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幼児期の「歩育」で成長を促そう!歩育の効果や楽しく歩くコツとは

幼児期の「歩育」で成長を促そう!歩育の効果や楽しく歩くコツとは

抱っこを卒業!楽しく歩けるようになるコツ

まずは甘えたい気持ちを受け入れよう

「抱っこは最高のスキンシップ」といわれているため、たくさん抱っこしましょう。抱っこによる親から子どもへの愛情表現は、子どもの自己肯定感を高めると実証されていますよ。

しかし、抱っこにいつでも応えてばかりいると、成長とともに子どもの体重も重くなりますし、ママへのからだの負担も大きくなって大変です。

「抱っこ」の要求には、“ママに甘えたい気持ち”と“歩かずに楽したい気持ち”があるようです。外出中に抱っこを要求してきたら、まずは子どもを抱きしめ甘えたい気持ちを満たしましょう。

また、「あの木までね」と距離を決めて、その間抱っこして着いたら「ここからは歩こう」と促すのもよいでしょう。

歌を歌ったり競争しながら歩くことを楽しむ

子どもが機嫌よく長い距離を歩くには、ちょっとしたコツがあります。子どもは飽きると不機嫌になったり、ぐずったりしやすいので、歩くことを楽しいと思ってもらえたら、こっちのものです。

手をつないで、歌をうたったり、クイズなども出してみましょう。おすすめなのは「色探し」です。歩行中に「じゃあ赤を探そう!」と色を探します。信号機の色や花の色でも先に探したほうが勝ちです。単純な遊びですが、なかなか見つからない色だと、真剣に探して歩きだしますよ。

また、ぐずったり、抱っこの要求がとまらなかったりしたら、かけっこ競争をしてみるのもよいかもしれません。「あの電柱まで先についたほうが勝ちだよ!よーいどん!」などと声を掛けると、急に元気になって走りだす子も多いですよ。

子どものペースでゆっくり歩いて、見守ろう

子どものペースにつきあうのは根気のいることですよね。忙しくなかなか時間がかけられないママは、週に1~2回を目安に「今日は、とことん子どもにつきあうぞ!」という日を作ってみるのもよいでしょう。

ママもゆったりした気持ちで構えていないと、ピリピリ感が子どもに伝わってしまい、せっかくの散歩が台無しになってしまいます。子どもが何かを発見して集中しているときは、そばで見守りましょう。

また、汚れるから触ってほしくないと思う気持ちもわかりますが、散歩のときは少し大目に見てあげてください。触ることで五感が刺激されますし、子どもなりの体験を積むことができます。ただし、危険なものや病原菌が心配なものには、触らないように見守ってあげましょう。

長時間歩くときに気をつけたいこと

歩きやすい靴を選ぼう

気がつくと靴のサイズが合わなくなってしまっていることもありますよね。すぐに大きくなるからと、初めからワンサイズ大きめの靴を買うママもいるのではないでしょうか。

すぐに履けなくなってしまうのはもったいないと感じてしまいますが、足の発達が著しい時期にサイズの合っていない靴を長時間履いていると、足が変形してしまう恐れがあります。長時間散歩する場合はサイズの合った靴を選ぶようにしましょう。

また、おしゃれな女の子であれば、夏はサンダル、冬はブーツを履きたがりますよね。これらの靴はうまく踏ん張ることができないので長時間の散歩では避けた方がよいです。どうしても履きたがるときは「1時間だけ」と時間を決めて履くようにしましょう。

散歩に必要な持ち物をチェックしよう

長時間の散歩をスムーズに行うには持ち物も重要です。持っているといざというときに役立つアイテムを確認しましょう。

・帽子
暖かい時期は紫外線対策として、寒さが厳しい時期は防寒対策として役に立つアイテムです。夏用と冬用で一つずつ持っておくと安心でしょう。

・ティッシュとハンカチ
鼻水を拭いたり、手を洗って拭いたりするときに必要です。

・絆創膏や消毒などの救急セット
ちょっとしたケガをしたときに絆創膏や消毒などがあるとその場で対応できます。常備薬があれば、一回分は持ち歩いておくと安心です。

・飲み物やおやつ
毎回その場で買うと経済的ではないので、小さめの水筒にお茶や水を入れて持って行きましょう。おやつタイムはよい気分転換になりますよ。

夏や冬のお散歩は無理のない範囲で

暑い夏や寒さの厳しい冬は外出することすらおっくうになりますよね。それでも子どもは外で遊びたいと思うのが普通ですが、子どもは自分で体調管理をすることができません。そのため、夏や冬の散歩はママが子どもの体調と相談しながら行う必要があります。

夏は暑さに負けてしまうこともあるので、散歩をしたい場合はなるべく涼しい時間を選んだり、こまめに水分補給を行ったりすることが大切です。暑さが厳しい日は無理に散歩しなくても大丈夫です。

冬は防寒対策をしっかり行うことが大切です。しかし、着こみ過ぎると冬でも汗をかき、汗冷えから風邪を引くこともあります。汗をかいたら冬でも着替えを行いましょう。感染症が流行りだしたら、人が多い場所は避けた方が無難です。

まとめ

現代は何をするにも便利な時代です。電動自転車、自動車、交通機関…ママも子どもも「歩く」ということを意識しないと、どうしても歩かない生活になりがちです。

「道草がめんどうだから」「ぐずるから」など、ママの気持ちもわかりますが、子どもの基礎体力や、脳の発達は歩くことで育まれていきます。

長い目で見ると、子どものためになります。歩くことでママも気がつかなかった子どもの素晴らしい一面を発見したり、親子の絆を深めたりしてくださいね。
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