【第2回】恐竜・化石ってどう見たらいい?親子で博物館を楽しむポイント
博物館で化石を見るときのポイント
「大きい!」「かっこいい!」「変なかたち!」など、なんでもいいので、一緒に感動し、おもしろがって、大人も関心を示すことが大切です。できれば、時々「なぜ?」「あれ?どうなってるの?」と考えるきっかけになるような問いかけを会話の中でいれていくといいですね。
何かを説明するときには、単なる知識や想像、アイディアに終わらず、科学的な根拠を示してあげると、科学的に捉える良い経験になります。説明が難しいなと思ったら、博物館などのスタッフさんに聞いて見ることもできますよ。
子どもが好きな化石はどんなもの?
子どもと一緒に恐竜・化石を楽しむために
化石や恐竜を知ることは何になる?
化石や岩石がおしえてくれることをとおして、地球のロマンを感じたり、見たことのない生き物にわくわくしたり、未来の地球環境を考えたり、進化を考えたり。そこから何を感じるか、何を考えるかはとても幅広く、人によっていろいろ感じるものを見つけられると思います。
パパやママ、大人はどう関わるか?
もし、子どもに知らないこと、わからないことを聞かれたら、一緒に調べたり、考えたりするとよいかもしれません。博物館でも、見てもらったり、感じてもらうことで気づきがある場合は、こちらが知っていても「調べてみようか」「しっかり見てみようか」と声かけをすることもあります。
子どもが持った疑問を「難しいから」とピリオドを打ってしまうのではなく、せっかくの好奇心をより深めるためにも、ある程度噛み砕いたり、易しい言葉に言いかえて話をして見るといいと思います。
まとめ
図鑑を読んだり、化石を観察したりしたときに「本当にそうなのかな?」「〇〇ってわかっているのかな?」「これは何かな?」「どこをみればわかるかな?」など、自ら疑問をもって、それを探求するクセをつけることが、子どもの考える力にも繋がります。もしかしたら、今恐竜に熱中している子どもが、将来「古生物学者」になるなんてこともあるかもしれませんね。
パパやママが子どもの時に知った内容と全然違うなんてこともあるので、子どもを見守りながらも、子どもに戻ったつもりで、改めて一緒に恐竜を楽しんでみてください。
監修
御船町恐竜博物館
熊本県にある御船町恐竜博物館のwebサイト。博物館入り口では、まるで生きているかのようなティラノサウルスが出迎えてくれます。HPでは利用案内や収蔵資料・御船層群の紹介のほか、「わくわく体験教室」や「パレオプログラム」などのイベント情報も配信中。