【第3回】自然の中で好奇心と主体性が育つ「森のようちえん」の活動
これから園を探したい、子どもの教育をどうするか考えたい時、どんな教育があって、どんなことをするのか気になる方が多いですよね。今回は、公園や森などの自然の中で保育を行う「森のようちえん」として活動する園「森のたんけんたい」に取材に伺いしました。
「森のようちえん」とはどんな園?
自然の中が活動場所になる
活動のフィールドは、森だけでなく、海や川、里山、畑、都市公園など幅広く、活動形態も保育園・幼稚園だけでなく、託児所、自主保育サークルや子育てサロンなどがあり、それぞれ独自のスタイルで行われています。
どんな力が育つのか?
「森のようちえん」に参加してみた!
「森のたんけんたい」に合流
元幼稚園教諭の小林さんがご自身の子育てをする中で、その魅力に気付き野外保育サークルを発足、今は保育スタッフを交えて、認可外保育施設として活動しています。
ここでは、自分の気持ちや考えを、周りの人に伝えられる力をつけるとともに、周りの友達の話を聞き、受け止めてあげる、共感・共有することで、相手を思いやる気持ちや協調性などを育みます。
好奇心を育み、のびのびたくましく過ごす
川は流れがあり、深さは子どものふくらはぎの真ん中ほどの高さで、ちょっとした段差から飛び込んでみたり、川底に手をついて、ワニのように歩いてみたり、遊び方も子どもそれぞれ。スタッフは子どもたちと話しながらも、安全に遊べるように一緒に川に入って見守っています。
活動の中には、火を使うことやマムシがいるかもしれない場所を歩くなど、危険が伴うものもあります。ただ危険を知らないことより、危険を知り、それに対する対処法を伝えることが子どもにとって大切だと考えており、大人の目が届く中で、危険性や対処法を伝えて、子ども自身が危機判断できるように、活動の中で伝えるようにしています。
帰りの集合場所までは、休憩を挟んで歩いて30分近く。山道のような急な傾斜もあり、大人でも軽く息切れするルートになっていますが、そんな道でも子どもたちは元気よく進んでいきます。
多様な自然の中だからこそ、ひとりひとりの興味をひくものがあり、子どもの主体性を発揮したり、考えたり工夫したりという環境がつくりやすく、子どももたくましく育っていくのだそうです。
もっと知りたいと思ったり、調べてみたりする行動の基礎には、好奇心や探究心があります。自然の中だからこそ出会う不思議なものやきれいなものが、子どもの好奇心や探究心を刺激し、やがては子どもの主体性を育てていきます。
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