイテム
2018年現在、日本では6歳未満の子どもが車に乗る際には、チャイルドシートの着用が義務付けられています。チャイルドシートに乗っていると赤ちゃんがよく泣いてしまうのはなぜでしょう?赤ちゃんが泣くのにはいくつかの理由があるのです。乗車前の対処法や落ち着かせるアイテムをご紹介します。
車に乗ると赤ちゃんが泣くのはどうして?
生理的な不快感を伝えるために泣いている
赤ちゃんがチャイルドシートに乗ることで泣くのにはいくつかの理由があります。まず最初に考えられるのは、赤ちゃんが生理的な不快感を伝えるために泣いていることです。
赤ちゃんは泣くことでしか感情を表現することができません。特に乗り慣れていないチャイルドシートだと、座り心地や景色に違和感があるのかもしれません。
また、おしっこが出ていておむつが気持ち悪い、暑い寒いという生理的な不快感かもしれません。泣いている赤ちゃんを観察して、不快感を取り除いてあげることが大切ですよ。
チャイルドシートに乗るのが不安で泣く
パパやママがいないと感じると赤ちゃんはとても不安に感じるものです。赤ちゃんはママの姿を見たり、声を聞いたり、体温を感じたりすることで安心しているのです。ママがそばにいて声をかけたり、手をにぎってあげたりすることで赤ちゃんを安心させてあげましょう。
それでも赤ちゃんが泣き続けてしまうことがあるはずです。そんなときは安全な場所に少し停車して、ママが抱っこしてあげることで落ち着かせてあげてもよいでしょう。
退屈して泣いている場合もある
赤ちゃんが車内で泣いている理由には、車に長く乗っていることで退屈していることも考えられます。見える景色が変わらなかったり、体を動かすこともあまりできないのでは赤ちゃんでも飽きてしまうのでしょう。
赤ちゃんが退屈して泣いていると感じるときには、車内の環境に変化をつけてみることが一番です。赤ちゃんの好きな音楽をかけてあげたり、触れるおもちゃをあげたりすることで退屈を解消してあげましょう。
赤ちゃんが特にお気に入りのアイテムは車に乗る前に何種類か用意しておくとよいですね。
赤ちゃんが泣くのを防ぐ乗車前のコツ!
乗車前に授乳やおむつ替えを済ませておく
授乳やおむつ替えは運転中に行ってはいけません。赤ちゃんがどんなに激しく泣いていても危険ですので安全な場所に停止してから行ってください。
車は走り出すと高速道路や渋滞などでなかなか停車することができない場合があります。赤ちゃんが泣いておっぱいを欲しがったり、おむつを気持ち悪がったりしているのになかなか授乳やおむつ替えをできないことも想定されます。
乗車前に余裕を持って授乳やおむつ替えを済ませておくだけでなく、定期的に安全な場所で授乳やおむつ替えをするようにしておくことも大切です。
シートの調整や車内の環境を快適にする
必ず説明書にそってチャイルドシートを設置するようにしましょう。シートベルトを通す穴や締め方によっては安定しないことがあるのです。
また、車内の環境は快適になっていますでしょうか。赤ちゃんは体温調節機能がまだまだ未熟です。パパやママが快適な空調だと感じていても、赤ちゃんが快適とは限らないのです。
チャイルドシートは体に密着しているので赤ちゃんは暑いと感じているかもしれません。赤ちゃんの様子を観察したり、触ったりして適切な空調管理も行うようにしましょう。
赤ちゃんのお昼寝の時間に合わせて出かける
そのために、赤ちゃんのお昼寝の時間に合わせて出かけると車でも眠りやすくなります。規則正しい生活習慣をとっていると同じ時間や授乳の後に眠気がくるものです。赤ちゃんの生活習慣を把握し眠りやすいタイミングで出かけるようにしましょう。
車に乗っている間は赤ちゃんが眠るよう習慣づけておくと、車の心地よい揺れもあり、さらに寝つきやすくなるはずです。
車は居心地の悪い空間ではなく、気持ちよく寝れる空間となるように赤ちゃんのお昼寝の時間に合わせて出かけたり、授乳してから出かけるなどの工夫をしてみましょう。
車のお供に!赤ちゃんが落ち着くアイテム
楽しい気分になる「童謡やあそびうたCD」
赤ちゃん用に、「犬のおまわりさん」「森のくまさん」などの楽しい童謡をまとめたCDがあります。楽しく明るい童謡やあそびうたは赤ちゃんを楽しい気分にさせてくれます。
車内でママやパパの姿が見えない不安や、景色の変わらない退屈な環境だと、赤ちゃんは飽きてきて泣いてしまうかもしれません。
童謡やあそびうたは楽しい音楽が多いので、赤ちゃんがお気に入りの音楽をかけてあげるとよいでしょう。普段の生活でも童謡やあそびうたを聞かせて、赤ちゃんの反応がよかった曲をピックアップしておくと、赤ちゃんが泣いたときに助かりますよ。