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パリママに人気のタブレのレシピ!中東生まれのランチメニューとは

パリママに人気のタブレのレシピ!中東生まれのランチメニューとは

パリのスーパーのお総菜コーナーに行くと、「Taboule」(タブレ)と書かれパックに入ったサラダを見かけることがよくあります。一見フランスの家庭料理のようですが、実際は中東生まれのサラダで、フランス人がランチに買って行き職場で食べている光景を見るのも珍しくありません。そこで今回は、クスクスで作るタブレについてご紹介します。

移民が多いパリには中東料理も多い

タブレはフランス人に人気のお惣菜

パリへ観光に来ると、中東系のレストランやお惣菜が多いことに驚く日本人もいるでしょう。市内にあるスーパーのお総菜コーナーには必ずといってよいほどクスクスのタブレが並んでいます。

タブレは元々レバノンやシリアで作られていたサラダで、それが中近東やアラブ諸国へ広がっていき、移民とともにフランスへ伝わってきました。今やタブレはフランスの定番料理の一つと言っても過言ではありません。

タブレには細かく刻んだ野菜を混ぜ込むのですが、これは新鮮な野菜を少しずつ刻んでタブレに混ぜ込むことにより、節約するためという説もあります。確かにタブレであれば、少量の野菜でも大人数で分けて食べることができるので経済的です。

本来のタブレは、フランス語でブルグー(英語ではブルグル)と呼ばれる雑穀を砕いたもので作るのですが、パリ市内のお店では、最小のパスタであるクスクスで作っているものをよく見かけるので、今回はクスクスで作るタブレをご紹介しますね。

フランスで定番のさっぱりサラダ「タブレ」

爽やか味のタブレはランチや前菜におすすめ

タブレの味つけのベースはレモンと塩なので、ナチュラルで食べやすいのが魅力です。口当たりがさっぱりしているので、濃い味つけが苦手な人や味覚に敏感な子どもでも食べやすいかもしれません。クスクスを使ったタブレはお腹も膨らみますし、ランチにぴったりですよ。

子どもが食べる場合は、レモン汁を控えめにすると嫌がらずに食べてくれることでしょう。

単品で食べるのもよいですし、ハムやソーセージなどのつけ合わせにしても美味しいですね。夕食時に作る場合は、前菜に作ってみましょう。パパの夜食用に作り置きしておくのもおすすめです。

フランスではバーベキューをしたときのサイドメニューの一つとしてタブレを作ることもよくありますよ。

簡単でも本格的な「タブレ」のレシピ!

ここでタブレのレシピをご紹介します。お湯を沸かす以外は火を使わないので、気軽に作れますよ。

所要時間:30分

【材料2~3人分】
・クスクス・・・120g
・熱湯・・・クスクスと同量
・きゅうり・・・1本(フランスのキュウリの場合は大きいので半本ぐらいです)
・トマト・・・1個
・たまねぎ・・・半個
・パセリ・・・1束
・レモン汁・・・大さじ2杯
・オリーブオイル・・・大さじ2杯
・塩コショウ・・・適量
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クスクスは保存がきくので、輸入食品を扱う店で見つけたときに買ってストックしておくと、いつでもタブレを作ることができますね。新鮮なパセリが一番なのですが、我が家の近所でよいパセリが見つからなかったので、今回は瓶入りの乾燥パセリを使用しています。

①クスクス120gとオリーブオイル、塩をよく混ぜ、そこに沸騰したお湯を大きなボールの中で手早く混ぜます。クスクスを調理するときは、「クスクスとお湯は同量」と覚えておくと、わかりやすいですよ。フランスのクスクスのパッケージにも「コップ一杯のクスクスに対しコップ一杯のお湯」と表記されています。

②クスクスをよく混ぜたら、ラップをして10分間放置します。待っている間に、すべての野菜をみじん切りにしましょう。

③10分経ったら、クスクスをよくほぐします。大きな玉が残らないようにしてくださいね。

④みじん切りにした野菜をクスクスに入れてまんべんなく混ぜ合わせます。玉ねぎが辛いと子どもが食べにくいので、水にさらすか20分以上常温で空気にさらして辛みを逃がすようにしましょう。

⑤④にレモン汁と塩コショウで味つけをしたら終了です。子どもが食べる場合は、酸っぱ過ぎないようレモン汁を控えめにするのもよいですね。

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