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こいのぼりの歌は何番まである?歌詞を覚えて子どもと一緒に歌おう

こいのぼりの歌は何番まである?歌詞を覚えて子どもと一緒に歌おう

大正時代から歌われている「鯉のぼり」

「いらか」で有名な「鯉のぼり」

こいのぼりを主題にした歌で「こいのぼり」より古くからある、「いらかのなみと~」の歌い出しではじまる「鯉のぼり」をご存知でしょうか。こちらの童謡も有名で、文部省が大正2年の5月28日に発行した「尋常小学唱歌 第五学年用」に掲載されたのがはじめてです。

その後は、文部省の学習指導要領による共通教材に選ばれ、「新訂 尋常小学唱歌 第五学年用」や「五年生の音楽」などに掲載されました。昭和24年以降は、いろいろな出版社が発行する民間の文部省検定音楽教科書にも掲載されたようです。

誰が作詞をしたのかは現在も不明のままですが、作曲は引田龍太郎さんだといわれています。引田龍太郎さんは東京音楽学校ピアノ科在学中に「鯉のぼり」を作曲したようです。

「鯉のぼり」の歌詞1番〜3番

大正時代からう歌われている「鯉のぼり」の歌詞を1番~3番までご紹介します。歌詞を見ると現代の子どもたちには、鯉のぼりを想像しにくいかもしれませんね。

1、甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

2、開ける広き 其の口に
舟をも呑(の)まん 様見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり

3、百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち滝に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に踊るや 鯉のぼり

普段話すような言葉ではなく、昔の言葉で作られていますので、ママにとってもどういうメッセージが込められているのか分かりにくいですよね。

「鯉のぼり」の歌詞の意味

「鯉のぼり」は堅苦しい言葉が使われていて、子どもが理解するには少しむずかしいように感じますよね。歌詞全体の意味を簡単にご紹介します。

1、波のように見える瓦屋根と空の雲
その空間を柑橘系の香りのする朝の風に吹かれて
鯉のぼりが高く泳いでいる

2、大きく開いた鯉のぼりの口が
舟でも飲み込んでしまいそうに見える
ゆったりとなびく尾ひれは
物に動じず力強いように見える

3、たくさんの流れのある滝を登りきれば
すぐさま竜になるにちがいない
私の(親)のように立派になりなさい男の子たち
空を踊るように泳いでいる

百瀬の滝は、中国の黄河上流にある滝(龍門)を意味し、これを登りきることができた鯉だけが龍になれたといういい伝えから、男の子の出世を願っています。

こいのぼりの歌を練習して子どもと歌おう

「こいのぼり」の動画をチェック

「こいのぼり」の動画をご紹介します。参考にしながら練習してみてくださいね。
・子どもたちが合唱している動画
キッズボンボンTV
・女性コーラスによる動画
子供の歌シリーズ(日本語歌詞) Japanese songs for children
童謡 『こいのぼりKoinobori』   近藤宮子作詞
「こいのぼり」は、ゆっくりとしたテンポで、子どもでも歌いやすいリズムと音程です。3番まであることが分ったので、子どもにも聞かせてあげながら、一緒に歌って楽しみましょう。

「鯉のぼり」の動画をチェック

「鯉のぼり」の動画をいくつかご紹介します。こちらも覚えて子どもと一緒に楽しく歌いましょう。
・リズムよく躍動感ある歌い出しが印象的な動画
鯉のぼり
童謡(文部省唱歌)
うた:倍賞千恵子
作詞:不詳
作曲:弘田龍太郎
・子どもたちが合唱している動画
鯉のぼり
童謡(文部省唱歌)
うた:杉並児童合唱団
作詞:不詳
作曲:弘田龍太郎
・女性コーラスグループによる動画
子供の歌シリーズ(日本語歌詞) Japanese songs for children
『鯉のぼり』 Koinobori (carp streamer) 文部省唱歌
こちらの歌は「こいのぼり」に比べると少しテンポが速いので、はじめての方はむずかしく感じるかもしれませんが、動画を参考にして何度か練習すれば、歌えるようになりますよ。

歌いながら子どもと子どもの日を楽しもう

こいのぼりを手作りしよう

こいのぼりの歌を子どもと一緒に歌いながら、こいのぼりを手作りしてみましょう。一番手軽な方法は折り紙かもしれません。

折り方は折り紙の本やネットなどでも紹介されているので参考にしてみましょう。ネットで無料の塗り絵などをダウンロードして印刷し、好きな色や柄にして切り取るのも楽しいですね。

作ったこいのぼりはお箸や菜箸などにくっつけて部屋に飾ると、子どもの日らしくなります。棒にこだわらなくても、紐につけて壁にぶら下げ、ガーラントとして楽しむのもおしゃれですよ。

小さなこいのぼりの飾りが作れるハンドメイド用のキットなどもあります。そういったキットを使って工作してみるのも名案です。

大きなこいのぼりが飾れなくても、室内で楽しむ工夫をしてみましょう。

子どもと一緒に菖蒲湯に入ろう

ママやパパが小さかった頃、子どもの日に菖蒲湯に入っていたという家庭もあるかもしれません。スーパーに行くと、子どもの日に菖蒲が売られていますよね。

菖蒲を手に取ると、強い匂いがします。この匂いが邪気を払うと昔から言い伝えられており、菖蒲湯に入ることにより子どもの健やかな成長を願って邪気払いをしたようです。大人は菖蒲を浸したお酒を飲むこともあったそうですよ。

菖蒲は「勝負」と同じ読み方をするので縁起がよいとされたという説もあります。菖蒲湯に浸かると、その香りでリラックス効果も期待できますし、血行促進をうながし肩こりを軽減するともいわれています。

家族で菖蒲の香りを楽しみながら、ゆっくりとお湯に浸かるのも素敵ですね。

子どもの好きなメニューにする

子どもの日というと、柏餅やちまきが思いつくママも多いでしょう。しかし小さな子どもにお餅を食べさせるとのどに詰まらせる危険もありますし、食べたがらない子どももいますよね。

ちまきもその味付けが苦手という子どもがいるかもしれません。この場合、無理に柏餅やちまきを食べるのではなく子どもの好きなメニューにするのも名案ですよ。

いつもの料理も、こいのぼりの形をしたデコレーションにするだけで特別感が増しますね。海苔や野菜を使ってかたどってみるのもよいですし、つまようじに小さな折り紙で作ったこいのぼりを貼ってご飯の上に立てるだけでも子どもは喜びます。

何が食べたいか子どもに聞き、子どもを主役にしたメニューを考えてみましょう。

まとめ

こいのぼりの歌が2種類(「やねよりたかい〜」と「いらかのなみ~」)があることを、はじめて知ったママも多いのではないでしょうか。歌詞の意味や由来が分かると、「1匹1匹に意味や願いが込められていたんだな」と気持ちを込めて歌えるので、知らなかったときより楽しく歌えるかもしれませんね。

また、ただ飾っているだけだったこいのぼりにも、子どもが興味を持ってくれるようになりますよ。上手に歌うことより、歌詞を覚えて歌うことを楽しんでください。
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