子どもの食べ方が気になる!正しく食事をするためのマナーと声かけ
「食事中に遊んでしまう」「くちゃくちゃと音を立てて食べる」など子どもの食べ方って気になりますよね。大きくなれば直るだろうと思って放っておくと、食事マナーが悪い大人になってしまうかも!小さいうちからお行儀よく食事をするための食事マナーと子どもへの声かけをご紹介します。
パパママも再確認!基本の作法と正しい姿勢
食事の前後は家族で手を合わせてご挨拶
子どもが幼稚園や保育園などに通っていれば、お昼の時間にみんなで食事の挨拶をするところも多いので、家でもしっかりできている子もいますが、まれにできていない子がいます。
「食事の挨拶は、生き物が食べ物になってくれたことや作ってくれた人への、ありがとうという気持ちなんだよ」と声をかけ、親子揃って挨拶をしましょう。
小さいうちは意味が理解できなくても、両手を合わせて挨拶の真似をするだけでもOK。挨拶をすることで、食事の始まりと終わりを意識し、ダラダラ食べる習慣を予防する効果もあります。
また、パチンッと音を鳴らして手を合わせることは子どもにとっては楽しい遊びにもなり、挨拶を習慣づけやすいです。
背筋を伸ばして正しい姿勢で食事をする
猫背になったり、テーブルに肘をついて食べるのは行儀が悪く、見た目も良くありません。子どもが行儀の悪い食べ方をしていたら、背筋を伸ばしてきれいな姿勢で食事をとるように声をかけてあげてください。
背筋を伸ばして食べることは、見た目が良くなるだけでなく、食べ物の消化・吸収力をスムーズにしてくれる、とも言われます。
子どもの姿勢が直らない場合は、テーブルの高さやイスの高さがあっていない可能性があります。例えば、テーブルが胸の位置よりも高い場合はお尻の下にクッションや座布団を敷いて高さを調整してあげるといいですよ。
子どもは一定時間同じ姿勢を保っているのが難しいので、焦らずゆっくり慣れさせていきたいですね。
食事は最後まで席に座って食べよう
食事中にもかかわらず席を立つことが当たり前になってしまうと、外食時にでもお店の中を歩き回るようになってしまいます。
食事に集中できるように、テレビは消して、おもちゃは片付けて、子どもの興味を惹くものが視界に入らないようにしましょう。
食事中に席を立ちそうになったら、「ごちそうさまをするまでは席に座っていようね」などと声をかけ、じっと我慢できたら「きちんと座ってお利口にできたね」というようにほめてあげることが大切です。
小さい子は食事で胃腸が刺激されてトイレに行きたくなり、席を立つこともあるので、食事の前にトイレに行くことを習慣にするといいですよ。
くちゃくちゃと音を立てて食べる原因と対策
食べ物を口に入れたまましゃべってしまう
子どものうちは仕方ないかと放置したままでいると、大人になってもその癖は直らず、むしろ直しにくくなって、子どもが将来苦労することに…。そうなる前に早めに改善してあげることをオススメします。
くちゃくちゃ音の原因は、口を閉じずに食べ物を食べていることがほとんどだと言います。
口の中いっぱいに食べ物を詰め込んだり、口の中にまだ食べ物が残っている状態で新たに物を食べると常に口が開いた状態となり、不快な音が発生してしまいます。
一口ずつ食べることや、食べ物を飲み込んでから次のものを食べること、ゆっくり噛んで口を閉じて食べることを教えてあげましょう。
あえてくちゃくちゃ食べをしている!?
音を立てて食べるのは決して面白くないことだと伝え、「そんな食べ方をしてたらお友達が嫌がるよ」「くちゃくちゃ食べるのは恥ずかしいよ」などと何度も声かけをしてあげてください。
わざとでもくちゃくちゃ食べを行なっていると習慣化してしまいます。根気よく注意してあげることが大切です。
それでも直らない場合は、鼻の疾患や姿勢が原因かもしれません。鼻呼吸ができず口で呼吸をしながら食事をしていると、口を閉じることができないのでくちゃくちゃと音がしてしまいます。
気づいたら注意!お手本をみせて教えよう
音を立てて食べることが不快なことだと自覚してもらうためにも、子どもの食事中の様子を動画で撮ったり、パパがわざとくちゃくちゃと音を立てて食べて、ママがパパを叱るという方法で、子どものくちゃくちゃ食べを直した家庭もあります。
くちゃくちゃ食べをしていたら、注意することはもちろんですが、一緒に食事をするパパやママがお手本をみせて教えてあげましょう。「口を閉じてよく噛んで食べる」ということを実践して見せ、子どもにも真似をしてもらいます。
音を立てずに食べられたら褒めてあげることが大切です。根気よく教えていきましょう。