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つわりがひどいのに仕事を休めない。和らげ方と知っておくべき法律

つわりがひどいのに仕事を休めない。和らげ方と知っておくべき法律

待ちに待った妊娠に喜んだのもつかの間。突然襲ってくる吐き気や胸やけ、食欲不振などつわりに悩まされるようになることが多い妊娠中のママ。働く身であれば、休みたいのに休めないという状況にもなりやすいですね。つわりがひどいのに仕事を休めないと感じているママに知ってほしい情報をまとめました。

ひどいつわりでも仕事を休めない理由

まだ職場に妊娠を報告していないから

妊娠していることに気が付くきっかけにもなり、妊娠した女性の多くに現れる「つわり」。その症状や程度はさまざまですが、通常の生活がままならないほどつらい経験をすることもあります。

つわりがはじまる妊娠3カ月ごろは、まだお腹も大きくないので周りからも気が付かれることがなく、体調が悪くてもいい出せないことがありますね。安定期に入るまでは周囲への報告を控えることが一般的ですが、働くママの場合はなるべく早く上司に報告した方が安心です。

職場に報告することで安心感が得られ、気持ちが楽になることでつわりの症状が少し軽くなることも期待できます。無理ができない妊娠初期だからこそ「たかがつわり」と考えずに、自分の身体をいたわることが必要です。

職場が忙しく人手が足りていないから

人手が足りておらず、日々忙しい職場では、「『妊娠しているので休みます』なんてとてもじゃないけれどいい出せない」と思ってしまっても仕方がない部分はあります。ですが、忙しい職場、人手不足の職場ではどうしても1人1人の負担が大きくなります。

つわりでなくても大変な仕事を、体調不良の中続けていくことが果たしてできるでしょうか。体力的には問題ない仕事内容でも、拘束時間が長かったり、追い立てられるように仕事が舞い込んできたりすればそれなりに疲労はたまるものです。

無理がたたって万が一のことになれば、後悔するのはママです。体調によって仕事内容や就業時間など、どのような対策ができるか上司とよく話し合いましょう。

休むと辞めさせられそうで不安だから

仕事が生きがいであったり経済的に必要であったり、その目的はいろいろありますが、女性が働くことは特別なことではなくなりました。

ただ、妊娠しても出産しても、働き続けられる社会制度があるにも関わらず、妊娠して休んだことで退職をすすめられるということがまれにあるようです。

これは一生懸命働いてきた女性にとって、大変ショックなできごとです。自分の職場や上司がそうであるかどうかは確信がなくても「休むとやめさせられるのでは」と不安になって無理をしてしまうケースが多くあります。

仕事と赤ちゃん、どちらが大事ということではなく、どちらも持てる権利があるはずです。それでも理解が得られない職場なら、身の振り方を考えるなど自分を守る意味でも必要かもしれません。

仕事場でもできる!つわりを和らげる方法

つわりが和らぐツボを押す

妊娠中の身体は浮き沈みが激しく、妊婦さん自身にも体調の変化が予想できないですね。職場で急につわりがひどくなったら、試してほしい「つわりが和らぐツボ」を押してみましょう。

・内関 吐き気や胃の不快感が気になるときに、手首のつけ根から指3本分上がったところ、中央部分にあるツボ。

・足の三里 吐き気と胃の機能低下、むくみ、不安感の解消にも効果的なツボ。膝小僧から指4本分下がった外側にあります。

ツボを押すときには、少し痛いと感じる程度の強さがポイントです。仕事中につらくなってきたら、ゆっくり呼吸しながらツボを押してみてください。

ただし、ツボだけでは軽減しないこともありますので、無理をしないで休憩することも大事です。

ゆったりとした下着や衣類を身に付ける

妊娠初期では、まだマタニティ用の下着を用意していないかもしれませんが、実はつわりの症状を和らげるのにゆったりした下着が効果的です。普通の下着ではゴムの締め付けや、ブラジャーのワイヤーの食い込みが気になることがあります。

普段でもブラジャーを外した瞬間にホッとすることがありますね。妊娠前は感じなくても、意外と下着をつけているだけで窮屈なのです。

同じように、オフィスで着るスーツやタイトスカートなども、伸縮性のある生地やウエスト周りがゆったりしたデザインのものに変えましょう。

つわりで気分が悪い、息苦しく感じるというときは、洋服、下着の締め付けでさらに悪化することがありますので、妊娠が分かったら早めにマタニティ下着、ウェアを用意しましょう。

サプリや食事でビタミンB6を摂取する

つわりの症状はたくさんありますが、その原因についてはいまだに分かってません。もちろん、つわりが治まる薬などもありませんので、自分なりに症状が落ち着くもの、先輩ママの経験談などに頼るしかありませんでした。

ですが、最近の研究によって、つわりの吐き気や嘔吐の症状軽減にビタミンB6が有効であるということが分かってきました。吐き気、嘔吐だけがつわりのすべてではありませんので、効果が感じられる妊婦さんだけではないかもしれませんが一度試してみる価値はありそうですね。

ビタミンB6を含む食べ物には、バナナ、レバー、赤身の魚、木の実などがあります。これらの食品がつわりで食べられない場合は、妊娠中でも飲めるサプリなどに頼ってもよいですね。
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