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【第4回】誰もがスーパー園児!可能性を引き出す「ヨコミネ式教育法」

【第4回】誰もがスーパー園児!可能性を引き出す「ヨコミネ式教育法」

ヨコミネ式教育の園で身につく力とは?

挑戦から成功体験が子どもの可能性を伸ばす

宮城県にある「せいがん幼稚園」にヨコミネ式教育についてお話をお伺いさせていただきました。

せいがん幼稚園は、ヨコミネ式教育の直系認定第1号園。基本的なカリキュラムのほか、季節の制作や自然との関わりで情緒を深めています。

「ハイッ」と大きな声が響き渡る園舎には、体操やピアニカなどを行う子どもたちがいます。教室を覗いてみると、ピアニカの練習が行われていました。子どもたちは、先生の合図でピアニカを弾いたり、音の高低差を覚えるために音階で歌を歌っています。

年長組の教室では、小学校のように個人の机が並びます。活動に必要なものを自分で用意をするなど、「自分でする」ことを身につけ、小学校での生活の準備にもなっているようです。全員が真剣に鍵盤を弾き、集中して先生の話に耳を傾ける姿は、幼稚園児とは思えないほどでした。

次に案内していただいのが体操の時間です。この日は、かけっこ、ブリッジ、逆立ちを行います。先生の合図でブリッジを開始すると、綺麗にブリッジができる子、まだ上手にいかない子など様々です。みんなでスタートからゴールまで諦めずに何度も繰り返します。

逆立ちの練習も子どもの出来具合に応じてグループや個別で活動します。上手な子どもたちを見ることにより、自分もできるようになりたいというヤル気スイッチが入り、負けたくない気持ちが子どもの成長を高めます。

また、自然と「がんばれ!」と声を出している子もおり、同じ目標を持って努力をしている仲間を思いやる気持ちが生まれるのだと感じました。

見学をしたピアニカ、体操の時間のほかに、読み書き、計算、かけっこなどを20分のローテーションで毎日行います。幼稚園だからこそできる毎日の繰り返しにより、昨日できなかったことが今日はできたという成功体験を積み上げることができます。

子どもたちは、自己肯定感を持つことがすごく大切になります。自分はダメだ、できないと思ってしまうと、引っ込み思案になってしまいます。園の生活を通じて、「できた!」という自信は「やってみよう!」という積極性につながります。体操が得意、ピアニカが得意とか、子どもたちの得意を見つけて、その子にあった目標を作ってあげています。

ちょっと難しいことをしたがる子どもの性質を利用し、子どもたちの成長のために挑戦から成功へと、それぞれにあった目標や工夫を設定し、子どものヤル気スイッチを入れます。

体操、計算など様々な活動の中で、早くできる子、少し時間のかかる子がいます。そんな子どもたちが、やる気になるための工夫を教えてもらいました。

子どもたちの性格はそれぞれが違いますが、どの子も一番になりたいと思っています。その気持ちが分かるのがかけっこです。どうでもいいや、ビリでもいいやという子はいません。負けて泣いてしまうことがあります。その悔しさから次は一番になりたいという競争心が芽生えます。

園では、どの子も一番になる経験をさせたいので、速い子は後ろから走らせるなどの工夫をします。そうすると、どの子どもにも一番になるチャンスが生まれ子どもは純粋に一番になれたという気持ちが自信につながり「もっとがんばろう!」という気持ちなるんです。見ている子も「すごいね!」「一番だね。」と友達を称えます。先生がみんなの前で「今日の一番は◯◯ちゃんです。」と発表すると自信満々の笑顔になり、お家の人に今日一番だったというのを喜びながら報告をするんです。

ほんの小さなヤル気スイッチを入れてあげることで、嫌いだったものも、苦手だったものも好きになっていくということがありますね。

園での活動や見学について

園では、遠足や運動会、親子ふれあいデー、学習発表会などの行事もあります。幼稚園での集大成の学習発表会では、子どもたちの成長を目の当たりにできます。

まとめ

運動や読み書き、計算、音楽と様々な活動を通して「やればできる」という成功体験ができるヨコミネ式教育は、子どもの教育としてとても大切なことだと感じました。基本的な運動能力、学習能力が身につくだけでなく、その過程で自分で考え自分で学ぶ「自学自習」の精神を早い年齢から作り上げることは、子どもの幸せを約束する教育であると思います。

<お問い合わせ>
園見学は、いつでも可能となっており、せいがん幼稚園のホームページの見学申し込みフォームをご利用になるか、お電話にてお問い合わせください。

監修

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