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卒乳の時期や目安を知ろう!卒乳の方法とママが気をつけること

卒乳の時期や目安を知ろう!卒乳の方法とママが気をつけること

「子どもにそろそろおっぱいを卒業してもらいたい」「うちの子まだ飲んでいるけど大丈夫なのかな?」そう思いながら卒乳へ向けて、そわそわしているママも多いのではないでしょうか。まずは、卒乳についての知識を得ることと、十分な心構えをすることから始めてみませんか。

卒乳はいつごろするの?どのくらいが目安?

卒乳を始める時期の目安はあるの?

自分はまだ子どもにおっぱいを与えているのに、周りのママたちがどんどん授乳をやめていくのを見ていると、「自分のところも卒乳を考えたほうがよいのかな?」なんて焦ってしまいますよね。

卒乳は子どもの個人差や、ママの考え方なども関係してきますので、始める時期には家庭によってバラつきがあります。ただ、1歳半くらいになれば自分で食事や水分も摂れますし、生活リズムも整ってきて夜にはたくさん眠ってくれるようになるので、子どもにとっても卒乳しやすい時期なのではないでしょうか。

日ごろの子どもの様子や、栄養面を総合的に見て「そろそろ卒乳しても大丈夫かな?」とママが思えるのであれば、卒乳を考えてよいのかもしれませんね。

1歳半~2歳に卒乳する子が多い

子どもが卒乳する時期については、1歳半~2歳くらいの間が多いようですが、食事でしっかりと栄養を摂れるようになってミルクや母乳を欲しがらなくなる「自然卒乳」や、ママが子どもに言い聞かせながらやめる「計画卒乳」などもあり、理由や方法は人それぞれ違うでしょう。

子どもが1歳半を過ぎたころには、母乳自体の栄養が減ってきますから、食が細い場合には栄養面も心配です。また、それくらいの年齢になると歯が生え揃ってきて、夜間の授乳による虫歯が気になるというのもありますね。

また、そのほかの卒乳の理由としては、夫婦で2人目が欲しいと思うようになることや、ママが職場復帰をすることなどから、卒乳を考え始めるママが多いのではないでしょうか。

無理に卒乳する必要はない

日ごろ、ママが母乳で育てている場合には、子どもがおっぱいに対して強く依存してしまうことがあります。授乳中ママはおっぱいを与えながら子どもの顔を眺めていられる時間ですし、子どもにとってはママのことを独り占めできる大切な時間でもありますね。

1歳半くらいになってくると、子どもにとっては母乳を飲むという行為よりも、「母親のおっぱいそのものに触れていたい」という気持ちの方が強くなるのかもしれません。

「卒乳しようかな」とママが考えたときには、できれば子どもにも心の準備していてもたいたいですよね。子どが成長すれば、そのうちにおっぱいを飲まなくなるときが来るので、特に卒乳を急いでいないのであれば、無理に子どもにやめさせる必要はないでしょう。

卒乳前にチェックしておくべきこと!

おっぱい、ミルクに代わる栄養が摂れている

卒乳前にチェックしておきたいことに、おっぱいやミルクに変わる栄養が摂れているかどうかということがあります。もし、離乳食の進みが遅かったり、もともと小食であったりというような場合には、食事だけでは栄養面のバランスも心配になるでしょう。

【卒乳前の子どものチェックポイント】

・ストローやマグを使って水分が飲めるようになっている
・離乳食も進んで、3食とおやつをしっかりと食べられるようになっている
・遊びに夢中でおっぱいを忘れることが増えた

子どもにとっておっぱいやミルクは体だけでなく、心の栄養でもありますから、授乳をしなくても精神的に安定できるのかどうかを、ママが見極めることも大切だといえそうです。

おっぱいの分泌量が減ってきている

授乳をやめる前には、まずはおっぱいの分泌量が減ってきているのかどうかを気にしておきましょう。

離乳食が進んでいても、まだたくさん母乳を飲んでいるという子もいるでしょう。しかし、そのときママのおっぱいの分泌量は多いままなので、そのまま卒乳してしまうと、おっぱいが張ったり、ときには乳腺炎になってしまったりとママの体に負担がかかる可能性があります。

子どもがおっぱいを飲みたがるときには、なるべく先に食事やおやつを与えるようにして、子どもに飲んでもらう母乳の量を少しずつ減らすように心がけてみるとよいですよ。そうすれば、子どものおっぱいへの執着も薄れやすくなるでしょうし、作られるおっぱいの分泌量も減っていくでしょう。

家族みんなの心の準備ができている

子どもがぐずったときには、おっぱいやミルクを与えると落ち着いてくれることもありますが、卒乳すれば、それができなくなります。そのことをママをはじめとして、パパも理解しておかなければなりません。

卒乳は、決してママと子どもだけでするものではありません。周りにいる、家族みんなのサポートが必要不可欠になってきます。卒乳するときには、子どもも何かとぐずりやすくなってしまいますから、なるべく普段とは違う刺激を与えて、おっぱいを忘れてもらうようにすることが大切です。

また、母乳の場合はママが寂しい気持ちになることも多いです。「卒乳の途中であげてしまった」ということにならないように、ママもしっかりとした覚悟を持っておくことが必要ですね。

卒乳の方法は?何かコツはあるの?

あらかじめ予告しておく

大人でも、習慣になっているものをやめるのはなかなか難しいですよね。それは、子どもの場合も同じです。1歳半〜2歳くらいになれば、ママが話している内容もだんだんと分かってきているので、卒乳することをきちんと説明して、子ども本人に心の準備をする時間を与えることも重要です。

そして、ママにも心と体の準備ができているのなら、子どもとカレンダーを見ながら一緒に卒乳する日を決めたり、保育園や幼稚園の就園を機にやめたりするのもよいでしょう。

そのときには子どもにも、「この日からおっぱいやめるんだね、すごいね〜」「お友だちもおっぱいやめてるんだって〜」などと声をかけながら、近いうちにおっぱいがなくなることを伝えておきましょうね。

食事や水分は十分に与える

せっかく卒乳がうまくいっていても、お腹が減ることや、喉が乾くタイミングで子どもがおっぱいのことを思い出してしまうことがあるかもしれません。

「子どもがそろそろおっぱいを欲しがりそうだな…」とママが思うタイミングで、こまめに食事や水分を与えていくことが大切です。

また、もともと食が細い子はおっぱいをやめたからといって、急にはたくさん食べられないこともあります。子どもの栄養面が心配になってしまうかもしれませんが、そのときには焦らず、食事の量は減らして、回数を増やすようにするなど適度な量に調節しましょう。

子どもがおっぱいをやめた後には、食事からの栄養をしっかりと摂れるようになってもらいたいものですね。

日中にたくさん遊んでおく

家の中では、特にお腹が減っていなくても、おっぱいを飲むことがルーティンになっている子も多いでしょう。卒乳当日にはなるべく家の外へ連れ出すようにして、子どもにおっぱいのことを忘れてもらうことが大切です。

【卒乳する日からの対策】

・公園や遊べるところへ連れ出して、たくさん体を動かす
・ショッピングモールや車の危険が少ない場所で一緒にたくさんお散歩する
・祖父母のところへ行って、ママ以外の人ともしっかり遊んでもらう

日中はとにかく子どもの体が疲れるように工夫しましょう。そうすれば、遊んだ分だけ、夜にはたくさん眠ってくれると思います。卒乳する前から、事前にしっかりとした計画を立てておくようにしてくださいね。
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