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共働きは愛情不足の原因ではない。子どもを笑顔にする愛情の伝え方

共働きは愛情不足の原因ではない。子どもを笑顔にする愛情の伝え方

共働きのママ、子どもと触れ合う時間が少ないのを気にしていませんか?子どもが愛情不足になり、成長に影響を及ぼすのではないかと不安に思っているママもいるかもしれません。そこで今回は、共働きが子どもに与える影響や子どもの寂しい気持ちにどうしたら気がつけるか、愛情の伝え方などについてお話しします。

共働きが子どもに与える影響とは

かわいそうといわれることで自尊心が低く

ママとパパが共働きをしていること自体、子どもに悪影響を及ぼすことはあまりありません。ただ、専業主婦と違い、ママが普段子どものそばにいないことにより周囲から「ママがいつもそばにいなくてかわいそう」という言葉をかけられることもあるでしょう。

それまで子ども自身はかわいそうだと思っていなくても「私はママがそばにいないから、かわいそうな子どもなんだ」と認識するようになってしまいます。本当はママに愛されているのを感じているはずなのに「ママに愛されていない」「ママにかまってもらえない」と思い込んでしまい、自尊心が低くなる可能性があります。

自尊心が低くなると、自分に自信が持てず何事もすぐに諦めてしまったり、他者とのかかわりが苦手になってしまいますよ。

コミュニケーション不足になりやすい

共働きだと、子どもとコミュニケーション不足になりやすいのではないかと心配しているママもいることでしょう。確かに日中は子どもは保育園へ、ママは仕事へというようにバラバラに過ごす時間が長いので、気をつけないとコミュニケーション不足になってしまう危険性はあります。

帰宅してからもママは休む暇もなく洗濯物を畳んだり、夕食の支度をしたりなど、家事をこなさなければならないため、子どもとの時間を持つことが難しいかもしれません。家事で忙しくしているときに子どもが絡んでくると、ついイラッとしてしまい、声を荒げてしまうこともあるでしょう。

しかし、忙しい中でも子どもとの貴重な時間を大切にするようにし、コミュニケーション不足にならないよう注意したいですね。

悪影響だけじゃない!子どもによい影響も

共働きというと、どうしても悪影響ばかり強調されることが多いのですが、子どもによい影響もありますよ。ママが仕事をしていると、子どもは小さい頃から保育園に通うことがほとんどだと思います。

保育園に通うことにより、朝は早く起きて午後は昼寝、そして夜は早めに就寝するなど規則正しい生活ができるようになります。保育園では保育士というママやパパ以外の大人や友達と一緒に過ごすことにより、社会性や協調性が身につくことでしょう。

さらに自分よりも年下や年上の友達と遊ぶことにより、同年齢の友達からは得られないさまざまな刺激を得ることができます。トイレや手洗いなど自分ですることを覚えるようになります。

このようによい影響もたくさんありますよ。

子どもの「さびしい」に気付こう

「かわいそう」と「さびしい」の違い

ママが働いていると、周りから「かわいそう」という言葉を投げかけられることもあるかもしれません。しかし「かわいそう」と「さびしい」の違いをご存知ですか?

「かわいそう」というのは本人が感じるのではなく、主に周りの大人からいわれる言葉です。周りが子どもを「かわいそう」と思う気持ちは、ママや子どもにはコントロールできないものなので、もしいわれても気にしないことが大切です。

対して「さびしい」は、子ども自身が感じる気持ちなので、子どもがさびしいと感じているようならきちんとフォローすることが大切ですよ。そのまま放置していると、ママからの愛情を感じられずに自己肯定感の低い子どもになってしまうので、注意が必要です。

子どもが愛情不足のときに表れるサイン

子どもが愛情不足を感じているときに、表れるサインがあります。ここではそのサインについてご紹介します。

・指をしゃぶったり爪を噛んだりする
この仕草は、気持ちが不安定になっていたり、ストレスを感じているときに表れやすいサインだとされています。

・物を隠す
自分で上手に気持ちを伝えられない場合、大人の気をひこうとして物を隠すことがあります。そうやって自分に注目してほしいという意思の表れなのです。

・すべて自分1人でこなそうとする
子どもが小さいうちは「ママこれやって」と甘えることにより、ママからの愛情を確認しています。周りの大人に頼ろうとせず、自分1人でこなすことに慣れてしまうと、甘えるのが下手な子どもになってしまいます。

「さびしい」と伝えられるメリット

子どもが「さびしい」と感じているときに、ママがそのサインを読み取ってフォローできればよいのですが、忙しく気持ちに余裕がないときにはそのサインを見逃してしまう危険性もあります。そこで、子どもに「さびしい」という気持ちがどんなものなのか、あらかじめ教えておくとよいですよ。

子どもがさびしく感じたときに、ママや保育園の先生に「さびしい」とはっきりした言葉で伝えることができれば、子どもへのフォローをすぐにすることができます。

家にいるときに子どもがさびしそうな素振りを見せてきたら、「さびしいんだね、抱っこしようか」というようにママから声がけをして、「これがさびしいという気持ちなんだ」ということを子どもに教えていくようにしましょう。

愛情を伝えるためにパパとママができること

子どもの話をしっかり聞こう

子どもと過ごす時間が短い分、愛情をしっかりと伝えるためにはどうしたらよいのでしょうか。まずは子どもの話をしっかり聞くことが大切です。

たとえば帰宅後、子どもと一緒にゆっくり湯船につかりながら「今日は保育園でなにをして遊んだの?」「お友達と仲よくできたかな?」というようにその日の出来事を聞いてみてもよいですね。

このとき、イエスとノーで答えられるクローズドクエスチョンと自分の言葉で答えるオープンクエスチョンを混ぜながら聞いてみると、子どもは話がしやすいですよ。

家事で忙しくしているときに子どもが一生懸命話しかけてきたら、一度手を止めて子どもの顔を見ながらしっかり話を聞くように心がけましょう。「ママは私を見てくれている」と感じることができます。
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