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子育てで大切な思いやりの教育。人を思いやる心を育むために

子育てで大切な思いやりの教育。人を思いやる心を育むために

「将来思いやりのある子どもに育ってほしい」そう願うママも多いことでしょう。思いやりの心の芽は赤ちゃんのころから育っています。ここでは、思いやりの心をどうやって育んでいけばよいのか、今からできる心がけや、思いやりの心を育むおすすめの絵本、遊び方などを紹介します。

親が子どもに望むもの第一位が「思いやり」

思いやりってなんだろう?

子どもが生まれるとパパやママは「こんな子どもに育って欲しい」と希望を持ちますよね。その堂々一位は今も昔も「思いやりのある子」だそうです。

子どもが思いやりを持つことを親は願ってやみませんが、思いやりとは一体どんなものなのでしょう。なんとなくは分かるけれど、うまく説明できないママも多いのではないでしょうか。

人を思いやるには、人の気持ちが分かることが必要ですよね。その前に、まず自分の気持ちが分かって、初めて人の気持ちが想像できます。そして、自分のしたいことではなく、人のことを優先してできるのが思いやりです。

つまり、思いやりを発揮するには共感力と優しさ、我慢できることが必要なのです。簡単なようでも大人にも難しいことですね。

なぜ思いやりが大切なのか

思いやりがあると、人生が豊かになります。人とのつながりも広がり、人間関係が円滑になります。「本当かな?」と思うママもいるかもしれませんが、人はひとりでは生きていけませんよね。

人との関りがうまくいかなければ、人生は寂しく孤独なものになってしまいます。思いやりがあるということは、自分のことだけでなく周りの人のことも考えて行動します。そうすれば、人が離れていくことは少なく、友だちや親友と呼べる人が多くなり、可愛がられて信用される人になります。

ママも自分が長くつき合っている人のことを思い起こしてみると、思いやりがある人に心を許し、仲よくしているということはないでしょうか。誰しも思いやりを持っていますが、意識することで人にも自分にも優しくなれます。

思いやりは強要しすぎないで

赤ちゃんや幼い子どものお世話は大変ですよね。小さな子どもは自分が中心で物事が進んでいきますので、ママの都合など考えてくれません。自分の要求が叶えられるまで泣いたり、怒ったりしてしまうこともあります。

なぜなら赤ちゃんや乳児は、まだ自分以外の人に「気持ち」があることに気がついていないからです。3歳ごろから他人にも気持ちがあることを知り、その人の気持ちを想像し、自分の気持ちを抑えてその人のために我慢することを覚えていきます。

こうして段階的に思いやりの心を育んでいきますので、ママは幼い我が子に「思いやりがない!」と嘆くことはありません。幼いころは思いやりの種まきの段階だと考えて、ゆっくりと思いやりの心を育んでいきましょう。

思いやりの気持ちの芽は赤ちゃんのころから

ママパパとの絆で得る安心感や信頼感が大切

思いやりの気持ちを育てたいのであれば、子どもとの関係性だけではなく、自分の心や夫婦の絆から見直していきましょう。

ママの心が疲れていたり、夫婦でお互いを傷つけあったりしていると、例え赤ちゃんだとしてもそれが伝わってしまいます。子どもはママとパパが毎日けんかをしている状況では安心して育つことができません。実際に、夫婦げんかは子どもの脳の発達に悪影響を与えてしまうという研究結果もあるようです。

子どものためにも、ママやパパがお互いをいたわりあうような、優しい気持ちで生活することが大切です。疲れていると心に余裕もなくなってくるものなので、趣味に没頭したり、マッサージに行ってリラックスするなど、息抜きをする時間を作りましょう。

家族で優しく接して優しさを伝えよう

周りの人から優しく接してもらったことがなければ、子どもは優しさとはなにか知らずに育っていってしまうことでしょう。思いやりがある子どもに育てるには、赤ちゃんのころからみんなに優しくしてもらうことが必要です。

子どもに優しく接するとは、具体的にどういうことなのでしょうか。もちろん、思いやりの気持ちをもって、自分がされて嬉しいと思うことを子どもにもしていくことが大切ですが、悪いことをしてもしつけをしないことではありません。

1日に数分間でよいので、ありのままの子どもと向かいあう時間を作りましょう。子どもの言葉や全身からあふれだすその子らしさをすべて受け止めましょう。子どもは受け止めてもらうことで、満たされ、優しくされたという気持ちになるようです。

赤ちゃんは語りかけられて人の気持ちを学ぶ

ママやパパが赤ちゃんへの語りかけをするとき、どんな言葉をかけていますか?例えば、上手におもちゃで遊べないとき「なかなか音がならないね。難しいよね」などと、赤ちゃんの気持ちを代弁するような言葉をかけることも多いことでしょう。

実はこの赤ちゃんの気持ちを代弁する行為が、人の気持がわかる、思いやりのある子に育てるためには大切なことだったのです。

まだ自分の気持ちすら理解できない赤ちゃんに対して、気持ちを代弁することによって、赤ちゃんは嬉しい、悲しいとはどんなことなのか学習していくのです。そして、物心がつくころになると、他人の感情を推し量ることができるようになり、思いやりの心をもてるようになってくるようです。
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