妊娠を理由に休職したい!体調不良や産前休職の方法を紹介
【先輩ママに聞きました】産前の休職をいつからしましたか?
「9カ月〜臨月に入ってから休職した」と回答したママの体験談
- 仕事の引継ぎの際で上司から細かすぎる指示があり大変でした。休職をしてよかったことは、ゆっくり身体を休めることができたのでお腹が張ったりする頻度が減ったと思います。育児書をゆっくり読んだりすることもできて出産の準備もしっかりできたことも良かったです。
- つわりが長くあったので休まないといけないことがかなりあり、理解のある職場だったとはいえ申し訳ないなと言う気持ちでいっぱいでした。その上つわりで体調が悪い、上の子の世話など体力的にも精神的にも大変でした。休職してからは身体は重いものの、体調はよくなり上の子との時間がとれたりで気持ちも楽に出産準備ができました。
「妊娠6カ月〜8カ月で休職した」と回答したママの体験談
- 初めての妊娠で自分自身もどこまで働けるのか全くわかっていなかったので、8ヶ月で辞めることを伝えていましたが最後の方はかなり辛かったです。真冬という時期もあって立ち仕事や除雪などは特にしんどいなと思いながらやってました。
- 切迫早産で薬を服用していましたが、仕事を続けるのが身体的に難しく、産前休暇より前に有休を使って、休職しました。休職してすぐに、入院する必要が出たので、早めに休みを取らせていただくことが出来、助かりました。
「その他」と回答したママの体験談
- 妊活を始めたときに休職(退職)しました。妊娠してから休職が理想でしたが、年齢的にも、今は仕事よりも妊活優先と割り切ることにより、その後の妊娠期間中も楽しく過ごせたと思います。
- 職場が片道一時間と遠距離だったので、妊娠8ヶ月のときに退職しました。仕事の引き継ぎ作業が大変でしたが、退職後すぐに切迫早産で自宅安静になったので、早めに退職していてよかったと思いました。
■編集部コメント
「その他」という回答からは、休職ではなく退職を選んだママの思い切った決断を知ることができました。新しい家族の命とママの体調を守るために、何が一番大切なのかを出産前にしっかり考えて行動したいものですね。
次のコーナーでは、休職か退職かで迷ったときにはどうすればよいのかについてご紹介します。
休職か退職かで迷ったときはどうする?
休職で生じるメリット
①もらえる手当てが多い
②産後の復職が保障されている
まず①ですが、退職後は当然お給料は0になりますし、もらえる手当は出産育児一時金のみで、1児につき42万円支給されます。
一方休職であれば、上記の出産育児一時金に加え、出産手当金、育児休業給付金を受け取ることができます。さらに産休中の社会保険料が免除されるというオプション付きです。
続いて②ですが、一度退職をしてしまうと、小さい子どもがいると就職活動は非常に厳しくなります。一方休職であれば子どもが1歳になれば現在の会社に戻ることができ、子どもになにかあったときも理解を示してもらえることが多いようです。
休職で生じるデメリット
①周りの目が気になる
②キャリアアップしにくい
まず①ですが、休職期間+産休・育休期間を計算してみると、かなりの期間になりますよね。当然今まで自分がやっていた仕事を誰かにお願いしなくてはなりません。出産や育児に対して理解のある環境だったら何も気にすることはないと思いますが、法律に守られている権利とはいえ、残念ながら周囲がよい顔をしないこともあるようです。
続いて②ですが、休む時間が長ければ長いほどキャリアアップは難しくなることの方が多いのが現実です。産後は時短勤務をする方も多いですし、子どもの病気などで急に休まなければいけないことも多いため、なおさら難しいようです。
退職より休職がおすすめ
社会の環境が働くママに優しくなってきたということもあり、最近の傾向としても妊娠を機に退職をする人は減り、産休・育休を経て復職する方が本当に増えました。
あまり望ましくないですが、休職の途中で退職をすることもできますし、逆に退職してしまったら次の就職は本当に苦労するため、後悔をする方も少なくありません。出産を機に自分の生活環境も考え方も大きく変わるため、一度ゆっくり休んでじっくり考えてみることをおすすめします。
まとめ
妊娠中はお腹の赤ちゃんや自分の体調を考えながら仕事のことも考えなくてはならず、環境の変化も体への負担もとても大きな10カ月です。だからこそ自分のために、赤ちゃんのために、無理をして仕事を続けたり退職をするのではなく、思い切って休職をすることも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
後で悔やむことのないよう、病院や職場と相談をしながらゆっくり体を休めてくださいね。