フランスの定番スイーツタルト・オ・ポム!簡単レシピで子どもと楽しもう
フランスでは、リンゴのタルトのことを「Tarte aux pommes」(タルト・オ・ポム)と呼びます。たっぷりのリンゴを使ったタルト・オ・ポムは、フランス人ママなら必ず一度は作ったことがあるタルトです。揃える材料も少ないですし簡単にできるので、今度の週末にぜひ子どもと一緒に作ってみてくださいね。
リンゴはフランス人がよく食べる果物の一つ
スーパーには色々な種類のリンゴが並ぶ
フランスに来るとよく見かけるのが、リンゴを丸かじりしながら歩いているフランス人です。バゲットを持って歩いているフランス人と同じ頻度で見かけるかもしれません。パリでメトロに乗ると、メトロの中でもリンゴをかじっている人とすれ違う日もよくあります。
フランス人は食事に時間をかけるといわれますが、パリのような都会になるとみんな忙しいので、平日の朝や昼は短時間で済ませたいと考える人も多いです。朝ご飯代わりや小腹が空いたとき、ちょっと甘いものがほしいときに手に取りやすいのがリンゴです。
スーパーに行くと季節に関係なく1年中多種多様なリンゴが青果コーナーの一角を占めていますよ。お店によっては「Fuji」と書かれた「ふじリンゴ」を見かけることもあります。日本の品種はフランスでも人気なようで、見つけると嬉しくなります。
リンゴたっぷり、タルト・オ・ポムのレシピ
クリームを使わないリンゴ100%のレシピ
レストランやカフェでリンゴタルトを注文すると、クリームの入ったリンゴタルトに出会うことが多いかもしれませんね。しかしフランス人が家庭で作るときは、リンゴを惜しまずたっぷりと使った、リンゴ100%のタルトが多いように感じます。今回は、クリームを使わない、リンゴ100%のレシピをご紹介します。
所要時間:60分
【材料】
・リンゴ・・・6個
・砂糖・・・25g
・バニラエッセンス・・・適量
・既製のタルト生地・・・1枚 200~230g (26cm)
・クッキングペーパー
①まずはリンゴのコンポートを作りましょう。リンゴ4個の皮をむき、適当な大きさに切ります。残り2個は後ほど使うので取っておいてくださいね。
②鍋にカットしたリンゴとコップ1杯の水を入れ、形がなくなるまで中火でぐつぐつ煮込みます。リンゴが柔らかくなり型崩れしてきたら、砂糖とバニラエッセンス数滴を足しましょう。必要であれば水を足してください。少し形が残っていても大丈夫ですよ。
③タルト・オ・ポムの表面に飾るためのリンゴを準備します。コンポートを煮込んでいる間に、残り2個のリンゴの皮をむき、スライスしていきます。厚さと大きさが均等になるようにしましょう。
④オーブンを210℃に温めている間、タルト生地を型に広げ、フォークでいくつか穴を開けます。
⑤生地の用意ができたら、中に冷ましたコンポートを入れ、上にスライスしたリンゴを並べていきます。並べ方は自由に楽しんでくださいね。子どもにお手伝いをお願いするのも名案です。オーブンで30分程度焼いたら出来上がりですよ。