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子連れで田舎に移住をしたいママへ。知っておきたいメリットと心構え

子連れで田舎に移住をしたいママへ。知っておきたいメリットと心構え

子どもが生まれて、都会での暮らしに疑問を持ち始めるパパやママも少なくありません。田舎で子育てをしてみたいと考えたとき、どんなメリットやデメリットがあるのか気になりますよね。そこで今回は、子連れで田舎に移住するための心構えを紹介していきます。

子連れでの田舎暮らしを考えたきっかけは?

自然の中でのびのびと子育てを楽しみたい

都会に暮らしていると、働く環境や賃金、交通の便など、基本的には何不自由なく過ごせます。しかし、子どもが生まれたことで、便利な暮らしだけがすべてではないと感じる夫婦も多いことでしょう。

生活の中心が子どもとの暮らしに変わったとき、田舎での暮らしを考えることは珍しくありませんね。自然の中でのびのびと子育てを楽しみたいと思ったら、都会よりも田舎での暮らしを選択したくなります。

田舎には山や川や海など、自然に触れる機会が多く、一歩外に出れば広大な公園のような暮らしが待っているでしょう。また、「田舎は時間の流れがゆっくりしている」とよくいわれますが、のんびりとした気質の人が多いため、親も子どもものびのびと暮らすことができそうです。

田舎でしかできない経験を大切にしたい

都会でできる体験はたくさんありますが、その多くが人工的に用意されたものであるといえます。一方田舎で経験することは、まさに「自然の中の体験」で、一期一会であることがほとんどです。

草木に触れ合い、いつも身近に季節を感じることができるというのは、田舎でしかできない貴重な体験ともいえます。ずっと田舎暮らしという人は気づきにくいかもしれませんが、都会暮らしが長い人にとっては、空気の美味しさ一つさえも感動の経験になるでしょう。

「夜になったら真っ暗になる」「暗い空には星が見える」といった当たり前のことが、田舎でなければ経験できないことなのです。子どものころに田舎でしかできない経験を大切にしたいと思うパパやママが、移住を検討することもあるでしょう。

子どもの疾患を緩和したいと思ったから

アレルギー疾患を持っている人の割合は、国民の約5割に当たるといいます。まさに「国民病」ともいえるアレルギー疾患ですが、特に子どもの罹患(りかん)は深刻な状況にあります。

アレルギー疾患と住環境には密接な関係があるため、子どもの疾患を緩和したいと考えて田舎に移住する家族は少なくないようです。都会の汚染された空気よりも、田舎の澄んだ空気の中で生活する方が、呼吸器系や粘膜系によいといわれています。

また、都会で受ける様々なストレスが、子どもの疾患に関係していることもあります。ストレスは、免疫系やホルモンバランスにも悪影響を及ぼしかねません。人里離れた田舎でゆったりと過ごすことが、子どもの心と体の健康を取り戻すこともあるでしょう。

田舎へ移住をしてよかったと思うこと

土地や家賃が安く広い家に住めた

子どもが生まれて家族が増え、その子どもが成長して大きくなると、だんだんと家が手狭に感じてきますよね。「子ども部屋を作ってあげたいな…」「もっと広い庭があったらな…」と、広い家へのあこがれを抱くママも多いでしょう。

しかし都会で広い家を建てる、もしくは借りるとなると、家計への大きな負担は免れません。その点田舎であれば、都会とは比べ物にならないくらい土地価格や家賃価格が安く済みます。

子ども部屋、広いリビング、広い庭、駐車場など、ゆとりのある住環境を手に入れることができるでしょう。また、田舎は土地が豊富にあるため、マンションよりも一戸建てであることが多いですね。隣近所への騒音などもあまり気にしなくてよいので、子育てするママとしては嬉しい環境です。

地域での関わりが深く温かい関係を築ける

都会は人の出入りが激しく、長く深い付き合いになりにくい環境にあります。程よい距離感がちょうどよいというママもいると思いますが、子育てするうえで地域との関わりをもっと持ちたいと考えるなら、少し物足りないかもしれませんね。

田舎に住む人の多くは、代々そこに住んできたという「地元」の住人であるため、隣近所との関わりが深いものです。地元で採れたものを「おすそわけ」してもらうことも頻繁で、近隣住民と話をする機会も多いでしょう。

また、田舎は都会に比べて圧倒的に子どもが少ないため、幼い子どもを連れていると見知らぬ人に話しかけられることも珍しくありません。子どもは地域の宝として、温かく受け入れてもらえるでしょう。

子どもが色々な生き物と触れ合える

田舎暮らしの醍醐味といえば「自然との触れ合い」ですよね。都会育ちで虫嫌いのママにとっては我慢が必要かもしれませんが、色々な生き物と触れ合える環境は、子どもにとって素晴らしいものになるでしょう。

動物園や水族館でしか見たことのなかったような生き物が身近に共存しているというのは、田舎ならではといえます。子どもは自然とたくましさを身につけるでしょう。

食卓に上がる食べ物が、少し前まで生きていた動物なのだと実感することは、都会では難しいことです。牛や豚や鳥、魚などが、実際に生きている姿を見ることで、命をいただくことのありがたさを感じることもできるでしょう。今注目されている「食育」が、田舎では生活の一部になっているのです。

子連れで移住をする前に覚悟をしておこう

子どもの選択肢を狭めてしまう可能性

子どもが田舎暮らしをすることのデメリットもあります。その一つが進学先の選択肢が少ないということです。そもそも子どもの数が少ないため、学校の数も少ないのです。中には一学年の人数が10人以下という小中学校もあります。

そうなるとクラス替えもないため、多くの友だちと関わる機会は減るでしょう。もちろんその分、同級生との絆は深まりますね。高校以降は自宅から通える範囲の学校が少ないため、学力や能力によっては下宿などが必要になるかもしれません。

学校だけでなく、習いごとや学習塾の数も都会と比べて少ないといえます。子どもの可能性を広げたいと感じたとき、パパやママが遠方の教室まで送迎することもあるでしょう。
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