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産後ママを悩ませる腱鞘炎と肩こりには対策を!解消方法と避けたい動作

産後ママを悩ませる腱鞘炎と肩こりには対策を!解消方法と避けたい動作

赤ちゃんのお世話は授乳やおむつ交換など同じ動作を何度も繰り返しすことに加え、どうしても力が入りやすいものです。そのため、その負担が体の各所に痛みとして現れやすくなります。今回は、産後ママに起きやすい腱鞘(けんしょう)炎や肩こりを予防するため、あらかじめ避けたい動作と痛みが出た際の解消法をご紹介いたします。

腱鞘炎を防いで、使いやすい手にしよう

産後の腱鞘炎の原因

赤ちゃんのお世話をしていて、手首や手が痛むことはありませんか?その痛み、腱鞘炎かもしれません。赤ちゃんのお世話は、腕や手を使うことが多く、1日に何度も繰り返し行うために負担が集中します。

特に小さな赤ちゃんのお世話は、大切に扱うあまり手首や指に強く力が入ります。ある研究によると、産後7カ月以内に手首に痛みを感じることが多く、特に初産の産後1〜2カ月の出現が多いそうです。

また、授乳と腱鞘炎の関連性や赤ちゃんの首がすわることで腱鞘炎が軽減したとの報告があり、赤ちゃんのお世話は手首や指への負担が大きいようです。加えて、産後のホルモンバランスの変化も腱鞘炎へ影響を与えている原因の一つとも言われています。このように、産後は手首や手の腱鞘炎がとても起きやすい状態なのです。

手の仕組みから知る!気をつけたい動き

手の構造を見ると、手には様々な筋肉があります。中でも手の特徴的部分は、腕から手首にかけ筋肉があり、途中から腱になり手指にくっつくところです。腱は指の骨に沿わせるために、それぞれ各所で腱を束ねているものが腱鞘であり、腱鞘炎は何度も同じ動作をすることで、腱が腱鞘に擦れて傷ついたり、腫れることで炎症が起きます。

特に腱鞘炎は、①手首の親指側、②小指側、③親指の付け根の順に起きやすいようです。

この部位は、④親指を開く動作や⑤親指の付け根を反らせる動作、⑥手首を手の甲側に動かしたり、⑦小指側に曲げる動作のときに使う腱があります。

これら指の動きは、育児や家事の中でよく使う動作です。なるべくこの動きを避けて行うことで、腱鞘炎を軽減したり、起きにくくなります。

産後の腱鞘炎の対処方法

さて、腱鞘炎が起きやすい手の動きが分かったところで、実際の生活でどのように注意して行うか、一例をご紹介します。

①手首を小指側に傾けたまま、重いものを持ち上げる動作(フライパンや鍋を持つ)
→なるべく置いたまま行うか、中身をよそってから移動する

②親指を使う動作(スマホ操作)
→両手で操作する(一方の手でスマホを持ち、もう片方の手の人差し指で操作)

③抱っこ
→一番手首の負担が大きいです。そのため、基本的に腕で支え(肘下~手首上までの「面」で支えるイメージ)、手の力は抜きましょう。また、授乳の際は母乳に関わらず、授乳クッションを利用すると負担が軽減します。

ほかに自分の生活の中で、腱鞘炎になりやすい手の動きがあるか確認してみてください。

起きてしまった腱鞘炎に対しては、サポーターなどで手や手首をカバーしたり、湿布を貼るなどして対応してもよいですね。
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