ドイツは幼児教育の先進国?ドイツ生まれの玩具メーカーをチェック!
幼児の教育によいとされるおもちゃは、実はドイツ生まれのものが多いということをご存知ですか?ヨーロッパは昔から幼児教育の分野が盛んで、ドイツにも有名な幼児教育家がいます。今回はそんなドイツが生んだ老舗の玩具メーカーと、ロングセラーのおもちゃをご紹介します。ぜひおもちゃ選びの参考にしてみてください。
ドイツで生まれた有名な幼児教育
ヨーロッパは幼児教育がアツい!
イタリアで生まれた「モンテッソーリ教育」は日本の幼稚園で取り入れていることが多く、日常生活の練習、感覚教育、言語教育、算数教育、文化教育の五つの分野を大切にしています。
それぞれに教具と呼ばれる遊び道具があり、子ども用のサイズのシンク、テーブル、キッチン用具が用意され、子どもが自ら興味を持ったときに、大人の助けを求めずに遊ぶことができる環境を整えることが大切と考えられています。園では保護者や教育者がそれを観察し促すといった方法をとっているようです。
芸術的な幼児教育「シュタイナー教育」
幼児期には体を動かすことと並行し、安心感のある環境が大切と考え、毎日ほぼ同じ時間に同じことをするリズムを大切にしています。「7歳まではファンタジーの中に生きているので、その夢から覚まさないように、できるかぎり人工的なものから守る」といった方針がとられています。
自然や季節を感じる飾りが飾られた中で、歌ったり、絵を描いたり、詩を読んだりする、芸術的活動を行うことが特徴です。
世界初の幼稚園を作った「フレーベル教育」
幼児期の遊びは人間の発達上、重要な意味を持つとし「子どもは5歳までに一生涯に学ぶすべてを学び終える」という言葉を述べています。子どもの発達や成長に合わせて、積み木遊びや自然と触れ合う遊びをすることで、創造力の育成、豊かな人格形成に役立つという考えを実践した人です。これは日本の幼稚園や保育園にも影響を与えています。
また、球や立方体などの数学的な学びがある「恩物(おんぶつ)」と呼ぶ玩具を開発したことでも知られ、これはいわば知育玩具の先駆けともいえます。
ドイツのおもちゃがママにおすすめな理由
質のよいおもちゃが多く安心して遊べる
子どもがおもちゃを舐めたり噛んだりすることを考え、塗料も人体に無害なものを使っているケースがほとんどです。
また、木製なので子どもが落としたり叩きつけたりしても簡単には壊れません。子どもがおもちゃの角でケガをしないよう、丸みを帯びたデザインになっています。
寒い気候で知られているドイツで育った木材は、木目がしっかりと詰まっているので手触りも滑らかです。子どもの柔らかい手で握っても、肌を傷つける心配がないのは嬉しいですね。
インテリアにも馴染みやすくおしゃれ
質のよい木製のおもちゃは、柔らかい優しい印象があるので、あえて見せる収納で目を楽しませてみるのも名案ですよ。おもちゃとインテリアのバランスを考え、ナチュラル系のインテリアコーディネートを心がけてみるのもよいですね。
ドイツ製の木製おもちゃは、ヨーロッパらしい色合いやデザインも素敵です。成長とともに子どもが使わなくなっても、思い出の品として棚に飾っておくのも一案ですよ。大切にとっておけば、もしかすると孫の代まで使えるかもしれません。
子どもの能力に合わせたおもちゃが多い
ドイツの木製おもちゃというと、積み木のようにシンプルな赤ちゃん向けのおもちゃを想像しがちですが、実際には、子どもの能力や年齢に合わせた色々なおもちゃがありますよ。
木製のアルファベットパズルや電車とレールのおもちゃ、家族で楽しめるスティックゲームなど種類も豊富です。
我が子の能力に合った木製のおもちゃを探してみてくださいね。ドイツ製の品質のよい木製のおもちゃであれば、製品の劣化を気にすることなく長く遊び続けられるでしょう。