共働き家庭の子どもの悩みは?精神面や病気対応、習い事の悩みを紹介
共働きの家庭の場合、日々の忙しさによる家事と育児の両立の悩みだけでなく、子どもにも負担をかけてしまっているのではないかと悩むこともあるかもしれません。ここでは、共働き家庭が抱えがちな悩みを紹介するとともに、その対処法についても紹介しますので、参考にしてみてください。
共働き家庭の大きな悩み!子どもの精神面
子どもが親の愛情を感じにくいことがある
実際に「小さい子どもを他人に預けて働くなんてかわいそう」と周囲にいわれて辛い思いをしたことがあるママも多いのではないでしょうか。確かに共働きで保育園に通わせている場合、平日は親と過ごす時間が限られるのは事実です。
しかし、それがすなわち親の愛情不足とはいえません。日中は一緒にいられなくても、家で過ごす時間を大切にすることで親の愛情は十分に伝わります。
日中は保育園で先生から愛情を受けて、家では一番大好きなパパとママからの愛情を受けることができれば、共働きという理由で子どもが愛情不足を感じることはないですよ。
できる限り子どもと向き合う意識を持とう
朝晩の時間は子どもと過ごす貴重な時間でもありますが、同時に、家事をこなさないといけないバタバタの時間でもありますね。どうしても、やらなくてはいけないことを優先して「ちょっと待って」といってしまいがちですが、毎日少しでも、家事の手を休めて子どもと向き合う時間を作れるように意識できるとよいですね。
また、ママが毎日疲れて元気がなかったり、イライラしていたりすると、子どもは敏感に気付くものです。たまには家事も手を抜いて、無理をしないで笑顔で子どもと接して、「大好き」の気持ちを伝えるように心がけたいですね。
共働き家庭の子どもはメリットもある
1人で過ごす時間も長くなるので、自分で考える力も身につきますし、保育園ではたくさんのお友だちと過ごす中で、集団生活のルールを学ぶことができます。家族以外の人との関わり方について小さいうちから学ぶことで、協調性を養うことにつながります。
ほかにも、パパとママが生き生きと仕事をする姿を見ることで「働く」ということに関心を抱くきっかけにもなりますね。そしてなによりも、共働きの方が世帯年収が高くなる傾向にあるため、子どもの教育によりお金をかけることができる点もメリットといえます。
共働き家庭の子どもが熱を出したら?
親が休んだり、祖父母に頼ることが多い
とはいえ、働いている以上どうしても仕事を休めない日もありますよね。働く親にとっては、子どもが病気で保育園をお休みするときの対応について、頭を悩ませているのではないでしょうか。
まずはママかパパが仕事を調整して休み、家で看病することが多いようです。どちらも仕事の都合がつかずに休めない場合、祖父母が近くに住んでいれば、祖父母に看病を依頼することも多いですね。
祖父母に協力をお願いする可能性がある場合は、共働きを始める前にしっかりと相談と依頼をしておきましょう。
共働き家庭の味方!病児・病後児保育制度
これらの制度は、病院や保育園などが運営し、医師や看護師がいる環境で預かってくれるものや、病児保育の経験や知識が豊富な保育士が自宅に来てくれるものがあります。
病児・病後児保育は、利用可能な人数に制限があったり、事前に利用登録が必要だったりすることが多いです。仕事を始める前に、利用可能な病児・病後児保育について調べておき、利用登録を済ませておくと安心ですよ。
仕事を休みやすい仕組みを整えることも必要
具体的には、仕事は期日に余裕をもって早めに終わらせておくことや、仕事の進捗状況は随時共有しておいて、急な休みでもなるべく迷惑をかけないようにしておくことを心がけるとよいでしょう。当然のことかもしれませんが、これらの基本的なことができていると、いざ休まないといけなくなったときの周囲からの目が変わってきます。
ほかにも、最近では働き方改革の影響もあり、在宅勤務の導入が進んでいます。会社に在宅勤務の制度がある場合は、在宅勤務ができるか検討してみるのもよいでしょう。
共働き家庭の悩み!子どもの習い事
共働き家庭「習い事を増やしたい」が約6割
実際に習い事をさせている共働き家庭も多く、平均で1.4個の習い事をしているとのデータがあります。しかし、それでも約6割の共働き家庭が、習い事をもっと増やしたいと感じているようです。
共働きであるからこそ、経済的には習い事を増やす余裕はあるかもしれません。しかし、仕事がない休日に習い事をさせようと思うと、後述するような親の負担も多くなり、なかなか数を増やせないというのが共働き家庭の悩みのタネとなっています。