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幼児期にある反抗期の原因を知ろう!イヤイヤ期の特徴や上手な接し方

幼児期にある反抗期の原因を知ろう!イヤイヤ期の特徴や上手な接し方

何をやっても子どもにイヤと言われるとママの心が折れてしまうこともありますが、子どもがイヤイヤをするのには理由があります。反抗期は子供の成長の証といわれますが、どうして反抗期はあるのでしょうか。子どもの反抗期の原因や2歳前後のイヤイヤ期の子どもとの接し方のポイントや注意点をまとめました。

幼児期にみられる反抗期の原因を知ろう

2歳前後から始まるイヤイヤ期とは

2歳前後の子どもは色々なものに興味があり、やってみたいという気持ちがあります。ですが、なかなか上手にできず、うまく言葉にして伝えられないなどとジレンマが多い時期です。

ママやパパにこのジレンマを分かってもらいたいという思いが、イヤイヤという感情につながっていきます。大人でも、やりたいけど上手にできないときにはモヤモヤとした感情が出てきますよね。

2歳前後の子どもは、モヤモヤとした感情を別の方法で解消することができないので、「イヤ」という言葉で表しています。そして「イヤ」という言葉を言うことで、気持ちを落ち着けて感情をコントロールしようとしているのです。

イヤイヤ期というのは、ママやパパに反抗しているわけではありませんよ。

イヤイヤ期は成長の証!

生まれてすぐの赤ちゃんは、自分の体について「自分のもの」という認識がありません。その状態から少しずつ自分と他者という判別ができるようになり、徐々に自分がやりたいことや思いを持ちはじめ、その後自我が芽生えて自己主張ができるようになります。

自分の考えや思いが出てきたからこその「イヤイヤ」という行動なので、子どもが順調に自我の芽生えや自己主張という心の成長を果たしている証ともいえます。

子どもは今まで以上に身体能力が高まり、できることが増える半面で危険な行為も増えます。当然、やりたいと思うことを制止や禁止されることが増えます。どうして自分がやりたいことができないのかというイライラが、「イヤイヤ」という行動になることもあります。つまり、身体的な成長の証ともいえますね。

自分の気持ちを言葉で表現できない現れ

2歳前後の子どもは、だいたい二つくらいの言葉を組み合わせた二語文で会話をしますね。もちろん個人差もありますが、まだ言葉で詳しい感情は伝えられません。「イヤ」「ダメ」「きらい」など、伝えられる言葉で頑張って伝えようとしています。

イヤイヤの中には、表面的には分からない色々な気持ちが隠されています。もっと語彙が多くなれば言葉として表現ができても、2歳前後の子どもはまだ難しいことですね。

ママやパパが言っていることはわかるのに、どうして子どもはうまく話せないのかと疑問に思うこともありますが、言葉を理解する速さと言葉を表す速度には違いがあります。イヤイヤの理由をママが推測して聞いてみると、うなずいてくれるのでその理由が分かることもありますよ。

イヤイヤ期によくある子どもの特徴について

食事中の遊び食べや偏食がある

広告会社の博報堂が2018年に立ち上げたイヤイヤ期の研究を行うチーム「イヤイヤ研」が行った調査があります。

「我が子に当てはまるイヤイヤ行動はどれか」という調査で、83.5%のママやパパが「食べている最中に遊び始める」という行動をあげています。ほかには「ごはんを食べない」(68.2%)「スプーンや箸で食器を叩く、スプーンや箸を投げる」(51.3%)などといった「イヤイヤ」行動が食事中に起こると答えています。

偏食があり食事を出しても選んで食べ、大人の食べ物を欲しがるという子どもも多くいます。あきらかにお腹が満たされていない食事量でも「お腹いっぱい」と言ったり、逆にお腹いっぱいのはずなのに「もっと食べたい」と言ったりする子どもも多いですよ。

なんでも「イヤ!」と言うようになる

とにかくなんでも「イヤ!」と言うのも、この時期の子どもの特徴的な行動です。まるで今は「イヤ!」という言葉しか知らないかのように、何をしても何を聞いても答えは「イヤ!」です。

例えば「おやつ食べようか」と子どもが好きなことを提案しても、「イヤ!」と言いながらおやつを食べることもあります。嫌なのか嫌じゃないのか分からないですよね。

何もかも「イヤ!」と言われれば、ママだってストレスを感じますしイライラします。ママのイライラが頂点に達して「もう知らない!」と大きな声で怒鳴った瞬間、「イヤ!!」とさらに大きな声で言われてしまうということもありますよ。こうなるとママには「子どもは何がイヤなのか」分からないですよね。

こだわりが強く自分の意見を押しとおす

自分なりのルールやこだわりを強く持つ子どもも多く、すべてにおいて自分のルールやこだわりを押し通すこともあります。雨が降っていないのに長靴を履きたいと言ったり、傘を差したいと言ったりするなど、ママには理解できないこだわりも多いですよ。

例えば、
・おもちゃを片付ける順番
・お着換えでボタンを留める順番
・エレベーターのボタンを押したい
・バナナは全部皮をむいてはダメ
などということにおいても、子どものこだわりがあるようです。

少しでも自分が決めたルールやこだわりが崩れると、イヤイヤ行動が起こるだけではなく、大きな声で泣き出したりやり直しを要求されたりします。ママにとっては非効率的なこだわりばかりが目立つのも、イヤイヤ期に起こる自分なりのルールやこだわりの特徴ともいえますよ。

イヤイヤ期の接し方のポイントや注意点

最初から否定せずにまず肯定することも大事

2歳前後の子どもは自分の感情に素直なので、「イヤ!」という言葉の意味合いの中には確かに嫌な感情を表していることがあります。最初から、どうせイヤイヤ期の行動だからと否定してしまわず、まずは「イヤだったね」と肯定してみることも大事です。

例えば、おやつを食べようとビスケットを出したら「イヤ!」と言われた場合です。「ビスケットはいやだった?おせんべいならどうかな、それともみかんにする?」といったように一度イヤだった気持ちに寄り添い、別の選択が可能なら選択肢を提示してもよいですね。

イヤの中には、何か言葉に出せない理由が隠されているかもしれません。まずは「イヤだったね」と子どもの気持ちに共感をして、心の中の隠された真意を探っていくとよいですよ。
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