ブラトップはパジャマになる?ママたちの就寝時インナーの実情
ワイヤー入りのブラジャーと違って、きつい締めつけ感がないブラトップはママの中でも愛用者が多いでしょう。着心地のよいブラトップですが、パジャマとしても着用できるのでしょうか?この記事では、ブラトップの特性やママたちの使用状況についてまとめてみました。
ブラトップのメリットやママたちの使用状況
そもそもブラトップはどんな商品なのか
もともとはユニクロが2008年に発売を開始したもので、トップスとしての役割とブラジャーの下着機能を合わせ持った新しいジャンルの商品として話題になりました。いまではトップスの一大ジャンルとなり、多くのメーカーが商品を展開しています。
その最大の魅力は、快適なつけ心地と背中のホックやワイヤーがないことによる締めつけ感のなさでしょう。見えてもよいデザインのものであれば、それ一枚で手軽に外出することができるため、幅広い年代の方に支持されています。
楽なだけじゃない!ブラトップのメリット
・肌がかゆくなりにくい
敏感肌の人は、下着の締めつけが原因で肌がかゆくなることがあります。ブラトップはワイヤーや背中のホックがないので、そのような問題が起こりにくくなります。
・血行を阻害しない
下着の締めつけが原因で血行が悪くなり、冷え性が悪化したり、胸の形が悪くなって垂れたりすることがあります。その点、ブラトップはやさしく体を包んでくれます。
・洗濯やお手入れが楽
ネットに入れて洗濯したり、手洗いしたりと洗濯に手間のかかるブラジャーに対して、ブラトップは洗濯機で洗えるのでお手入れが楽にできます。
妊娠中や授乳中はブラトップ使用者が多い
妊娠や出産を経て女性の体は大きく変わりますが、バストにも大きな変化がみられるようになります。妊娠中につわりやバストまわりのサイズ変化を実感する中で、より締めつけ感の少ないノンワイヤータイプのブラジャーやブラトップへと変更するママは多くいるのです。
また、妊娠中や授乳中は乳腺の発達や母乳量の増加により、バストの大きさがよく変わります。ざっくりとしたサイズのノンワイヤータイプの授乳ブラや伸縮性のあるブラトップだと、バストのサイズ変化に対応しやすくなりますよ。
寝るときのインナーとブラトップの違いは?
ブラトップは基本的に日中の使用が前提
しかし、ブラトップは基本的に日中に着用することを前提として作られた商品です。何もつけずに寝るよりはましですが、寝た状態のときのバストをホールドする機能としては不十分といえます。
最近販売されているブラトップであれば、脇へのバストの流れを防止する構造になっていたり、アンダーバストを支える工夫もされていたりしますが、あくまで日中の使用に限定した方が無難です。
ナイトブラとブラトップは設計に違いがある
ナイトブラは就寝時に身につけることを前提に作られているため、横になったときに重力のかかる方向や、それによるバストの動きも計算された設計になっています。
一方、ブラトップは起きた状態でつけたときに、バストがブラの中でホールドされるよう設計されています。そのため、寝ている状態で使うとバストを支えきれず、横に垂れてしまうのです。この状態では、バストの形を吊り上げて支えるクーパー靭帯(じんたい)が伸びてしまい、バストが垂れる原因となるのです。
サイズの合う通気性のよいインナーを選ぼう
というのも、就寝中は寝返りなどでバストが大きく揺れます。ブラジャーで動きを軽減して崩れないようにしたり、バストを保つ器官や組織の劣化を防いだりする必要があるのです。
寝るときに使うインナーは、以下の条件を満たすものを選ぶとよいですよ。
・締めつけが強すぎると血流が悪くなってしまうので、ほどよい締めつけ感のものにする
・伸縮性にすぐれ、自分に合ったサイズのものを選ぶ
・睡眠中は汗を大量にかくので、コットンやシルクなど肌触りがよく通気性にすぐれた素材のものにする