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つわりで仕事をやめたい!退職を決断するその前に知っておきたいこと

つわりで仕事をやめたい!退職を決断するその前に知っておきたいこと

妊娠したことは嬉しくても、あまりにつわりがひどいと仕事をやめたくなってしまうこともありますよね。もちろん仕事をやめてしまうのも一つの方法です。しかし、仕事をやめてしまうことにはデメリットも存在します。ここではつわりを乗り越える方法や、妊娠中に仕事をやめることのメリットやデメリットを紹介していきます。

つわりのおもな症状と仕事中の対策ポイント

つわりにはどんな症状があるの?

つわりの症状は人によってさまざまです。つわりが重くひどい人もいれば、つわりがないという人もいます。妊娠したことは嬉しくても、つわりで体調の優れない日が続くとつらいですよね。仕事をしていると、なかなかゆっくり休むこともできずに無理をしてしまっている人もいるのではないでしょうか。

つわりの主な症状としては、吐き気や嘔吐、匂いに敏感になるなどが多くみられます。テレビドラマなどで、炊飯器を開けた瞬間にご飯の匂いでトイレに駆け込む、なんてシーンをよく見かけますよね。

そのほかにも常に何かを口に入れていないと気持ち悪くなったり、1日中眠気に襲われたり、なんて人もいます。どのタイミングでつわりの症状が起きるかわからないので、会社へ行くのも不安になりますよね。

つわりはいつからいつまで続くの?

つわりは妊娠5週目くらいから症状が出始め、7~11週でピークを迎えることが多いようです。つわりの多くは、安定期を迎える妊娠16週頃に落ち着きます。平均的なつわりの期間は約1~2カ月半です。

しかしつわりの時期や期間も個人差が大きく、出産が終わるまで続く人もいます。また、つわりが落ち着いたと思っていても、妊娠後期に再発することもあります。後期つわりと呼ばれ、赤ちゃんが大きくなり胃や子宮を圧迫するために起こるものです。

あまりにつわりが長く体に負担がかかっていると感じるときには、妊婦健診のときにかかりつけのお医者さんに相談してくださいね。つわりの最中は、いつまでこれが続くのかと不安になるかと思いますが、ほとんどの場合収束に向かいます。

仕事中のつわりの対策ポイント

つわりがひどいときには仕事を休むのが一番ですが、なかなか難しいときもありますよね。そんなときには、少しでもつわりが和らぐようなグッズを会社に持っていくようにしましょう。

例えば、匂いに敏感になっているのであれば、仕事中はマスクを着用するようにするとよいでしょう。またレモンなどの柑橘系の香りはつわりを和らげる効果があります。自分のお気に入りの香りのアロマオイルをマスクに少し垂らしておくと嫌な匂いも感じにくくなるし、リフレッシュ効果もあるのでよいですね。

食べづわりで常に何かを口に入れていないと気持ち悪くなってしまう方は、さっと食べることができる一口サイズのお菓子や飴をバッグに入れておき、すぐに食べることができるようにしておきましょう。

仕事をやめることのメリットとデメリット

仕事をやめると心身ともに楽になる

仕事をやめることのメリットは、なんといってもストレスが軽減されることです。妊娠中でなくても、仕事をするとなにかしらのストレスを感じるものです。その上、つわりと戦いながら仕事をするとなれば体にとっても精神面にも大きな負担がかかります。

仕事をやめてしまえば、日中は家でゆったりと過ごすことができます。自分のタイミングで食事をしたり、仮眠を取ったりできるのでつわりがひどい日にも安心です。

今までずっと仕事をしてきた人が仕事をやめると、退屈してしまうのではと考える人もいるかもしれませんが、ゆっくり過ごすことができるのは赤ちゃんが生まれるまでです。今までがんばってきた分、少しはゆっくり過ごすのもよいのではないでしょうか。

やめたことで貰えなくなる給付金がある

しかし妊娠中に仕事をやめてしまうことにはデメリットもあります。妊娠中も仕事を続け、産前・産後休暇、育児休業を取得すると、出産手当金と育児休業給付金を受け取ることができます。

出産手当金はある一定の条件を満たせば退職しても受け取ることができます。しかし臨月近くまで働かないと条件を満たさないので、つわりで退職を考える方には少し厳しいですよね。

育児休業給付金は、育児休業を取得した場合にもらえる給付金です。非課税で休業中は交通費もかからないので、思っていたよりも多く支給されたと感じる人が多く、休業前の手取りとほぼ同額を受け取ることができることが多いようです。退職してしまうと受け取ることができないので、少しもったいない気もしますね。

働きたいとき復職するのは厳しい

一度仕事をやめてしまうと、育児が落ち着きまた働きたくなったときに再就職先を探すのが難しくなります。働くために子どもを保育園へ預けようと思っても、待機児童が多くいる現在では保育園に入れることすら困難な状況です。保育園に預けることができなければ、企業側も採用をためらってしまいます。

そうこうしているうちに、仕事のブランクの期間はどんどんと長くなっていっていまいます。企業側は、やはりブランクの短い人を雇う傾向にあります。育児をしていて離職期間が長くなってしまうと、転職先を見つけるのが難しくなります。

そのため、いずれ働きたいと考えているのであれば、退職はせずに育児休業後に現在の会社に復帰するのがよいでしょう。
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