こいのぼりの歌は何番まである?歌詞を覚えて子どもと一緒に歌おう
大正時代から歌われている「鯉のぼり」
「いらか」で有名な「鯉のぼり」
その後は、文部省の学習指導要領による共通教材に選ばれ、「新訂 尋常小学唱歌 第五学年用」や「五年生の音楽」などに掲載されました。昭和24年以降は、いろいろな出版社が発行する民間の文部省検定音楽教科書にも掲載されたようです。
誰が作詞をしたのかは現在も不明のままですが、作曲は引田龍太郎さんだといわれています。引田龍太郎さんは東京音楽学校ピアノ科在学中に「鯉のぼり」を作曲したようです。
「鯉のぼり」の歌詞1番〜3番
1、甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり
2、開ける広き 其の口に
舟をも呑(の)まん 様見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり
3、百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち滝に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に踊るや 鯉のぼり
普段話すような言葉ではなく、昔の言葉で作られていますので、ママにとってもどういうメッセージが込められているのか分かりにくいですよね。
「鯉のぼり」の歌詞の意味
1、波のように見える瓦屋根と空の雲
その空間を柑橘系の香りのする朝の風に吹かれて
鯉のぼりが高く泳いでいる
2、大きく開いた鯉のぼりの口が
舟でも飲み込んでしまいそうに見える
ゆったりとなびく尾ひれは
物に動じず力強いように見える
3、たくさんの流れのある滝を登りきれば
すぐさま竜になるにちがいない
私の(親)のように立派になりなさい男の子たち
空を踊るように泳いでいる
百瀬の滝は、中国の黄河上流にある滝(龍門)を意味し、これを登りきることができた鯉だけが龍になれたといういい伝えから、男の子の出世を願っています。
こいのぼりの歌を練習して子どもと歌おう
「こいのぼり」の動画をチェック
キッズボンボンTV
子供の歌シリーズ(日本語歌詞) Japanese songs for children
童謡 『こいのぼりKoinobori』 近藤宮子作詞
「鯉のぼり」の動画をチェック
鯉のぼり
童謡(文部省唱歌)
うた:倍賞千恵子
作詞:不詳
作曲:弘田龍太郎
鯉のぼり
童謡(文部省唱歌)
うた:杉並児童合唱団
作詞:不詳
作曲:弘田龍太郎
子供の歌シリーズ(日本語歌詞) Japanese songs for children
『鯉のぼり』 Koinobori (carp streamer) 文部省唱歌
歌いながら子どもと子どもの日を楽しもう
こいのぼりを手作りしよう
折り方は折り紙の本やネットなどでも紹介されているので参考にしてみましょう。ネットで無料の塗り絵などをダウンロードして印刷し、好きな色や柄にして切り取るのも楽しいですね。
作ったこいのぼりはお箸や菜箸などにくっつけて部屋に飾ると、子どもの日らしくなります。棒にこだわらなくても、紐につけて壁にぶら下げ、ガーラントとして楽しむのもおしゃれですよ。
小さなこいのぼりの飾りが作れるハンドメイド用のキットなどもあります。そういったキットを使って工作してみるのも名案です。
大きなこいのぼりが飾れなくても、室内で楽しむ工夫をしてみましょう。
子どもと一緒に菖蒲湯に入ろう
菖蒲を手に取ると、強い匂いがします。この匂いが邪気を払うと昔から言い伝えられており、菖蒲湯に入ることにより子どもの健やかな成長を願って邪気払いをしたようです。大人は菖蒲を浸したお酒を飲むこともあったそうですよ。
菖蒲は「勝負」と同じ読み方をするので縁起がよいとされたという説もあります。菖蒲湯に浸かると、その香りでリラックス効果も期待できますし、血行促進をうながし肩こりを軽減するともいわれています。
家族で菖蒲の香りを楽しみながら、ゆっくりとお湯に浸かるのも素敵ですね。
子どもの好きなメニューにする
ちまきもその味付けが苦手という子どもがいるかもしれません。この場合、無理に柏餅やちまきを食べるのではなく子どもの好きなメニューにするのも名案ですよ。
いつもの料理も、こいのぼりの形をしたデコレーションにするだけで特別感が増しますね。海苔や野菜を使ってかたどってみるのもよいですし、つまようじに小さな折り紙で作ったこいのぼりを貼ってご飯の上に立てるだけでも子どもは喜びます。
何が食べたいか子どもに聞き、子どもを主役にしたメニューを考えてみましょう。
まとめ
また、ただ飾っているだけだったこいのぼりにも、子どもが興味を持ってくれるようになりますよ。上手に歌うことより、歌詞を覚えて歌うことを楽しんでください。