子どものやる気や自信を高めよう。やる気の出る褒め方や声かけのコツ
子どものやる気とは不思議なもので、やる気次第で苦手なことができるようになったり、自分で考える力が身についたりと子どもの成長を促す効果が期待できます。しかし、実のところ子どものやる気を引き出すのはなかなか難しいですよね。そこで今回は、やる気を引き出す子どもの褒め方や声かけについてまとめてみました。
目次
- やる気はどのようにして生まれる?
- 自分の意思をもとにした自発的なやる気
- ご褒美など外的な要因から生まれるやる気
- 「自発的」なやる気は学びに役立つ
- やる気の土台である「自信」のつけ方
- 「自信」がチャレンジ精神を育む
- 自己肯定感を高めることが大切
- 失敗してもおおらかな気持ちで受け入れる
- 子どものやる気を引き出すヒント
- 楽しいイメージをふくらませて意欲を高める
- 達成感が得られるよう工夫してみよう
- 競争心やチャレンジ精神を刺激する
- やる気を育てる「褒め方」のポイント
- 努力したことやプロセスを褒める
- 過去と現在を比較して成長した点を伝える
- 小さな「できた」をたくさん見つける
- やる気を伸ばす言葉がけを意識しよう
- 子どもを認め、信じていることを伝えよう
- ポジティブな表現を使おう
- 命令形を避けて自主性を促す声かけを
- まとめ
やる気はどのようにして生まれる?
自分の意思をもとにした自発的なやる気
例えば「乗り物が好きだから、たくさんの種類の車の名前を覚えたい」「泳ぐことが好きでタイムが伸びる達成感が嬉しいから、水泳教室に張り切って出かける」などがあるでしょう。
内発的動機づけは物事の結果よりも行為や過程を重視している点に特徴があるといえます。そのため、自然と高いモチベーションを維持し、継続的に取り組むことができるでしょう。これは、子どもの得意分野や特技を見つけるきっかけにもなります。
ご褒美など外的な要因から生まれるやる気
お金や物などの報酬、褒め言葉や周囲からの注目、地位の向上など、人によってモチベーションを高める要素は異なりますが、子どもの場合には主にご褒美や褒め言葉でしょう。例えば「お手伝いをするとママに褒められるから頑張ろう」「運動会のかけっこで1等になったら、欲しかったおもちゃを買ってもらえるから練習しよう」などといったことがあります。
外発的動機づけは、短期的な力を発揮することに繋がりますが、外的な要因がないとやる気が起きないなどのマイナス面があることも知っておきましょう。
「自発的」なやる気は学びに役立つ
内発的動機づけによって起こる自発的なやる気は、その行為から得られる達成感や充足感が自分自身へのご褒美となるため、自ら積極的に、そして継続的に取り組むことができます。
この姿勢を持ち続けていると、いずれ学習やスポーツにおいても学びに役立ち、期待以上の成果に繋がる可能性もあるでしょう。また、外的な刺激に依存することなく、自分で自分を成長させていくことができます。
やる気の土台である「自信」のつけ方
「自信」がチャレンジ精神を育む
子どもが自信をつけてチャレンジ精神を発揮するためには、日ごろから小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。ママがフォローしながらでもよいので、できる喜びを子どもに感じてもらいましょう。
そして、ママやパパは子どもが取り組んでいる姿を観察し、無理がないか、楽しめているかを確認することが大切です。ペースや内容が子どもに合っていれば、継続していくうちに達成感や成長感が得られ自信に繋がるでしょう。
自己肯定感を高めることが大切
そのため、子どもの自己肯定感を高めるには、ママやパパの関わり方が重要なポイントとなります。まずは悲しい、嬉しい、悔しいといった子どもの感情に共感し、自分の気持ちを受け入れてもらえる安心感を抱いてもらいましょう。
また、小さなことでも子どもの努力によってできたことは褒めるようにします。幼少期にこの自己肯定感が持てるようになると、自分に自信がつき、「やってみよう」というやる気に繋がっていくでしょう。
失敗してもおおらかな気持ちで受け入れる
そこで、子どもがつまずいたり失敗したりしたときは、「やり方を変えてみれば次はきっとできるよ」とポジティブな言葉をかけるようにします。ママやパパがおおらかな気持ちで「失敗しても大丈夫、うまくいかないときだってあるよ」と受け入れることで、次第に失敗を恐れずにチャレンジしていけるようになるでしょう。
失敗は成功のもとだと子どもが身をもって学べるように、大人がしっかりサポートしていきたいですね。
子どものやる気を引き出すヒント
楽しいイメージをふくらませて意欲を高める
具体的には、どのようなものであるのかをイメージできるような言葉がけが効果的です。楽しいイメージをふくらませ、関心をそそることがモチベーションアップに繋がります。
例えば「自転車に乗れるようになると、歩くより速く進めて気持ちよいよ」「ひらがなが書けるようになるとママとお手紙交換ができるね」など、子どもが聞いてワクワクするようなイメージに繋げていけるとよいですね。