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自立は幼児期の習慣と体験が大切!自立を促す関わり方と注意点

自立は幼児期の習慣と体験が大切!自立を促す関わり方と注意点

興味を持ったことや好きなことに夢中で遊ぶ

子どもにとっての遊びは、自立して生きていくために必要な知識や経験の基礎を固める大切な時間です。小さな子どもでも好奇心を持って取り組むことで思考力が発達したり、4~5歳くらいになればお友だちとの人間関係やルールを身につけたりと、たくさん学ぶことがあるでしょう。

何をして遊ばせればよいのかと悩むママも多いかもしれませんが、自立を促すためには子どもが自ら興味を持ったことや好きなことをさせるのがポイントです。楽しいと思える物事だと夢中になれますし、その中で考える力、問題を解決する力が育まれていくでしょう。

ブロックや積み木などは、子どものアイデア次第で無限大の遊び方ができるため、いつでも遊べる状態にあるとよいですね。また、想像が膨らむ絵本もおすすめです。

使ったものや遊んだおもちゃを片付ける

使ったものを片付けるという習慣を続けていくと、物事に優先順位をつける力や諦めずに継続する力を伸ばすことができるでしょう。

初めはまだ遊びたいとぐずったり、片付けたものをすぐにまた出してしまったりとなかなかうまくいかないかもしれません。しかし、しばらくはママが一緒に片付けるようにしていると、子どもは徐々に片付けの習慣が身についていきます。

また、子どもが片付けやすい環境も大切です。まずは、一つの大きな箱にすべてをしまうというルールを作って、そこにしまえたら褒めるようにしましょう。

年齢が進み、ある程度自分で片付けができるようになったら、次はおもちゃの種類ごとにコーナーを設けて正しい場所にしまうことを覚えてもらいたいですね。

ママやパパが子どもの自立心を育む関わり方

選択肢を出して子どもが決断する機会を作る

自分で決断し選ぶことは、その選択に責任を持つことであり、後にそれが正しかったと思えれば自信にも繋がります。将来、学校へ通うようになってからも社会人になってからも、自分で判断し選択する機会は数えきれないほどありますよね。それを幼児期から経験しておくことで、自立心が育まれるでしょう。

例えば「今日はどの洋服を着ようか」「晩ごはんはお魚とお肉どちらがいいかな」など、ママが簡単な選択肢を示し子どもに考えてもらいます。

ちょうどイヤイヤ期の子どもは、着替えや食事を拒否することもあるのではないでしょうか。しかし、自分で選んだという喜びや責任から、嫌がることが減るかもしれません。まずは小さなことから選択の機会を作っていきましょう。

感謝したり褒めたりする前向きな声かけを

子どもは純粋なので、よいところやよく考えて取り組んだこと、伸びる可能性のあるところを大人が見つけ、前向きな声かけをすることで自信を持つことができます。また、小さな子どもでも感謝をされると自分の存在自体が肯定されているような気持ちになり、物事に自主的に取り組む意欲が湧くでしょう。

子どもに感謝したり褒めたりするときは、子どもと目線を揃え、目を見てしっかりと伝えることがポイントです。スキンシップをとりながら褒めると、子どもは「自分は愛されているんだ」ということも同時に感じられるでしょう。

褒める内容に悩んだときは、諦めずに頑張ったプロセスや努力、自主的に取り組んだ姿勢などを褒めるように意識していきたいですね。

いつでも子どもの気持ちを受け止める

イヤイヤ期とも重なる2歳前後の子どもは、自分でやりたいという気持ちとは裏腹にできないことも多くイライラしやすくなる時期です。自分の気持ちをうまく言葉にすることも難しいため、そのもどかしさから癇癪を起こす子どももいるでしょう。

ママは毎回子どものネガティブな感情に対応するのは大変ですが、しっかり受け止めることで子どもの自己肯定感が育まれていきます。「こうしたかったんだよね」「できなくて悔しかったね」と子どもの気持ちを受け止め、子どもが前を向けるようにサポートしましょう。

幼児期の子どもは、ときどき自立とは反対に思える感情を見せることがあります。しかし、どのような気持ちも受け止めてくれる存在は、自立する上で大切だということを覚えておきたいですね。

子どもの自立をサポートするときの注意点

ママやパパが先回りしてやってしまわない

子どもが「自分でやる」と言って頑張る姿は頼もしいものですが、時間がかかったり、途中でうまくできずにぐずりだしたりすると、代わりにやってしまいたくなることもありますよね。しかし、ママやパパは必要なサポートをするにとどめ、子どもにできた達成感を味わってもらいましょう。

例えば、子どもがつまづいている部分だけを一緒に行ったり、子どもの手を取って体の動かし方を教えたりするとよいですね。ある程度できる子にはコツやヒントを与え、それをもとに子どもが試行錯誤して苦手ポイントを克服できるように導く方法もおすすめです。

ただし、お友だち関係のトラブルなど、大人が動くべき問題が起こったときには、子どもがいつでもママやパパを頼れる親子関係を作っておきたいですね。

子どもの言動を否定しない

子どもが「これをやりたい」と言ってきたときは、できるできないに関わらず「これをやりたいんだね」と子どもの気持ちを受け止め、言動を否定しないようにしましょう。ママやパパに自分の主張や気持ちを認めてもらうことは、自己肯定感の向上にも繋がります。

そして、どうしてもできないことや、危険をともなうためやってはいけないことは、子どもが納得するようにきちんと理由を説明した上で、代替案を提示できると理想的です。

また、一定の年齢になると興味の幅も広がり、いろいろな質問をしてくる時期があります。子どもの気になったことに一緒に向き合い、できるだけすべてに答えるようにしましょう。大人も分からないことは、一緒に考えたり調べたりするとより多くのことを学べますね。

ママやパパの普段の言動が子どものモデルに

1歳くらいになると、子どもはママやパパのしぐさを真似することがあるのではないでしょうか。「いつの間に覚えたの?」と驚くママも多いですが、何も知らない子どもは、一番近くにいて信頼しているママやパパをよく観察することで学びを得ています。

そして、ママやパパの普段の言動の真似をしながら自分のものとして吸収していくでしょう。それは単に行動だけでなく、考え方やマナー、人間関係など、人格形成に大きく関わる部分にも影響します。

そう考えると、自立した言動をとれるママやパパの子どもは、同じように自立することが期待できるでしょう。まずは笑顔の絶えない家庭を目指し、のびのびと前向きに過ごせる環境を整えておきたいですね。
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