ママはアロマテラピーでリフレッシュ!効果や楽しみ方を紹介
優しい香りに包まれるアロマテラピーは育児中のママにも人気がありますよね。ここでは、ママの体調に合わせた精油(エッセンシャルオイル)の選び方や、芳香浴だけではない精油の使い方、アロマテラピーの資格や仕事についてまで幅広く紹介したいと思います。
アロマテラピー の効果や使い方を知ろう
アロマテラピー ってなに?
アロマテラピーという言葉はないものの、芳香植物は古代からミイラ作りや薬として使用されていたようです。1900年代に入り、フランス人のルネ・モーリス・ガットフォセによりアロマテラピーという言葉が作られました。
エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐことで電気信号が脳へ伝達され、自律神経、内分泌系、免疫系に影響を与えるといわれています。また、直接肌に使用した場合、皮膚から血液やリンパに流れて吸収されますが、分子量の大きいエッセンシャルオイルは皮膚からの吸収は難しいようです。
リラックスでき、免疫力を上げる効果がある
リラックスするために芳香浴を楽しんでいるという人も多いことでしょう。お気に入りの香りに包まれるとゆったりとした気持ちになりますよね。免疫機能はストレスを感じることで低下するといわれています。アロマテラピーでストレスが緩和すれば、自然と免疫力も高まることでしょう。
また、アロマテラピーの効能を実証するためにさまざまな実験がおこなわれています。高齢者にラベンダーの精油を混ぜたトリートメントを定期的に行ったところ、ナチュラルキラー細胞という免疫力をサポートする細胞が増えたという結果が出たそうです。
初めてのアロマテラピー、使い方は?
お肌のトラブルに合わせてエッセンシャルオイルを選び、マッサージオイル、ハンドクリームやバスソルトなど手作りのコスメを簡単に作ることがでます。
そのほか、虫よけに効果があるといわれるエッセンシャルオイルをブレンドして、赤ちゃんにも安心して使える虫除けスプレーを作ったり、抗菌効果や洗浄効果のあるエッセンシャルオイルをお掃除に使っている人もいるようです。
詳しい作り方はネットで検索したりアロマテラピーの本などを参考にしたりして調べてみてくださいね。
ママの体調に合わせてエッセンシャルオイルを選ぼう
まずはなじみのあるラベンダーから
ラベンダーの語源はラテン語で「洗う」という意味からきており、昔から抗菌作用があることが認められていました。皮膚の炎症や痛みを緩和する効能があるといわれ、火傷や肩こりなどに効果を発揮するようです。
そのほかにも、心を落ち着かせてストレスを緩和する作用があるといわれ、ストレスが原因で引きおこされる頭痛や不眠症などを改善する効果が期待できます。育児中のママのイライラを解消するのにも、ラベンダーがおすすめです。
初心者向けのエッセンシャルオイルの種類と効用
【ストレス解消】
ラベンダー、ネロリ、カモミール、オレンジスイート
【疲労回復】
ローズウッド、レモン
【肩こり】
ラベンダー、ローズマリー
【ダイエット・むくみ】
シダーウッド、レモン、ゼラニウム
【抗菌】
ラベンダー、ティーツリー、ジンジャー
【防虫】
ラベンダー、ゼラニウム、ペパーミント
マッサージオイルなどエッセンシャルオイルを直接肌に使用する場合は、容量を守らないと肌にダメージを与えてしまう危険性があります。皮膚の部位や目的によって容量(希釈率)の目安があるので、注意して使ってくださいね。
産後に使わない方がよいエッセンシャルオイル
それでは実際に使わない方がよいエッセンシャルオイルを見ていきましょう。
アニス、アンジェリカ、オレガノ・カンファー、クローブ、シナモン、ジャスミン、キャロットシード、セージ、タイム・チモール、タラゴン、バジル、フェンネル、ラバンジン、レモングラス、レモンユーカリ
上記のエッセンシャルオイルも、芳香浴として香りを楽しむだけであれば、使用に問題はないようです。また、同じ種類のオイルを2週間以上、毎日使用するのは避けましょう。
アロマテラピーの資格について知ろう
アロマテラピーの資格の種類と取得方法
例えばAEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)が運営する資格認定制度では、家族とアロマテラピーを楽しむために必要な基礎知識問われるアロマテラピー検定から、教育や指導を行うことを目的としたアロマテラピーインストラクターの資格まで6種類の検定や資格を取得することができます。
アロマテラピー検定は誰でも受験できる資格ですが、アロマテラピーインストラクターはアロマテラピー検定合格後、認定スクールで定められた講義や実習を行ってからでないと受験することができません。