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子どものやる気や自信を高めよう。やる気の出る褒め方や声かけのコツ

子どものやる気や自信を高めよう。やる気の出る褒め方や声かけのコツ

達成感が得られるよう工夫してみよう

子どものやる気を引き出すには、達成感を味わってもらうこともおすすめです。人間は達成感を得ることで、「やる気快感ホルモン」とも呼ばれる脳内物質「ドーパミン」の分泌が促され、さらに意欲的になれるといわれています。

目標を達成したときにご褒美などを用意するという方法もありますが、子どもにとって一番嬉しいのはママやパパに褒められたり、認めてもらえたりすることではないでしょうか。少しでも進歩が見られたときや努力できたときは、ぎゅっと抱きしめて褒め、子どものやる気やパワーを引き出しましょう。

一つできるごとに達成表にシールを貼り、達成感を目に見える形で味わうことも効果的です。色々と工夫してみて子どもに合った方法を見つけられるとよいですね。

競争心やチャレンジ精神を刺激する

子どもは苦手なことや嫌いなことでも、誰かと競争することによって「負けたくない」という思いを抱く傾向があります。そうして競争心が刺激されると、「もっと上手になりたい」「上手になるために練習しよう」というように自然とやる気のスイッチが入るでしょう。

例えば、お片付けをするときは「お片付けの時間だよ」というよりも「一番たくさんおもちゃ箱に入れられるのは誰かな?」と声かけするほうが、生き生きとした表情で一生懸命取り組みます。

また、頑張れば手が届きそうな目標を設定して、少しだけ難しいことにチャレンジしてもらうのもおすすめです。挑戦してみて、それができると嬉しくてまた挑戦したくなるという繰り返しによって、自信やチャレンジ精神が身についていくでしょう。

やる気を育てる「褒め方」のポイント

努力したことやプロセスを褒める

子どもにとってママやパパから褒められることは、やる気を引き出すきっかけとなります。しかし、どのように褒めたらよいのか、効果的な褒め方について悩む方も多いかもしれませんね。

そのようなママやパパは、まず子どもができるようになった過程に注目してみましょう。何度も練習した、長期間諦めずに取り組んできた、できる方法を自分で考えて実行できたなど、最終的な結果よりもプロセスを褒めると子どもは失敗を恐れず、ほかのことにも挑戦しようという気持ちになれます。

また、ママやパパが「できた」「できない」という結果にこだわらず努力を褒めることで、子どもは自分の人格や存在を認められたような気持ちになり、自己肯定感アップにも繋がるでしょう。

過去と現在を比較して成長した点を伝える

子どもを褒めるときは、どこがよかったのか具体的に伝えることがポイントです。単にやる気を出させるために言っているのではなく、ママは本当に自分のことを見てくれているんだと子どもに感じてもらうことができるでしょう。

ただし、子どもに自信を持ってもらうために、ほかの子と比較して褒めることは避けたほうが無難です。もしも、子どもができなくてやる気を失っているときは、「あなたが努力したおかげで、今回は前よりもずっとできるようになったね」というように、過去の子どもの能力と比較して成長した点を伝えてみましょう。

「今回は目標に届かなかったけれど、これまで頑張ったことは無駄ではなかった」と思えると、もう少し頑張ってみようという気持ちになれますよ。

小さな「できた」をたくさん見つける

大人からしてみるとできて当たり前のことも、子どもにとっては練習や工夫が必要なことがたくさんあります。ママやパパは、子どもが頑張った末にできた小さな出来事を見逃さないようにして、些細なことでも褒めましょう。

例えば「ひとりでお着替えができた」「ママの手を借りずにご飯が食べられた」など、日常生活の中でできたことを子どもに伝えるようにすると、「ママは自分を見てくれている」と感じられ自己肯定感を高めることができます。

こうした小さな成功体験は失敗を恐れない強いメンタルや、意欲的に取り組もうとするチャレンジ精神にも繋がるでしょう。ママも根気が必要になりますが、子どもの「できた」を見つけるために日ごろから子どもをよく観察しておきたいですね。

やる気を伸ばす言葉がけを意識しよう

子どもを認め、信じていることを伝えよう

親になると子どものことが心配でたまらないということもあるのではないでしょうか。特にまだ小さい幼児期の子どもを信じて、任せてみることは勇気がいりますよね。しかし、ママやパパが子どもを全面的に信じていることを伝え続ければ、子どもは自分に自信を持つことができるでしょう。

「あなたを信じているよ」とストレートに伝えてもよいですし、「ママはあなたが頑張ればできる子だと知っているよ」と子どもが勇気を持てるような言葉がけもおすすめです。

また、子どもが興味を持ったことや好きなことなど、その子の趣味嗜好を認め尊重することも大切です。子どもは自分の存在自体を認められているように感じ、本来の意欲や力を発揮できるようになるでしょう。

ポジティブな表現を使おう

子どもが言われたことをなかなかやろうとしなかったり、あまりにものんびりペースでやっていたりすると、つい強めの口調で叱ってしまうというママは多いと思います。そのようなときに出る言葉はネガティブな表現になりがちで、ママ自身も言っていて辛い気持ちになりますよね。

そこで、ネガティブな言葉が出そうになったら、少し考えてできるだけポジティブな表現に変えてみましょう。例えば、片付けをしない子どもに「早く片付けなさい」と言うよりは、「あなたは片付けが上手だから、ママにできるところを見せてほしいな」と言ったほうがやる気が湧いてきそうですよね。

少しでもできる部分に目を向け、さらに高みを目指せるようなポジティブな言葉がけが、子どもの自信とやる気に繋がるでしょう。

命令形を避けて自主性を促す声かけを

ママ自身、子どものころに親や先生から「~しなさい」と指示されてやる気がなくなった経験はないでしょうか?子どもが理想と異なる行動をするとつい言ってしまいたくなる表現ですが、子どもにとっては命令に従って動くのは不本意ですし、よい気持ちはしません。

そこで、子どもが言うことを聞かないときは、命令するのではなく自分を主語にしたメッセージを伝えてみましょう。「ママはあなたがお片付けしてくれたら嬉しいな」「ひとりで着替えてくれたら助かるな」など、最終的な目的は同じでも随分柔らかい印象を受けますよね。

誰であっても自主的な行動で人を喜ばせるのは、気持ちのよいものです。子どもが自ら「やってみようかな」と思えるような声かけを心がけていきましょう。
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