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子どもを甘やかすと将来どうなる?甘やかしと甘えさせるの違い

子どもを甘やかすと将来どうなる?甘やかしと甘えさせるの違い

ママは可愛いわが子だからこそ「将来いい大人になるように」と願って、ときには厳しく叱りながら毎日子育てをしています。しかし、優しさと厳しさの使い分けに迷うママも多いのではないでしょうか。ここでは、子どもを甘やかし過ぎるとどうなるのか、「甘やかし」と「甘えさせる」はどう違うのかを見ていきましょう。

子どもを甘やかすとダメになるって本当?

子どもの甘えには種類がある

子どもはどうして甘えるのでしょうか。甘え方にはいくつかの種類があります。

・「抱っこして!」など、スキンシップを求める
・「なんで?」と何度も話しかけてくる
これは、ママと一緒にいたい、相手にして欲しい気持ちの表れです。

・「これしてあれして!」とワガママを言う
・「嫌だ」と思いどおりにならないと暴れる
・「できない!」とできることを自分でしなくなる
これは、ママに構って欲しい、無理やりにでもママにこっちを向かせようという強い気持ちの表れです。

・弟や妹をいじめる
ママが自分よりも弟や妹のことを可愛がっているという、寂しさから弟や妹への当たりが強くなります。

どれも自分を見て欲しいという「甘え」からきているものなのですね。

「甘やかす」と「甘えさせる」の違い

このような子どもの甘えに対して、ママはどう対応すればよいのでしょうか。ここで「甘やかす」と「甘えさせる」の違いを見ていきましょう。

「甘やかす」は、どんな状況や理由であれ、子どもの甘えを受け入れてしまうことです。「甘えさせる」は、状況と理由に応じて、甘えを受け入れることです。

例えば、お店で子どもがオモチャを欲しいと言い出したとき、「子どもが騒いだら面倒だし、お金もあるし」と、オモチャを買ってしまうのは「甘やかす」です。「今日はオモチャは買えない」と言い聞かせる、しかし、お誕生日には子どもが欲しいと願ったオモチャをきちんと買って与えるのが「甘えさせる」です。

「甘やかす」と「甘えさせる」には、親の正しい判断が必要になります。

子どもを甘やかすことの影響

誰にでも何かを欲しい願望はありますよね。しかし、その願望すべてが叶うわけではありません。このことを子どものころから経験することで、我慢を覚えていきます。自分で考え、その欲しいものは本当に今必要なのかどうかを、正しく判断するようになっていきます。

しかし、子どもを甘やかし続けていたら、どうなるでしょうか。子どもは願ったことをすべて叶えてもらい、欲しいものはなんでも買ってもらえると、お金やものの価値が分からないまま成長してしまいます。大人になってもワガママを通そうとし、社会生活に馴染めない人になる可能性もあるでしょう。

子どものワガママには、どうしてそれができないのか、いつならできるのか、納得できる言葉をかけることが大切ですよ。

自分では気づけない?甘やかしの心理状況

【ママの失敗談】与え過ぎてワガママに

ここでは、先輩ママたちの与え過ぎた体験談をまとめてみました。

・子どもが喜ぶと思って「欲しい」と言われたオモチャを買い与え過ぎた。その結果「今日はダメ」と言うと暴れ出して、なかなかお店から帰ることができない

・甘やかし過ぎたせいで、自分の思いどおりにならないとものを投げたり、妹のことを叩いたりするので困っている

・スーパーでぐずらないように毎回お菓子を買い与えていた。その結果お菓子を買わないとお店の中で大泣きして大変

「子どもにはいつでも笑顔でいて欲しい」とママは思いますよね。子どもが可愛いあまりに欲しいものをすぐに買い与えていると、我慢できない性格になってしまいます。このような体験談は、ママだけでなく祖父母にもよくあるケースといえるでしょう。

パパが甘やかしがちなのはなぜ?

子どもと接する時間が多いママと違い、仕事が忙しくたまにしか子どもと過ごせないパパは、子どもを甘やかしがちではないでしょうか。パパの甘やかしは、たまにしか会えない子どもとただ楽しい時間を過ごしたいという気持ちからです。

男性は、嫌われたくないという心理が女性よりも強く働いています。しかし、子育てにおいてはときには嫌われるのを覚悟で叱らなくてはならない場面も訪れるでしょう。

ただ、ママが叱ったときにパパが優しく子どもを受け入れて、逃げ道を作るのはよい方法です。ママが叱ってばかりではママが損な役になってしまうので、パパにもきちんと叱ってもらって、そのときはママが子どもの逃げ道になることが大切ですよ。

甘やかしは依存し過ぎの黄色信号

甘やかす親には、子どもに依存し過ぎている傾向もあります。子どもの世話をすること、子どもの願いを叶えることが親の役目だと勘違いしているのです。

まだ小さな子どもなら、その行動は間違ってはいません。赤ちゃんが泣いたらその原因を取り除くのが親の役目です。しかし、子どもが大きくなってきて自立しなくてはいけない歳になっても、この依存を続けると問題ではないでしょうか。

例えば、10歳にもなった子どもに対して、「新発売したゲームが欲しい」と言われてすぐに買う、子どもの部屋をママが片づけるなど、子どものことが気になってつい甘やかす親もいるでしょう。ママは子どものお世話をする、願いを叶えるのが自分の役目だと思ってしまっているのは危険な黄色信号です。
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