兼業主婦でも子どもに習い事を!送迎の悩みを解決する方法
幼児期の早いうちから習い事を始めると、能力が伸びやすくなり子どもの世界も広がります。しかし問題なのが、子どもが小さいうちは習い事への送迎が欠かせないことです。特に、兼業主婦の場合は時間のやりくりに悩み習い事を始められないケースもあるでしょう。今回は、兼業主婦家庭の習い事問題について考えていきます。
子どもの習い事。基礎知識をおさらいしよう
幼児期に習い事をするメリット
興味を持ったものを実際に見たり触れたりして体感するというのは、子どもにとって大きな刺激になり子どもの世界を広げることにもつながるでしょう。
また、体操などの体を使う習い事は、体力や運動神経の向上にも役立ちます。物事にじっくり取り組むという集中力も身につくでしょう。ほかにも、先生の話を聞くことやほかのお友だちとのコミュニケーションを図る練習にもつながり、これらの経験は今後の小学校生活に役立つことも期待できるのです。
約8割の子どもが習い事をしている
このことを裏づけるような、あるアンケート結果もあります。それによると、幼稚園の年少にあたる年齢で50%、年中相当では70%、年長相当になると80%以上の子どもが何かしらの習い事をしているということがわかっています。
この割合は昔に比べると増えてきており、一人でいくつかの習い事を掛け持ちしているケースも珍しくありません。最近のママの習い事への高い関心度合いがわかりますね。
多くのママに選ばれている人気の習い事
「習字」や「そろばん」は、集中力を養えるとして人気です。小学校から必修科目となった「英語教室」も多くのママから選ばれていて、耳がよい幼児期から習うことで正しい発音が身につきやすいといわれています。
ママ自身も習っていたという声が多い「ピアノ」は、今では女の子だけでなく男の子にも人気の習い事です。中学生の必修科目である「ダンス」は、リズム感や表現力を養えるとして人気があります。
兼業主婦が感じる「習い事格差」の実情とは
「習い事格差」は多くのママが感じている
これは、習い事の時間帯に合わせた送迎が難しかったり、通える時間帯では習い事の選択肢自体が少なかったりする共働き家庭の状況を指した言葉です。
年齢が上がれば、いずれは送迎なしで自分で通えるようにはなるかもしれません。しかし「早いうちから子どもに習い事を」と考えると、送迎は必須でしょう。
また、時間的に余裕がなければ、やりたいことが複数あってもどれかは通うことができないという状態になります。このような習い事格差を実感している共働き家庭は少なくないようです。
休日のみや回数限定の習い事を選んでいる
仕事が休みであれば送迎の時間が確保できるという家庭では、休日を利用して習い事に通っているのですね。休日開催の習い事としては、ヨガやリトミックなどの体を動かすタイプ、キャンプなどアウトドア活動を体験できるタイプなどがあり、習い事によっては親子で一緒に楽しめるものもあるようです。
長期休暇に合わせて回数限定の習い事に参加するという方法もあります。短期集中の習い事なら、子どもの集中力が続きやすい点もメリットでしょう。
やっぱり働くママにとって悩みは「送迎」
ここで子どもの習い事の予定を詰めると、ますます時間がなくなってしまうのです。また、そもそも終業時間が習い事の開始時間に間に合わないという問題もあります。
「子どもの習い事は早いうちから始めることで色々なメリットがある」とはわかっていても、送迎問題がクリアできずに習い事を始められないという悩みを抱えている働くママは、少なくありません。
ママが送迎できなくても習い事を諦めないで
送迎ありや延長保育で習い事をやってみる
子どもにとっても、通い慣れている園内で習い事に取り組めるので、ママの付き添いがなくても不安になることなくレッスンに集中できるというメリットがあります。
また、民間の学童保育では有料ですが習い事先へ送迎してくれるサービスを行っているところもあります。レッスン終了後も、自宅まで送迎してくれるので助かりますね。
ただし、スイミングなど習い事の種類によっては自分で着替えや準備をしなくてはなりません。子どもの力でどこまでできるかを見極める必要はあるでしょう。