ラベンダーオイルでアロマ出産!効果や方法とその他のサポートアロマ
アロマ出産に使えるその他のアロマオイル
微弱陣痛や分娩促進に「クラリセージ」
ハーブとしては二千年以上も前から使われていたという記録があり、中世のころはホップの代用品としてビール造りやマスカットワインの香りづけなどに使われていました。
クラリセージは女性ホルモンの「エストロゲン」に似た「スクラレオール」という成分を含んでおり、ホルモンバランスを整える作用や陣痛を誘発する作用、陣痛を和らげる作用があるといわれています。
抗うつ作用や鎮静作用もあり、緊張やストレスを和らげる作用も期待できるので、微弱陣痛のときや子宮口がなかなか開かないとき、陣痛で疲れたときのリラックスにおすすめですよ。
陣痛の痛みをやわらげる「イランイラン」
エキゾチックで独特な甘い香りは女性の魅力を引き出すといわれ、クレオパトラもベッドの足元にイランイランの花を置いていたという伝説もあります。
イランイランのアロマオイルは、女性ホルモンのバランスを整える効果、ストレスや不安、緊張を和らげる効果、分娩の促進効果があるといわれています。陣痛の痛みを和らげることができるアロマオイルとしても有名ですよ。
ただし、イランイランの香りは独特で強いため好みが大きく分かれます。また、使う量によっては気分が悪くなることもあるので、事前に香りをチェックしておいてくださいね。
緊張を落ち着かせる「ローマンカモミール」
カモミールといえばなんといってもリラックス効果が有名です。甘く優しい香りが心と体の緊張をときほぐしてくれますので、痛みと不安でこわばったママの体を癒してくれますよ。
また、カモミールは子宮内部にある平滑筋の緊張をほぐす効果もありますので、長時間の陣痛で子宮が疲労してしまうことを防いでくれます。
ただし、キク科の植物、ブタクサなどにアレルギーがある場合は、カモミールでアレルギーを起こすことがあります。秋になると花粉症のような症状が出る人は使用を控えたほうがよいでしょう。
まとめ
しかし、一度陣痛が始まると食事をとることも眠ることも難しくなってしまいますので、いよいよ赤ちゃんが産まれるというときにママが疲労でいきむことができないということも珍しくありません。
最近はアロマオイルを積極的に活用している産院も増えていますので、アロマオイルのリラックス効果や陣痛促進効果で体力を回復しながら、無事に出産を乗り越えられるとよいですね。